osamu_dasai

山奥の男子大学生/サッカー,野球,筋トレ,釣り,料理,お菓子作り,読書,エッセイ(似ッ…

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山奥の男子大学生/サッカー,野球,筋トレ,釣り,料理,お菓子作り,読書,エッセイ(似ッ非イ)

マガジン

  • 音楽と僕

    好きな音楽、好きだった音楽を通して人生を振り返る。

  • エセ、エッセイ。

    個人的お気に入り?エッセイ?エセ?

  • 嫌われ者でも美味しく食べたいシリーズ

    釣りにおける外道を美味しく食べるお話です。

最近の記事

音楽と人と生きる

※これは「音楽と僕」シリーズの最後ですが、最終回だけ見ても満足できるタイプのやつだと思います。 これまで8本にわたって音楽のことを書いてきた。音楽を通してこれまでの人生を見つめ、それと同時に自分を通して音楽を見つめなおしてきた。こんなに長い時間をかけてやってきたのは、「私にとって音楽とは何か?」という問いの答えを見つけるためだ。1本目を書いているときには分からなかったが、今なら少しは文字にできる気がする。前置きはこれくらいにして、問いに答える努力をしていこう。 私は音楽を

    • 音と人生を楽しむ8

      ※これは「音楽と僕」シリーズ8本目ですが、これだけ読んでも大丈夫です。多分。 失恋から立ち直った21の冬、ボカロ曲、歌い手という未知のジャンルを聞き始めた。それより前から、「千本桜」やEve「心予報」など少しだけ知ってはいたが、そのジャンルをあえて聞いてみようとしたことはなかった。これは自分の常識に囚われず新しい挑戦をしていこうと、失恋から立ち直る中で決めたことが大きく影響した。 新しいジャンルを聞き始めると、突然世界は大きく広がる。まだまだ聞いた曲数は少ない私だが、それ

      • 音と人生を楽しむ7

        ※これは「音楽と僕」シリーズの7本目ですが、これだけ読んでも特に支障はないです。1から読むのは長いですからね。 二十歳の秋に失恋して目の前が真っ暗になった。12月のある日、尊敬している人がMr.Childrenの「渇いたkiss」をオススメしてくれた。歌詞とメロディー全てがその時の私の心に突き刺さった。電車の中で涙を堪えながら聞いたのを覚えている。 私は失恋すると失恋ソングをよく聞く。それは正面から向き合って乗り越えるしかないと思っているからだ。悲しみに無理やり蓋をしても

        • 音と人生を楽しむ6

          これは「音楽と僕」シリーズの6本目ですが、これだけ読んでもお楽しみいただけると思います。 大学生になった私は人生で初めてアルバムというものを購入した。それは藤井風の1stアルバム、HELP EVER HURT NEVERだ。藤井風はこの先とんでもなく有名になるという、確信に近い何かが私の中にあり、この時代にあえてCD版を購入した。ついでにTシャツも購入し、今でも夏場はよく着ている。 そのアルバムの先頭「何なんw」はもちろん好きだが、それ以外だと、「さよならべいべ」「帰ろう

        音楽と人と生きる

        マガジン

        • 音楽と僕
          9本
        • エセ、エッセイ。
          6本
        • 嫌われ者でも美味しく食べたいシリーズ
          4本

        記事

          音と人生を楽しむ5

          ※これは「音楽と僕」シリーズの5本目ですが、これだけ読んでも問題は全くありません。 高2の冬は人間不信だった。この頃はどんな曲を聞いていたかあまり覚えていないし、なんとなく記憶がぼんやりしている。私は悩み事があると歩きながら考える癖がある。普段は自転車通学だったが、この頃は車で送ってもらって帰りは1時間以上かけて歩くことがしばしばあった。その時間はずっと音楽を聞いていたはずだが覚えていない。人の記憶とは本当に曖昧なものだなと思う。 気づけば春が来て高校3年生になり、とある

          音と人生を楽しむ5

          音と人生を楽しむ4

          ※これは「音楽と僕シリーズ」の4作目ですが、これだけ読んでも特に問題はないと思います。 高校生になっても自分は相変わらずRADを聞いていた。高1の頃で他に聞いたとすれば古い曲くらいだろう。父親が好きな浜田省吾やサザンオールスターズなどを聞いていた。運転が好きな父親で小さい頃は車で旅行することが多かった。そのとき車内で流れていた曲は今でも鮮明に覚えている。浜田省吾なら「もうひとつの土曜日」サザンなら「TSUNAMI」が好きだ。 サッカー部に入りRADが好きな友人ができた。そ

          音と人生を楽しむ4

          音と人生を楽しむ3

          ※これは「音と人生を楽しむ」 「音と人生を楽しむ2」の続きですが、これだけ読んでも特に問題はありません。 中学1年の冬(だったと思う)、同じ部活で出来た友人の家に遊びに行った。その時に友人が聞いていた曲がRADWIMPSの「億万笑者」「おしゃかしゃま」だった。友人の紹介というありきたりな音楽との出会いだったが、それが自分の人生にとてつもない影響を及ぼすことになった。 RADに出会い、衝撃を受けた自分は帰宅後すぐにYouTubeで検索を始めた。「会心の一撃」「君と羊と青」な

