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【DIKWモデル】劣化しやすい情報と現代でも役に立つ知識の違いを学ぶ


情報と知識の違いって答えられますか?


簡単にいうと、1年前の新聞を読んだとして、ほとんど役に立たないのが情報で、今でも役に立つのが知識です。


今回は、情報工学の世界で情報を解釈するための『フレームワーク:DIKWモデル』を通して情報と知識の違いを紹介していきます。



フレームワークとは


ビジネスにおけるフレームワークとは、共通して用いることが出来る考え方、意思決定、分析、問題解決、戦略立案などの枠組みのことを指します。

フレームワークには様々なパターンがあり、それぞれ役割が違います。



DIKWモデルとは



情報工学の分野において、情報を解釈するためのフレームワークのことです。

※長岡技術科学大学HPより引用

DIKWモデル

・Wisdom/知恵:知識を正しく認識して価値観やモラルに昇華させたもの

・Knowledge/知識:情報をまとめて体系化したもの

・Information/情報:データを整理して意味づけしたもの

・Data/データ:それ自体では意味を持たない数字記号などのシンボル



DIKWモデルでは、
データ⇒情報⇒知識⇒知恵にレベルアップしていくのです。

情報は生鮮食品・知識はビジネス書


『情報』は生鮮食品と同じで、新鮮なほど価値が高く、時間の経過とともに劣化します。


一方、情報を分析、解釈して得られる『知識』は時間が経過してもそれほど劣化しません。


例えば、53年前に書かれた松下幸之助のビジネス書を読んでも「今でも十分役に立つ」のはそこに書かれているものが『知識』だからです。


※松下幸之助著1968年刊行、累計発行部数510万部を突破し、戦後ベストセラー(単行本、新書ジャンル・出版科学研究所調べ)の第2位

※沼ペンプチ情報

第1位は1981年発行の「窓ぎわのトットちゃん」で580.9万部。
著者は黒柳徹子で自身の幼少時代のアダ名がトットちゃんであり、小学校生活の自伝的物語と紹介。
絵本など含めた総売上は800万部以上、世界35か国で翻訳され中国だけでも800万部以上の売上となりました。


情報はすぐに通り過ぎるので、記憶にも残りません。

2000年代のネット記事なんて、すぐに思い出せないですよね。


でも、2000年代のベストセラー本であれば答えられる人はいると思います。

例:金持ち父さん貧乏父さん/チーズはどこへ消えた?など


このように記憶に残りにくく、通り過ぎるネット情報よりも、自分の役に立つビジネス書の知識を大切にしていきましょう。



最後に


今回は、情報工学の世界で情報を解釈するための『フレームワーク:DIKWモデル』を通して情報と知識の違いを紹介しました。


DIKWモデルとは、情報工学の分野において情報を解釈するためのフレームワークのことであり、データ⇒情報⇒知識⇒知恵の順にレベルアップしていきます。


ネットなどで手に入る『情報』は生鮮食品と同じで、新鮮なほど価値が高く、時間の経過とともに劣化します。


一方、ビジネス書の情報を分析、解釈して得られる『知識』は時間が経過してもそれほど劣化しませんでした。

頭に入った情報をそのままにせず、実生活に役に立つ知識にすることによって、記憶に定着させることが出来ます。


わたしたちも、流れやすいネット情報ばかり追いかけるのではなく、ビジネス書など役立つ知識を積極的に学んでいきましょう♪

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