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山奥の男子大学生/サッカー,野球,筋トレ,釣り,料理,お菓子作り,読書,エッセイ(似ッ…

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山奥の男子大学生/サッカー,野球,筋トレ,釣り,料理,お菓子作り,読書,エッセイ(似ッ非イ)

マガジン

  • 音楽と僕

    好きな音楽、好きだった音楽を通して人生を振り返る。

  • エセ、エッセイ。

    個人的お気に入り?エッセイ?エセ?

  • 嫌われ者でも美味しく食べたいシリーズ

    釣りにおける外道を美味しく食べるお話です。

記事一覧

人生RPG

10代のどこかで何者にもなれないと気づいた。 私には飛び抜けた才能はなく、血の滲む努力もできなかった。小さい頃は何にでもなれる気がしていた。そんな風に育てられたし…

osamu_dasai
10日前
1

音楽と人と生きる

※これは「音楽と僕」シリーズの最後ですが、最終回だけ見ても満足できるタイプのやつだと思います。 これまで8本にわたって音楽のことを書いてきた。音楽を通してこれま…

osamu_dasai
1か月前
8

音と人生を楽しむ8

※これは「音楽と僕」シリーズ8本目ですが、これだけ読んでも大丈夫です。多分。 失恋から立ち直った21の冬、ボカロ曲、歌い手という未知のジャンルを聞き始めた。それよ…

osamu_dasai
1か月前
3

音と人生を楽しむ7

※これは「音楽と僕」シリーズの7本目ですが、これだけ読んでも特に支障はないです。1から読むのは長いですからね。 二十歳の秋に失恋して目の前が真っ暗になった。12月…

osamu_dasai
1か月前
3

音と人生を楽しむ6

これは「音楽と僕」シリーズの6本目ですが、これだけ読んでもお楽しみいただけると思います。 大学生になった私は人生で初めてアルバムというものを購入した。それは藤井…

osamu_dasai
1か月前
4

音と人生を楽しむ5

※これは「音楽と僕」シリーズの5本目ですが、これだけ読んでも問題は全くありません。 高2の冬は人間不信だった。この頃はどんな曲を聞いていたかあまり覚えていないし…

osamu_dasai
1か月前
1

音と人生を楽しむ4

※これは「音楽と僕シリーズ」の4作目ですが、これだけ読んでも特に問題はないと思います。 高校生になっても自分は相変わらずRADを聞いていた。高1の頃で他に聞いたとす…

osamu_dasai
1か月前
2

音と人生を楽しむ3

※これは「音と人生を楽しむ」 「音と人生を楽しむ2」の続きですが、これだけ読んでも特に問題はありません。 中学1年の冬(だったと思う)、同じ部活で出来た友人の家に遊…

osamu_dasai
1か月前
4

音と人生を楽しむ2

※これは「音と人生を楽しむ」の続きです。 ここからは好きな曲の話を具体的にしていこうと思う。最も古い記憶は、MONKEY MAJIC の「Around The World」。これは最遊記と…

osamu_dasai
1か月前
2

泳げどこまでも

osamu_dasai
2か月前

音と人生を楽しむ

30,000分=500時間、これは去年私がSpotifyで音楽を聞いた時間だ。これはユーザーの中でもかなり多い方らしい。私が暇な大学生であることが、それだけ多くの時間を使える大…

osamu_dasai
3か月前
6

No Promises to Keep

最近私の心はざわついている。 その理由はファイナルファンタジー Ⅶ リバース。 多くの人が一度は聞いたことがあるFF(ファイナルファンタジー)というRPGゲーム。その中…

osamu_dasai
3か月前

思考、散らかり、海のように

海が好きだ。私は海と山の間にある田舎の町で育った。家、通学路、いつも近くに海があった。友人と海へ泳ぎに行ったり、釣りに行ったりするのが好きだった。辛い時は海辺で…

osamu_dasai
3か月前
5

1999、大晦日

1999年は異様な年だった。3月には北朝鮮の工作船による日本領海侵犯があり、9月には国内初の臨界事故があった。また、6、7月の失業率が過去最悪を記録するなど、バブル崩壊…

osamu_dasai
4か月前
3

生きる意味捜索隊

 とある授業レポートで自由度が高いのを良いことに、生きる意味について深夜テンションで書いたことがあった。もう3年半ほど前に書いた文章だが、一部修正、抜粋してnote…

