ちゃん

とある音声売り人の平凡な感情。基本的にフィクションです。自分が声にしたい文字を書いてい…

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とある音声売り人の平凡な感情。基本的にフィクションです。自分が声にしたい文字を書いています。エブリデイおセンチの豆腐メンタルピーターパン ♦︎note作家さんの素敵エッセイを音声化させていただいたものをYouTubeに上げてみました。

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記事一覧

好きのための嫌い

年々お酒を好きになっている。 とはいってもそんなにたくさん飲めるわけではないので「弱いけど味が好きなんです」ということにしている。が、その実理由はそれだけではな…

ちゃん
13日前
5

いい加減にしろ

自分へ。 何度も何度も何度も、“なぜ自分なんだろう”が湧いてしまう。 仕事でもそう。プライベートでもそう。 わたしがわたしであることの理由を完璧に理解した上で、そ…

ちゃん
3週間前
3

推しは良い

今回の記事は、紛れもなくただのお笑いファンとしての文字。 お笑いライブが好きだ。 推しの新ネタライブに行った。 駅に向かうまでの道中で改めて思った。 わたしはお笑…

ちゃん
3週間前

創作者の日常

作家の千早茜さんが好きすぎる。 確かインスタで知ったんじゃなかったかな。 新刊で揃えるべきところ中古ばかりで後ろめたくもあるのだけれど、古本屋を覗くたび千早さん…

ちゃん
1か月前

「いただきました」を言う側

ここのところ、自主創作が楽しい。 ようやく心の安定を自分で図れるようになったのだろう。元々はずっとこうだったのにね。 今回の制作を通して思ったことを残しておきたく…

ちゃん
1か月前

基本的にひとりで埋まる

後輩と長電話をした。 知り合って8年になる。もうそんな経ったのか。今書きながらびっくりした。 彼女はいつもわたしに急に連絡をしてくる。 「週末ご飯行けませんか?」…

ちゃん
2か月前
7

本の整理を

している。 疲れたからここに逃げてきた。 わたしの中で本の種類は大きく分けていくつかある。下記の通り。 ①読み終わったもの、好きなもの、また読みたいもの ②読み終…

ちゃん
2か月前
7

文章を、書いてしまう

時間を溶かしていた休日の夕方、Yahoo!知恵袋で遭遇した質問。 『小説家になりたいのですが、自分で書いたものを恥ずかしく思ってしまいます』。なるほどそういう人もいる…

ちゃん
2か月前
2

みんなに優しい、太陽みたいな君へ

特別好きだと思う人がいる。 好きなものが似ていたり合う部分もあれば、根本からして正反対の違う価値観を持っていたりもする。 ただ流れる空気感が穏やかで、何より話し…

ちゃん
3か月前
1

眠りにつくまでの時間

「夜眠れない」が口癖だ。 もちろん「朝が苦手」はお察しの通り。 3時4時に眠るのがいつものこと。 なぜか昨日は23時頃に眠くなりそのまま布団に入って全てを点けた状態で…

ちゃん
5か月前

30歳で死ぬと思っていた。

先日3月2日、31歳になった。 童顔ゆえに舐められることに敏感で、25の時には28歳ですと公言していた。28の時には30ですと言っていて、30になったばかりから31ですと言って…

ちゃん
6か月前
11

全方位美人の性

わたしはふだんあまり人に人の陰口を言わない。 なぜなら、心底つまらないからだ。面白くない。 発する本人のストレス解消以外、いいことがひとつもない。まぁそれが本来の…

ちゃん
6か月前
1

独りよがりは良くないので

帰り道、人と人の関わりの話。 人によって2種類ある。 方向が同じなら途中まで一緒に帰る人。 取り急ぎ1人になりたいって人。 わたしは前者だ。 ただ後者の方の気持ちも…

ちゃん
7か月前
2

合ってますか?合ってます。

初詣というには遅すぎる1月の中旬。 鶯谷駅で初めて降りた。 向かった先は小野照崎神社だ。 行ってみようと思った理由は単純明快、長年の推しAマッソの加納さんがここ数年…

ちゃん
7か月前
1

理由をつけてでも会いたい人

友達が少ない。 中でも、気軽に相談できる同性は1人もいない。 こっちの都合で呼び出して「ちょっと聞いてよ今彼氏がさ〜」なんてのはもってのほかだ。 女友達も高校まで…

