マガジンのカバー画像

臨床実習指導のネタ帳

109
臨床実習指導のネタを公開します! あなたの共有情報も歓迎! https://otjyuku.net/blog/magazine/test.html
運営しているクリエイター

#臨床共育

学生の学びが本気に変わる3つのタイミング

学生の学びが本気に変わる3つのタイミング

いまいち、学生さんの本気度が伝わってこない。

そんな時がありますよね。

だったら、バイザー・教員は一工夫してみなければね。

学生さんの学びが本気に変わるタイミング……

1:困った時
困ってもいないのに、いくら無理やり
教えようとしても、学ぼうとしません。「困ってるのはわかってる!」

それは、バイザー・教員の立場だから云える事。
学生さんは、手段に困っていても、
困っている本質には気付いて

もっとみる

ピントはずれていないか?

最近、写真を撮る際に、自分でピント合わせをしなくなりましたね。

スマホの画面をタッチすれば、オートフォーカスされて、
あっという間にピントが合ってしまう。

もしかすると、
ピントを合わせるという言葉の意味が通じないんじゃないか?
そんな世代も出てくるのではないかと思ってしまう程です。

そう、昔のカメラは自分の手でピントを絞り、
焦点を合わせました。

ピントや焦点は、自動で調整されるのが当た

もっとみる
開始のゴングはコレじゃあダメだ!

開始のゴングはコレじゃあダメだ!

実習指導や後輩育成に情熱が傾くタイミングって、ありますか?

これが僕にはやや特殊な条件下で特に発現する。

「いやいや、ちょっとまて!
 それをやっちゃあマズイだろ!」

そんなトンデモ学生さんは、特に熱が入りそうになってします。

それこそ、試合開始のゴングがカーンと聞こえた気がしてしまいます。

言わずもがな、僕はもともと超がつくほどの落ちこぼれ学生をしてきました。

おかげさまで、僕が助け

もっとみる
スキルが上がるとモチベーションが下がる

スキルが上がるとモチベーションが下がる

スキルアップは誰もが望みますよね。

特に療法士は技術を上げることに尽力する傾向があります。

しかも、そのほとんどの療法士は、
ある程度出来るようになると、
飽きてしまうようですね。

途端にモチベーションが下がってしまいます。

ドーパミンが前頭前野に作用し、
「得られないけど、それを得る為に頑張っている」
状態が、最も意欲的な脳になっています。

そのため、脳の機能上ある程度は仕方ないともい

もっとみる
臨床共育に懸ける想い

臨床共育に懸ける想い

みなさん、こんにちは。
臨床共育メンター®︎齋藤信です。

今日は、齋藤の臨床共育に懸ける想いをお伝えします。
かつて、メンターがいいのか、アドバイザーがいいのか、悩んでいた時期のものですが、想いは、変わりません!

動画で見る >>> https://youtu.be/Lyp0ZCx1WAw

「はやく先生のようなバイザーに会いたかった」

そんな感想までいただきました。
非常に嬉しいことです。

もっとみる
王道と邪道

王道と邪道

王道と邪道という言葉をきいたことはありますか?

言葉をイメージしてみてください。

邪道って……
唆られるというか、
どこか魅力を感じませんか?

「効果的なテクニック」のようであったり、
「魔法の薬」のように、
問題が一気に解決しそうな気がしてきますよね。

対して、王道というと、
マンネリ化していたり、陳腐なものだったり、
昔から伝統的に行われている事で、
古くさい印象すらありますね。

もっとみる
心のブレーキを解放しよう!

心のブレーキを解放しよう!

残念なことに、学生さんのほとんどは、
心にブレーキを踏んだ状態で実習にくる。

原因は「評価される」から。

実習の結果次第で、
進級できないことだってある。

確かにその通りだし、
身近な先輩がそうやって苦労してきた情報ばかりが
耳に残る。

別な例だが、こんな体験はしたこと無いだろうか?

