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「損切丸」-「日銀」編

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「損切丸」が20年以上 ”お付き合い” させて頂いた「日銀」に関するより突っ込んだ記事をご紹介。
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2022年8月の記事一覧

アメリカの「インフレ」の正体。

アメリカの「インフレ」の正体。

 日本の「インフレ」の正体。|損切丸|note のカウンター note.

  "夏休みの自由研究" でアメリカの「インフレ」の ”実地調査” (?)をしていて、すっかり「損切丸」をサボってしまった。その間にマーケットが株も為替も何だか凄いことになっている!

  ドル ≓ ユーロ ≓ ポンド > 円に?|損切丸|note どころかユーロは遂にパリティ(1ドル=1ユーロ)割れ。ドル円より安いユー

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続・「インフレ」が迫る ”強制退去” 。ー 増え過ぎた「ファミレス」も店舗整理へ。

続・「インフレ」が迫る ”強制退去” 。ー 増え過ぎた「ファミレス」も店舗整理へ。

 「インフレ」が迫る ”強制退去” 。ー 「物価高」と「人手不足」の狭間で。|損切丸|note の続編。今回は倒産してしまう零細・中小企業ではなくて、「ファミレス」大手「すかいらーく」に焦点を当ててみる。

 発表資料によると、従来の営業利益100億円 → 5億円、当期純損益40億円 → ▼20億円へと大幅に下方修正。この状況を重く見て、6月末に不採算店など「100店の閉店」を決断した(実際に閉店

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いよいよ突入?「選挙相場」。ー 大統領になるためなら何でもアリ。相場には必ず "理由" がある。

いよいよ突入?「選挙相場」。ー 大統領になるためなら何でもアリ。相場には必ず "理由" がある。

 結構 ”プロ” の間では先行指標として注目されるミシガン大消費者マインド指数。予想を大きく超える改善で、特に家計の意識改善が示された。NYダウやナスダックの続伸も当然だろう。

 理由は明解。「インフレ」、特に食品・エネルギー価格の下落が家計に "慈雨" となっていること。原油(WTI)、小麦(シカゴ先物)のチャートで見ても、ほぼ「戦争」前に戻している ↓ 。

 どちらも「戦争」のドサクサに紛

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「インフレ」が迫る ”強制退去” 。ー 「物価高」と「人手不足」の狭間で。

「インフレ」が迫る ”強制退去” 。ー 「物価高」と「人手不足」の狭間で。

 「あれっ、お店開いてないなぁ...」

 80代の母の介護のために、お盆の時期を避けて早めの ”帰省” になったが、以前行っていたイタリアンレストランが店を閉じていた。貼紙には「感染拡大により営業時間短縮」とあったが、お店を運営している気配がない。それなりに人気があったはずが、途中で「ハワイ料理」に看板を変え、ついに店仕舞い(?)。一連の*「コロナ関連倒産」と思われる。

 ↑ 標題添付は「物価

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「損切丸」を時系列で整理してみたⅡ。ー「過剰流動性」フローの変化。

「損切丸」を時系列で整理してみたⅡ。ー「過剰流動性」フローの変化。

 復活は喜ばしいが、あまりにトラップ(罠)だらけで動き過ぎの米国債市場。ドル円も完全に振り回されている。ここは一度現状を再認識するために「お金」のフローの変化を時系列で整理してみたい。

 キーワードは「過剰流動性」。

 2020年3月の「コロナ暴落」以降、マーケットを牽引してきたのがこの「過剰流動性」だ。@36,000ドル台までいったNYダウも@15,000ドル台まで上がったナスダックも@60

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動き出したら止まらない「金利市場」。ー 「ショート」の踏み上げに次ぐ踏み上げの連鎖。

動き出したら止まらない「金利市場」。ー 「ショート」の踏み上げに次ぐ踏み上げの連鎖。

 2021~2022年は米国債トレーダーにとっては「教科書的相場」。経験の浅いトレーダーは3回ぐらい天国と地獄を往復したかもしれない(苦笑)。

 2021年9月:「まさか@3%なんて...」 ↓ e.g. 10年米国債@1.43%

 おかしいのは株価ではない、金利だ!!第Ⅳ部 -「金利上昇」は次の局面に。|損切丸|note

 2022年6月:「さすがに@2.5%は…」 ↓ e.g. 10年米

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