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すてきなことを描く人たち

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noteで遭遇した、すてきなことを描く人たちを集めてみました。 同じようにすてきだなぁ、と感じて貰えたらとても気持ちがいいです。
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2020年7月の記事一覧

海を見る必要の話

通勤に使っている電車が絶景電車だっていう話です。

今の職場で働き始めてもうすぐ3年。わたしの家から最寄り駅まで、地下鉄でもJRでも行けるんですが、2年間は地下鉄で通っていたんです。

JRと比べて定期代が安いから地下鉄の分しか交通費が出てないという理由と、地下鉄だと始発駅だから座って行けるっていう理由でそうしてたんですが、1年前からJRに変えてみたんです。

きっかけは、JRの方が降りてから職場

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僕のとなりはおばあちゃん

僕のとなりはおばあちゃん

3年生になった。

3年2組だった。

“畑中シュウタ”

僕の名前の書いてある席は、縦から見ても真ん中、横から見ても真ん中、ド真ん中の席。新学年になる時はいつも名前順に席が決まるから、学年が変わる時は決まってド真ん中の席になる。

となりは誰かな、と思って、机に貼ってある名前シールを見ると

“広田ツル”

と書いてあった。

ツル?珍しい名前。僕と同じカタカナだし。

「シュウターー!!また同

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【Bar S 】episode20 世界一ビールを美しく呑む女

【Bar S 】episode20 世界一ビールを美しく呑む女

12月の始め、タツヤとケンがカウンターで語り合っているとき、1組のカップルが店の扉を開けた。

ナオトとマユミ。29歳、同い歳のカップルだ。ふたりはケンと同じ高級マンションの住人で、どうやらナオトの母親が自営で稼いだお金で買ってくれたようだ。

私は早速、例の作戦を実行することにした。

まず、最初のトークでケンと同じマンションだという事がわかったので、後は簡単だった。会話が途切れそうになったら、

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1分で読める短編:魚の幻

1分で読める短編:魚の幻

 もうすぐ世界が終わってしまうのは仕方のないことだ。どうせみんな消えてしまうのなら、せめて最後にあたたかい幻を見たい。

 田舎道、遠くに見える電波塔を指差して「東京タワー!」と笑う子どものような。昔読み聞かせてもらった絵本に、大人になってから偶然出会った時のような。

 そんなことを考えているうち、気づけば私は砂浜に居た。周りには、同じように日の出を待っているであろう人たちが5、6人居た。彼らの

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