友達と話をしていると、
ついつい誰かの不幸話に花が咲く。

やれ、誰が誰と付き合って別れた。
やれ、ちょ

もっとみる
あなたが臨床教育で手に入れるべきもの

あなたが臨床教育で手に入れるべきもの

今日は何よりも重要な話をします。

これまで、
僕はたくさんの指導ネタ、ノウハウ、
脳科学テクニックをお伝えしてきました。

ですが、それらはやはりネタでしかありません。

重要なのは、
もっと別なところにあるんです。

この話題をするとき、
僕はマクドナルドを例に出します。

『マクドナルドの一番の商品は
 いったい何であるか?』

少し考えてみてください。

 ・安い商品? NO!
 ・ゆっく

もっとみる
療法士リーダー10の習慣 2012[無料公開版]

療法士リーダー10の習慣 2012[無料公開版]

*注意*こちらは「療法士リーダー10の習慣2018年改定版」の無料公開版です。
無料版なので、追記や更新はいたしません。
また、2012年執筆当時の考えや内容です。
JIR協会は現在「一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会(IAIR)」であり、現会長は創始者の仲村ケイではなく、二代目の森本義朗会長です。
現在のIAIRの考え方とは異なる表現をしている部分もあります。
更新され続ける現在の考え

もっとみる
臨床教育に対する古い見方を全て捨て去るときが来ました

臨床教育に対する古い見方を全て捨て去るときが来ました

あなたは、
今の臨床教育をどう思いますか?

臨床の現場は日々動いており、
教育に力を入れたいけど、
できずにいるのが現状ではありませんか?

それだけならまだしも、

学生の視点から見ても明らかにおかしな事をしていて
その後、その施設に新人が誰も寄り付かない

なんてことだって起きています。

なぜ、高圧的な指導者がいるのでしょう?

なぜ、常にイライラしているのでしょう?

なぜ、説明もせずに

もっとみる
愛のある臨床教育を

愛のある臨床教育を

さて、この数回、
僕の歴史や、考え、経験の一端をお伝えしてきました。

じゃあ、結局僕はなにをしたいんだよ!

ってことですよね。

ぼくがやりたいこと、
それは……

 ・臨床教育を変える。
 ・落ちこぼれにされてしまった学生に本物の学びを伝える。
 ・落ちこぼれ療法士に逆転劇の主人公になってもらう。

これです。

僕が行なう目標の具体化セミナーでは、
自分だから救える人は誰か、を徹底的に浮き

もっとみる
結局欲望か?

結局欲望か?

人と関わる限り、『欲』とは切手も切れない関係です。

欲求それ自体は、
生物にプログラミングされた機能の一つです。

それを否定することは、
誰にも出来ないでしょう。

事実、僕がこれまで取ってきた行動で、
全くの無欲。
無私の感情で行動できた事はあったのかと言えば、
自信がありません。

そんな観点からも、
実習指導や、後輩の指導。
そこに関わる人と人のなかに、
欲=欲求を含めて考えるべきなんで

もっとみる
僕には恐れがあった

僕には恐れがあった

学びにもっと楽しさを!
学びをエンターテイメントする!

今、僕自身が立ち向かっているテーマです。

でも『学ぶ楽しさを伝えたい』に行き着くには、
少しばかり時間がかかりました。

臨床実習指導を始めた頃、
僕はまだ臨床4年目。

右も左もわからない。
甘ちゃんな社会人4年目でもありました。

そんななかで、
初めてもった学生さんは、ぼくより年上。
僕が27歳で、学生さんは30代。

落ちこぼれで

もっとみる
罪悪感を感じた時

罪悪感を感じた時

あなたは感じたことはありませんか?

患者さんに、『申し訳ない』と……

僕は、いつも感じていました。

もともと精神科の現場で作業療法をしてきたわけですが、
ただ、作業活動が好きだから、という理由で選んでしまったこともあり、
現場の問題に直面すればするほど、甘かったな、と思いました。

ですが、それ以上に感じたことは、
患者さんに『申し訳ない』と思い始めたことです。

僕自身の甘い気持ちに気付い

もっとみる