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音と人生を楽しむ3

※これは「音と人生を楽しむ」
「音と人生を楽しむ2」の続きですが、これだけ読んでも特に問題はありません。

中学1年の冬(だったと思う)、同じ部活で出来た友人の家に遊びに行った。その時に友人が聞いていた曲がRADWIMPS「億万笑者」「おしゃかしゃま」だった。友人の紹介というありきたりな音楽との出会いだったが、それが自分の人生にとてつもない影響を及ぼすことになった。

RADに出会い、衝撃を受けた自分は帰宅後すぐにYouTubeで検索を始めた。「会心の一撃」「君と羊と青」などの有名曲を順当に好きになっていき、どんどんマイナーな曲も聞いていった。中2、中3の頃はほとんどRADしか聞いていなかったような気がする。

また、この頃は人生でもかなり精神的に不安定だった時期でもある。何度も学校サボったこともあり、その時も見捨てずにいてくれた友人には感謝しかない。そんなに不安定だったのに、恋愛をする頻度も一番高い時期だった。子どもっぽくて精神的にも不安定だった自分を好きになってくれた人たちのことは尊敬しているし、沢山迷惑をかけたことを今でも後悔している。

話は逸れてしまったが、恋愛と音楽は自分の中では切ってもきれない関係にある。中3で失恋した時には「俺色スカイ」「人生出会い」「もしも」を聞いたり、カラオケで歌ったりしたものだ。全てRADの曲であり本当に大好きな曲たちだが、古すぎてサブスクにないのが本当に惜しい。

精神が不安定だった時期には、RADの暗めの曲も沢山聞いていた。「揶揄」「狭心症」「G行為」などはかなりブラックだが、今でも定期的に聞きたくなる名曲だ。また、個人的には言葉数が多い曲がとても好きで、「アイアンバイブル」「π」「パーフェクトベイビー」などがオススメだ。メロディと同じかそれ以上に歌詞を大事にしている人には刺さる曲かもしれない。

そして中学の頃には映画「君の名は」でRADがもっと有名になり、中3の終わりに「人間開花」というアルバムが発売された。しっとり系が多いこのアルバムの全部の曲が大好きで、ぜひ聞いてみて欲しいと思っている。とても難しいが一曲だけ選ぶとしたら、自分は「 'I' Novel」をオススメしたい。私の小説(人生)という意味と、愛述べるという意味があるらしい。今でもよく聞くしカラオケでも歌う大好きな曲だ。

自分の人生で曲単体ではなく、アーティストとして一番好きなのは間違いなくRADWIMPSだ。中学生の多感な時期に大きく影響を受けてきたし、今でも一番長い時間再生しているアーティストになっている。ここから先の話でもちょくちょく名前が出ることだろう。

中学を卒業した出来損ないの生徒会長は、この後高校に入学しサッカー部に所属することになる。新しい生活の中での幸せ、そしてそれまでの人生で最大の挫折、刺激的な毎日の中で、彼は少しずつ大人になっていく(多分)。「音と人生を楽しむ4」に続く…

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