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音楽と僕

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好きな音楽、好きだった音楽を通して人生を振り返る。
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音と人生を楽しむ

音と人生を楽しむ

30,000分=500時間、これは去年私がSpotifyで音楽を聞いた時間だ。これはユーザーの中でもかなり多い方らしい。私が暇な大学生であることが、それだけ多くの時間を使える大きな理由だが、音楽を四六時中聞いている自覚はある。Spotify以外にYouTubeなどで音楽を聞くこともしばしばある。家にいる時や移動中など、私の生活は常に音楽と共にある。今回はそんな音楽と自分の関わりついて書こうと思う。

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音と人生を楽しむ2

音と人生を楽しむ2

※これは「音と人生を楽しむ」の続きです。

ここからは好きな曲の話を具体的にしていこうと思う。最も古い記憶は、MONKEY MAJIC の「Around The World」。これは最遊記というドラマ、映画の主題歌で、2006年リリースの曲だ。最遊記は人生で初めて好きになったドラマであり、初めて観に行った映画でもあった。それから長らくこの曲のことを忘れていたが、中学生になりYouTubeで音楽を

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音と人生を楽しむ3

音と人生を楽しむ3

※これは「音と人生を楽しむ」
「音と人生を楽しむ2」の続きですが、これだけ読んでも特に問題はありません。

中学1年の冬(だったと思う)、同じ部活で出来た友人の家に遊びに行った。その時に友人が聞いていた曲がRADWIMPSの「億万笑者」「おしゃかしゃま」だった。友人の紹介というありきたりな音楽との出会いだったが、それが自分の人生にとてつもない影響を及ぼすことになった。

RADに出会い、衝撃を受け

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音と人生を楽しむ4

音と人生を楽しむ4

※これは「音楽と僕シリーズ」の4作目ですが、これだけ読んでも特に問題はないと思います。

高校生になっても自分は相変わらずRADを聞いていた。高1の頃で他に聞いたとすれば古い曲くらいだろう。父親が好きな浜田省吾やサザンオールスターズなどを聞いていた。運転が好きな父親で小さい頃は車で旅行することが多かった。そのとき車内で流れていた曲は今でも鮮明に覚えている。浜田省吾なら「もうひとつの土曜日」サザンな

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音と人生を楽しむ5

音と人生を楽しむ5

※これは「音楽と僕」シリーズの5本目ですが、これだけ読んでも問題は全くありません。

高2の冬は人間不信だった。この頃はどんな曲を聞いていたかあまり覚えていないし、なんとなく記憶がぼんやりしている。私は悩み事があると歩きながら考える癖がある。普段は自転車通学だったが、この頃は車で送ってもらって帰りは1時間以上かけて歩くことがしばしばあった。その時間はずっと音楽を聞いていたはずだが覚えていない。人の

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音と人生を楽しむ6

音と人生を楽しむ6

これは「音楽と僕」シリーズの6本目ですが、これだけ読んでもお楽しみいただけると思います。

大学生になった私は人生で初めてアルバムというものを購入した。それは藤井風の1stアルバム、HELP EVER HURT NEVERだ。藤井風はこの先とんでもなく有名になるという、確信に近い何かが私の中にあり、この時代にあえてCD版を購入した。ついでにTシャツも購入し、今でも夏場はよく着ている。

そのアルバ

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音と人生を楽しむ7

音と人生を楽しむ7

※これは「音楽と僕」シリーズの7本目ですが、これだけ読んでも特に支障はないです。1から読むのは長いですからね。

二十歳の秋に失恋して目の前が真っ暗になった。12月のある日、尊敬している人がMr.Childrenの「渇いたkiss」をオススメしてくれた。歌詞とメロディー全てがその時の私の心に突き刺さった。電車の中で涙を堪えながら聞いたのを覚えている。

私は失恋すると失恋ソングをよく聞く。それは正

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音と人生を楽しむ8

音と人生を楽しむ8

※これは「音楽と僕」シリーズ8本目ですが、これだけ読んでも大丈夫です。多分。

失恋から立ち直った21の冬、ボカロ曲、歌い手という未知のジャンルを聞き始めた。それより前から、「千本桜」やEve「心予報」など少しだけ知ってはいたが、そのジャンルをあえて聞いてみようとしたことはなかった。これは自分の常識に囚われず新しい挑戦をしていこうと、失恋から立ち直る中で決めたことが大きく影響した。

新しいジャン

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音楽と人と生きる

音楽と人と生きる

※これは「音楽と僕」シリーズの最後ですが、最終回だけ見ても満足できるタイプのやつだと思います。

これまで8本にわたって音楽のことを書いてきた。音楽を通してこれまでの人生を見つめ、それと同時に自分を通して音楽を見つめなおしてきた。こんなに長い時間をかけてやってきたのは、「私にとって音楽とは何か?」という問いの答えを見つけるためだ。1本目を書いているときには分からなかったが、今なら少しは文字にできる

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