osamu_dasai
4か月前
4

井の中の蛙、大海で活きる

どこで見たかは忘れてしまったけど、「井の中の蛙になれない世界が、子どもの自己肯定感を下げている」という言葉が印象に残っている。まさにその通りだと思う。今の世の中…

osamu_dasai
4か月前
4
人生RPG

人生RPG

10代のどこかで何者にもなれないと気づいた。

私には飛び抜けた才能はなく、血の滲む努力もできなかった。小さい頃は何にでもなれる気がしていた。そんな風に育てられたし、実際自分の努力次第で、ある程度の夢は叶えられるところにいたと思う。私はそれら全てを擲ってしまった。その事実に気づいたのが、10代の後半に差し掛かった頃だった。

人生は長い。10代の後半で現状を見つめ、心機一転、頑張ったとしたら、まだ

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音楽と人と生きる

音楽と人と生きる

※これは「音楽と僕」シリーズの最後ですが、最終回だけ見ても満足できるタイプのやつだと思います。

これまで8本にわたって音楽のことを書いてきた。音楽を通してこれまでの人生を見つめ、それと同時に自分を通して音楽を見つめなおしてきた。こんなに長い時間をかけてやってきたのは、「私にとって音楽とは何か?」という問いの答えを見つけるためだ。1本目を書いているときには分からなかったが、今なら少しは文字にできる

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音と人生を楽しむ8

音と人生を楽しむ8

※これは「音楽と僕」シリーズ8本目ですが、これだけ読んでも大丈夫です。多分。

失恋から立ち直った21の冬、ボカロ曲、歌い手という未知のジャンルを聞き始めた。それより前から、「千本桜」やEve「心予報」など少しだけ知ってはいたが、そのジャンルをあえて聞いてみようとしたことはなかった。これは自分の常識に囚われず新しい挑戦をしていこうと、失恋から立ち直る中で決めたことが大きく影響した。

新しいジャン

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音と人生を楽しむ7

音と人生を楽しむ7

※これは「音楽と僕」シリーズの7本目ですが、これだけ読んでも特に支障はないです。1から読むのは長いですからね。

二十歳の秋に失恋して目の前が真っ暗になった。12月のある日、尊敬している人がMr.Childrenの「渇いたkiss」をオススメしてくれた。歌詞とメロディー全てがその時の私の心に突き刺さった。電車の中で涙を堪えながら聞いたのを覚えている。

私は失恋すると失恋ソングをよく聞く。それは正

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音と人生を楽しむ6

音と人生を楽しむ6

これは「音楽と僕」シリーズの6本目ですが、これだけ読んでもお楽しみいただけると思います。

大学生になった私は人生で初めてアルバムというものを購入した。それは藤井風の1stアルバム、HELP EVER HURT NEVERだ。藤井風はこの先とんでもなく有名になるという、確信に近い何かが私の中にあり、この時代にあえてCD版を購入した。ついでにTシャツも購入し、今でも夏場はよく着ている。

そのアルバ

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音と人生を楽しむ5

音と人生を楽しむ5

※これは「音楽と僕」シリーズの5本目ですが、これだけ読んでも問題は全くありません。

高2の冬は人間不信だった。この頃はどんな曲を聞いていたかあまり覚えていないし、なんとなく記憶がぼんやりしている。私は悩み事があると歩きながら考える癖がある。普段は自転車通学だったが、この頃は車で送ってもらって帰りは1時間以上かけて歩くことがしばしばあった。その時間はずっと音楽を聞いていたはずだが覚えていない。人の

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音と人生を楽しむ4

音と人生を楽しむ4

※これは「音楽と僕シリーズ」の4作目ですが、これだけ読んでも特に問題はないと思います。

高校生になっても自分は相変わらずRADを聞いていた。高1の頃で他に聞いたとすれば古い曲くらいだろう。父親が好きな浜田省吾やサザンオールスターズなどを聞いていた。運転が好きな父親で小さい頃は車で旅行することが多かった。そのとき車内で流れていた曲は今でも鮮明に覚えている。浜田省吾なら「もうひとつの土曜日」サザンな