          音と人生を楽しむ3

          音と人生を楽しむ2

          ※これは「音と人生を楽しむ」の続きです。 ここからは好きな曲の話を具体的にしていこうと思う。最も古い記憶は、MONKEY MAJIC の「Around The World」。これは最遊記というドラマ、映画の主題歌で、2006年リリースの曲だ。最遊記は人生で初めて好きになったドラマであり、初めて観に行った映画でもあった。それから長らくこの曲のことを忘れていたが、中学生になりYouTubeで音楽を聴くようになった時に思い出した。小さい頃好きだった曲は中学生以降に歌詞をなんとな

          音と人生を楽しむ2

          泳げどこまでも

          泳げどこまでも

          音と人生を楽しむ

          30,000分=500時間、これは去年私がSpotifyで音楽を聞いた時間だ。これはユーザーの中でもかなり多い方らしい。私が暇な大学生であることが、それだけ多くの時間を使える大きな理由だが、音楽を四六時中聞いている自覚はある。Spotify以外にYouTubeなどで音楽を聞くこともしばしばある。家にいる時や移動中など、私の生活は常に音楽と共にある。今回はそんな音楽と自分の関わりついて書こうと思う。なんとなく長いシリーズになりそうだと今から感じている。 私にとって音楽とは何か

          音と人生を楽しむ

          No Promises to Keep

          最近私の心はざわついている。 その理由はファイナルファンタジー Ⅶ リバース。 多くの人が一度は聞いたことがあるFF(ファイナルファンタジー)というRPGゲーム。その中で特に有名なのが1997年発売の FF Ⅶ 。そんな名作のリメイクが3部作になって進んでいる。元々1つだったゲームを3つに分けてリメイクするというのは、なかなか珍しい試みだと思う。その1作目 FF Ⅶ リメイク は2020年に発売されていた。そして今年の2月29日、2作目となる FF Ⅶ リバース が発売さ

          No Promises to Keep

          思考、散らかり、海のように

          海が好きだ。私は海と山の間にある田舎の町で育った。家、通学路、いつも近くに海があった。友人と海へ泳ぎに行ったり、釣りに行ったりするのが好きだった。辛い時は海辺で沈む夕日を見て、何度も生きる勇気をもらった。大学からは気軽に海へ行けないが、実家に帰ると毎日のように釣りに出かけている。魚を釣るのも、魚を調理して食べるのも好きだが、正直釣れなくても全く問題ない。ただ海辺で波の音を聞いて過ごす時間が好きだ。 東日本の震災から1年と少し経った夏休み、私は父親と岩手県を訪れた。実家のある

          思考、散らかり、海のように

          1999、大晦日

          1999年は異様な年だった。3月には北朝鮮の工作船による日本領海侵犯があり、9月には国内初の臨界事故があった。また、6、7月の失業率が過去最悪を記録するなど、バブル崩壊後の不景気が続いていた。 そして何よりノストラダムスの大予言があった。7月に恐怖の大王が空から降りてくると言われており、起こること全てが「世紀末現象」と呼ばれていた。そのことはその年の漢字に「末」が選ばれていることからもわかるだろう。 また、1999年の年末は2000年問題に揺れる中での年越しとなった。20

          1999、大晦日

          生きる意味捜索隊

           とある授業レポートで自由度が高いのを良いことに、生きる意味について深夜テンションで書いたことがあった。もう3年半ほど前に書いた文章だが、一部修正、抜粋してnoteに記録したいと思う。↓  今回生きる意味について書く上での「生きる」は、心臓が動いていて社会生活を営んでいる、というようなニュアンスでいきたいと思う。なぜなら、初めに生きるという言葉の意味をある程度限定しておかないと、その行為自体の意味を考えることが困難なためだ。  まず、生きる意味と言われて出てきやすいのは、子

          生きる意味捜索隊

          井の中の蛙、大海で活きる

          どこで見たかは忘れてしまったけど、「井の中の蛙になれない世界が、子どもの自己肯定感を下げている」という言葉が印象に残っている。まさにその通りだと思う。今の世の中は競争相手が多すぎる。 クラスで1番、家族で1番、そういうものが子どもに自信を与える。小さい頃のそんな自信が、自己肯定感を作り上げる。世間知らずというのは悪い意味で使われることが多い言葉だが、必ずしも悪いことではないと思う。 子どもは大きくなりいずれ世間を知って挫折を味わうわけだが、それは悪いことではなくむしろ必要

          井の中の蛙、大海で活きる

          嫌われ者でも美味しく食べたい(番外編)

          これは釣りにおける外道(ターゲットではない魚や好まれない魚)を美味しく食べようという話の番外編だ。これだけ読んでも良いが 「嫌われ者でも美味しく食べたい」 「嫌われ者でも美味しく食べたい2」 「嫌われ者でも美味しく食べたい3」 も合わせて読んでいただけると非常に嬉しい。 さて今回はヘダイという魚を紹介したい。世の中には○○ダイと名前のついた魚が数多くいるが、その多くは赤くて美味しいマダイとは遠い種類であることが多い。そんなタイと名のつく魚の中で、ヘダイはタイ科に属する魚であ

          嫌われ者でも美味しく食べたい(番外編)