ちゃん
7か月前
2

休み経てのこと

2024が始まってもう10日も経った。 クリスマスから年末、そして年始にかけてその感じがまるでなかった。それらしいベタをベタにやってはみるものの、何も感じない。サービ…

ちゃん
7か月前
1

好きのための嫌い

年々お酒を好きになっている。
とはいってもそんなにたくさん飲めるわけではないので「弱いけど味が好きなんです」ということにしている。が、その実理由はそれだけではない。

20歳の頃、ウイスキーはハイボールにしても病院の味がすると思っていたし、アサヒスーパードライしか飲まない父の影響からビールは全てスーパードライの味なのだと思っていた。結果、たどり着いたのが梅酒だ。梅酒しか飲まなかった。

今は、米焼

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いい加減にしろ

自分へ。

何度も何度も何度も、“なぜ自分なんだろう”が湧いてしまう。
仕事でもそう。プライベートでもそう。
わたしがわたしであることの理由を完璧に理解した上で、その役目を全うしたいからだ。
もう諦めるべきなのだろうか。職業病とか、そんなレベルではない。さすがにその域を超えている気がする。

♦︎

IT関連の会社に勤める友人がいる。
その週は新しいシステムの立ち上がりで忙しくなると前々から薄っす

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推しは良い

今回の記事は、紛れもなくただのお笑いファンとしての文字。

お笑いライブが好きだ。
推しの新ネタライブに行った。

駅に向かうまでの道中で改めて思った。
わたしはお笑いライブに1人で行くのが好きだ。
お笑いに疎い誰かとテレビスターを見にルミネに行くのも好きだけど。
でもそれ以上に、その何倍も、1人で行って、1人で見て、寄り道もせず1人で帰ってくるのが好きだ。

例え休日であろうと、誰かと出かける予

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創作者の日常

創作者の日常

作家の千早茜さんが好きすぎる。

確かインスタで知ったんじゃなかったかな。
新刊で揃えるべきところ中古ばかりで後ろめたくもあるのだけれど、古本屋を覗くたび千早さんの本がないか探している。あれば1冊づつ買うと決めている。
これを繰り返して1年は経ったと思う。

今読んでいるのは今年発売されたエッセイだ。
これまで千早さんの小説しか読んでこなかったから、エッセイ本…どうだろうと思いながら手に取った。

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「いただきました」を言う側

ここのところ、自主創作が楽しい。
ようやく心の安定を自分で図れるようになったのだろう。元々はずっとこうだったのにね。
今回の制作を通して思ったことを残しておきたくて。書くね。あんまりまとまらないかも。

これまでずっと自分で何かを作ろうとするとき、なんでもひとりでやりたいと思ってきた。けれどその中で絶対にひとりではできないことがあったりもして。最近はできない解消にあたり、その道の知識を持った能力の

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基本的にひとりで埋まる

後輩と長電話をした。
知り合って8年になる。もうそんな経ったのか。今書きながらびっくりした。

彼女はいつもわたしに急に連絡をしてくる。
「週末ご飯行けませんか?」「今電話できますか?」
会う日時の約束とどこに行くかしかやりとりしない。

わたしは雑談LINEの無意味なやりとりがとてつもなく苦手だ。決めたいことが一向に決まらず返信が遅いとなるともう苦手も苦手。必要なやりとりを必要な瞬間にだけしたい

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本の整理を

している。
疲れたからここに逃げてきた。

わたしの中で本の種類は大きく分けていくつかある。下記の通り。

①読み終わったもの、好きなもの、また読みたいもの
②読み終わったもの、好きなもの、でもきっとしばらく読まないもの
③読み終わったもの、もう読まないもの
④今読んでるもの
⑤今読んでるものが落ち着いたら読みたいもの
⑥読みたいけど当分読まなさそうなもの、もらいもの
⑦読み終わった漫画、また読み

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文章を、書いてしまう

時間を溶かしていた休日の夕方、Yahoo!知恵袋で遭遇した質問。
『小説家になりたいのですが、自分で書いたものを恥ずかしく思ってしまいます』。なるほどそういう人もいるんですね。