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音と人生を楽しむ3

音と人生を楽しむ3

※これは「音と人生を楽しむ」
「音と人生を楽しむ2」の続きですが、これだけ読んでも特に問題はありません。

中学1年の冬(だったと思う)、同じ部活で出来た友人の家に遊びに行った。その時に友人が聞いていた曲がRADWIMPSの「億万笑者」「おしゃかしゃま」だった。友人の紹介というありきたりな音楽との出会いだったが、それが自分の人生にとてつもない影響を及ぼすことになった。

RADに出会い、衝撃を受け

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音と人生を楽しむ2

音と人生を楽しむ2

※これは「音と人生を楽しむ」の続きです。

ここからは好きな曲の話を具体的にしていこうと思う。最も古い記憶は、MONKEY MAJIC の「Around The World」。これは最遊記というドラマ、映画の主題歌で、2006年リリースの曲だ。最遊記は人生で初めて好きになったドラマであり、初めて観に行った映画でもあった。それから長らくこの曲のことを忘れていたが、中学生になりYouTubeで音楽を

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音と人生を楽しむ

音と人生を楽しむ

30,000分=500時間、これは去年私がSpotifyで音楽を聞いた時間だ。これはユーザーの中でもかなり多い方らしい。私が暇な大学生であることが、それだけ多くの時間を使える大きな理由だが、音楽を四六時中聞いている自覚はある。Spotify以外にYouTubeなどで音楽を聞くこともしばしばある。家にいる時や移動中など、私の生活は常に音楽と共にある。今回はそんな音楽と自分の関わりついて書こうと思う。

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No Promises to Keep

No Promises to Keep

最近私の心はざわついている。

その理由はファイナルファンタジー Ⅶ リバース。

多くの人が一度は聞いたことがあるFF(ファイナルファンタジー)というRPGゲーム。その中で特に有名なのが1997年発売の FF Ⅶ 。そんな名作のリメイクが3部作になって進んでいる。元々1つだったゲームを3つに分けてリメイクするというのは、なかなか珍しい試みだと思う。その1作目 FF Ⅶ リメイク は2020年に発

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思考、散らかり、海のように

思考、散らかり、海のように

海が好きだ。私は海と山の間にある田舎の町で育った。家、通学路、いつも近くに海があった。友人と海へ泳ぎに行ったり、釣りに行ったりするのが好きだった。辛い時は海辺で沈む夕日を見て、何度も生きる勇気をもらった。大学からは気軽に海へ行けないが、実家に帰ると毎日のように釣りに出かけている。魚を釣るのも、魚を調理して食べるのも好きだが、正直釣れなくても全く問題ない。ただ海辺で波の音を聞いて過ごす時間が好きだ。

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1999、大晦日

1999、大晦日

1999年は異様な年だった。3月には北朝鮮の工作船による日本領海侵犯があり、9月には国内初の臨界事故があった。また、6、7月の失業率が過去最悪を記録するなど、バブル崩壊後の不景気が続いていた。

そして何よりノストラダムスの大予言があった。7月に恐怖の大王が空から降りてくると言われており、起こること全てが「世紀末現象」と呼ばれていた。そのことはその年の漢字に「末」が選ばれていることからもわかるだろ

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生きる意味捜索隊

生きる意味捜索隊

 とある授業レポートで自由度が高いのを良いことに、生きる意味について深夜テンションで書いたことがあった。もう3年半ほど前に書いた文章だが、一部修正、抜粋してnoteに記録したいと思う。↓

 今回生きる意味について書く上での「生きる」は、心臓が動いていて社会生活を営んでいる、というようなニュアンスでいきたいと思う。なぜなら、初めに生きるという言葉の意味をある程度限定しておかないと、その行為自体の意

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井の中の蛙、大海で活きる

井の中の蛙、大海で活きる

どこで見たかは忘れてしまったけど、「井の中の蛙になれない世界が、子どもの自己肯定感を下げている」という言葉が印象に残っている。まさにその通りだと思う。今の世の中は競争相手が多すぎる。

クラスで1番、家族で1番、そういうものが子どもに自信を与える。小さい頃のそんな自信が、自己肯定感を作り上げる。世間知らずというのは悪い意味で使われることが多い言葉だが、必ずしも悪いことではないと思う。

子どもは大

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