記事一覧
待望の実写化 Netflix映画『シティーハンター』
4月のある日、Netflixさんとのお仕事で記事を書く運びで、独占配信映画『シティーハンター』を試写で観ることになった。自分自身、映画ファンであり、漫画&アニメのサブカル方面も好きだったので、今までそれなりの本数の漫画・アニメの実写作品は観てきたつもりだ。
2004年から2005年にかけては、『CASSHERN』(松竹 04年4月)、『キューティーハニー』(ワーナー 04年5月)、『NIN×
映画『超人ロック』公開40周年記念上映
池袋・新文芸坐で開催された『超人ロック』公開40周年記念上映に出かけました。なんと本編終了後に、ゲストを招いてのトークショー付き。
『超人ロック』は、漫画家・聖悠紀さんがライフワークのように、連載誌を変えながら長年描き続けていた作品。聖さんは晩年、病に侵されて闘病を続けながらも漫画を描いていたが、22年10月に惜しまれながら他界。今回は聖さん没後、初めての上映ということもあり、追悼の意味もある
『風の谷のナウシカ』公開40周年(その1 映画公開編)
1984年に公開された映画『風の谷のナウシカ』が、今年(2024年)の3月で40周年だってね。しょっちゅう金曜ロードショーで観ているから、割と最近の映画かと思っていたよー、アハハ。そんなわけでナウシカのお話。今回も使用する図版類は古い私物ですが、なにしろ年代物なので多少の傷みと汚れは、資料性に免じて見えないフリしてね…(状態が悪い物は綺麗に見えるよう、極力レタッチで修正しております)。
ナウシ
泣き虫な悪魔の物語 『DEVILMAN crybaby』
昨年(2023年)11月に、湯浅政明監督の『DEVILMAN crybaby』と『犬王』のスクリーン上映があった。
『DEVILMAN crybaby』(以下『crybaby』)は全10話のシリーズ物を、途中休憩を挟みつつも一挙上映で、配信限定の同作を観たことがない人には良い企画だったのではなかろうか。この機会に『crybaby』『について書いておきたい。なお、タイトルの”CRYBABY”は
S級美少女をテイムしちゃう低級冒険者 『脱法テイマーの成り上がり冒険譚』
タイトルの”脱法テイマー”とはなにか
ファンタジー作品で多く見かける呼び名の「テイマー」って何だ?
”tame(テイム)”とは主に動物やモンスターなどを飼いならす、手懐けるなどの手段で、自分に従属させたり使役する能力を指す。テイマーはすなわち、テイムの使い手のことだ。
『脱法テイマーの成り上がり冒険譚~Sランク美少女冒険者が俺の獣魔になっテイマす~』の主人公リントくんは、劣等職と見做されて
4K映像で46年ぶりに上映された『さらば宇宙戦艦ヤマト』初公開版
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が2024年1月5日より4Kリマスター版として、松竹系映画館で公開された。1978年に公開された時のオリジナルテロップのままで、だ。ラストシーンに表示されるファンへのメッセージは「ヤマトはもう2度と姿を現すことはない」という内容だったが、後年のリバイバル上映時にテロップの内容が差し替えられた。今回の4Kリマスター版は、78年公開時のままで復元されている。現在流
もっとみる映画『窓ぎわのトットちゃん』に見る、子どもの目を通した戦争
早めに劇場で観なければと思いつつも、貧乏暇ナシの低級ライター故、公開第一週は足を運べず、やや遅れて鑑賞した映画『窓ぎわのトットちゃん』。12月22日以降は『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が封切られ、上映回数を含めて規模が縮小されるだろうと思ったので、急いで観に行った次第(皮肉なことに『劇場版 SPY×FAMILY』も『トットちゃん』と同じ東宝配給作品だ)。
黒柳徹子が自
聖人ではない主人公ゆえに面白い『ハブられルーン使いの異世界冒険譚』
GCN文庫の新刊『ハブられルーン使いの異世界冒険譚』を読みました。
黄金の黒山羊さんが「小説家になろう」で発表していた作品の文庫化。
実はメロンブックスの特典付きを予約してあるのだけど、月末発売の書籍を同時予約したせいで、それに合わせて遅れて発送されるっぽい。んん~。
仕方ないのでBOOK☆WALKERさんで電子書籍の方を購入。
紙の本と電書なら、2冊あっても気にならないしね。
さて、序盤を読ん