そういえばわたしは自分で書いたものに対して恥ずかしいと思ったことは一度もない。わりかし、というよりも常人の域を超えて、クサい言葉で何でもかんでも文字に起こしてしまう自覚はあって、恥ずかしいやつだなと周りに思われることはも

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みんなに優しい、太陽みたいな君へ

特別好きだと思う人がいる。

好きなものが似ていたり合う部分もあれば、根本からして正反対の違う価値観を持っていたりもする。
ただ流れる空気感が穏やかで、何より話していて楽しい。直感というのは概ね信じていいものだと思えてならない。

世間一般よりもはるかに人を好きになりやすい自覚があるけれど、それを差し置いてもなおわたしはその人のことを好きになっていたと思う。

好きな理由はたくさんあるが、思うこと

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眠りにつくまでの時間

「夜眠れない」が口癖だ。
もちろん「朝が苦手」はお察しの通り。
3時4時に眠るのがいつものこと。

なぜか昨日は23時頃に眠くなりそのまま布団に入って全てを点けた状態で寝落ちした。
1時に起きてこたつと暖房と電気を消した。
やっちまったなと思うのも、まぁ、いつものこと。
今朝は7時に起きた。こんなことは滅多にない。

わたしは、朝が苦手ということよりもそもそも眠ることが苦手だ。もっと言うと、眠るま

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30歳で死ぬと思っていた。

先日3月2日、31歳になった。
童顔ゆえに舐められることに敏感で、25の時には28歳ですと公言していた。28の時には30ですと言っていて、30になったばかりから31ですと言っていた。
そしていよいよ、本当に31歳になった。
今は31で妥当って感じがするなぁ。
しばらくは本当の年齢で自己紹介していくことにしよう。

上京した18歳の頃、わたしは30歳で死ぬと思っていた。
“30”は18の自分にとって

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全方位美人の性

わたしはふだんあまり人に人の陰口を言わない。
なぜなら、心底つまらないからだ。面白くない。
発する本人のストレス解消以外、いいことがひとつもない。まぁそれが本来の目的なんでしょうけれど。

さらにわたしは、自他共に認める八方美人だ。
誰にとっても正解でありたい。瞬時にその人が欲しがっている返答を出してあげたい。

八方美人のいいところは、みんなと分け隔てなく同列に仲良しでいられるところだ。どのグル

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独りよがりは良くないので

帰り道、人と人の関わりの話。
人によって2種類ある。

方向が同じなら途中まで一緒に帰る人。
取り急ぎ1人になりたいって人。

わたしは前者だ。
ただ後者の方の気持ちも分かる。

察するなりこちらから率先して「じゃあこれで」って言うようにしてはいるけど、わたしは帰り道が一緒なら行けるところまで一緒にいたい。

なぜかって、仕事中は普通に話してたのに、終わったとたんはい他人!ってなるの、何となく変な

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合ってますか?合ってます。

初詣というには遅すぎる1月の中旬。
鶯谷駅で初めて降りた。
向かった先は小野照崎神社だ。

行ってみようと思った理由は単純明快、長年の推しAマッソの加納さんがここ数年毎年この神社に行っているからだ。
小野照崎神社は、渥美清さんが寅さん役を掴んだきっかけとなった断ち祈願の名所(?)として知られている。断つものを宣言し願掛けをするとご利益があるらしい。
Aマッソはこの数年で明らかに売れたし、1年間の砂

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理由をつけてでも会いたい人

友達が少ない。
中でも、気軽に相談できる同性は1人もいない。
こっちの都合で呼び出して「ちょっと聞いてよ今彼氏がさ〜」なんてのはもってのほかだ。

女友達も高校まではいた気がする。学校生活を送る以上約束なしに毎日顔を合わせるのだから、そりゃあそう。大人は相談するのにも時間とお金が必要になるわけだな。あぁ今さら気づいたな。
世間ではガールズトークに花を咲かせる女友達なんて本当に現実に存在しているので

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休み経てのこと

2024が始まってもう10日も経った。

クリスマスから年末、そして年始にかけてその感じがまるでなかった。それらしいベタをベタにやってはみるものの、何も感じない。サービス業でもなければ世の長期休暇も関係ない。わたしの年末年始は、なんら至って普段と変わりなかった。
幼少期にあったあの胸のときめきをもう一度味わいたいもんだ。

2022年の終わり、わたしは人生史上最悪だった1年の振り返りをした。
遅れ

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