マガジンのカバー画像

そういえば読んだことない小説紹介

10
タイトルは知ってるけど、なんだったらお話も知っているけど、そういえば読んだことない名作を紹介していきます。人によっては、いやいや、それぐらい読んでるよ!なんてものも含まれるかもし…
運営しているクリエイター

記事一覧

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part10 『グレート・ギャツビー』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part10 『グレート・ギャツビー』

 どうも、こぞるです。
 本日オススメする小説はスコット・フィッツジェラルド作の不朽の名作『グレート・ギャツビー』です。日本では映画の邦題にもなった『華麗なるギャツビー』でも知られていますね。

 超有名作な気がしますが、本格的に売れ始めたのは、作者の死後だそうです。ゴッホみたいですね。

ー作品内容ー

 豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そし

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part9 『宝島』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part9 『宝島』

 どうも、こぞるです。
 今回ご紹介するのは、児童文学であり、冒険小説の不朽の名作であるスティーブンソン作品『宝島』です。

-作品内容ー
 港の宿屋〈ベンボー提督亭〉ジム少年は、泊り客が海賊と知り、宝の地図を手にいれる。信頼のおける仲間をあつめ、船をしたてて、宝のねむる島へとむかうジムたち一行。ところが、宝を奪われてなるものかと、悪名高き海賊の船長ジョン・シルバーも熱心にジムを追う。

 前回記

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part8 『ゼロの焦点』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part8 『ゼロの焦点』

 どうも、こぞるです。
 本日ご紹介するのは、松本清張先生による名作『ゼロの焦点』です。もう60年以上前の作品ではありますが、2009年の映画化を含め、数多く映像化されていることもあり、タイトルを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ー作品内容ー
 縁談を受け、広告代理店に勤める十歳年上の鵜原憲一と結婚した禎子。本店勤めの辞令が下りた夫は、新婚旅行から戻ってすぐに、引き継ぎのため、前任

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part7 『海底二万里』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part7 『海底二万里』

 どうも、こぞるです。
 本日ご紹介する本は、ジュールヴェルヌ作『海底二万里』です。
 「あれ?2万マイルじゃなくて?」と思われる方も多いかもしれませんが、そもそもはリューと呼ばれる、昔用いられていた単位(1リュー)が原題だそうで、今では様々な訳があてがわれています。マイルが聞き馴染みがある方は、ディズニーの映画やアトラクションのイメージが強いのかもしれません。

ー作品内容ー
 ときは1866年

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part6 『怪盗紳士ルパン』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part6 『怪盗紳士ルパン』

 どうも、こぞるです。
 今回私がご紹介するのは、モーリス・ルブラン作『怪盗紳士ルパン』です。
 全部で9篇からなっており、最初の話が1905年、原作単行本が1907年発行ということです。このシリーズで紹介する本は、時代が想像つかないものが多いですね。私が今回読んだものは、早川書房から2005年に出ている平岡敦訳のkindle版です。

-作品内容-
 大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part5 『たのしいムーミン一家』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part5 『たのしいムーミン一家』

どうも、こぞるです。
今回ご紹介するのは、1948年に原作が刊行されたトーベヤンソン作『たのしいムーミン一家』です。あの、アニメでもよく知られる、カバみたいな見た目の妖精たちのお話です。今回私が手にしたのは、2011年に講談社文庫から初版が出ました山室静さん訳のものとなっています。

-作品内容-
長い冬眠からさめたムーミントロールと仲よしのスナフキンとスニフが、海べりの山の頂上で黒いぼうしを発見

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part4 『イワンの馬鹿』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part4 『イワンの馬鹿』

イワンのバカ!いくじなし! どうも、こぞるです。今回紹介するのはこれまた誰もが名前を知っていそうな有名作、『イワンの馬鹿』作:トルストイ です。
 今までのこのシリーズも内容について知らないものだらけだったのですが、これに関しては、タイトル以外の情報が、正直全くありませんでした。イワンが人だろうなってことぐらいで、もんのすごい叙情詩的な作品だったら、ここに書けるもの思いつくかなあ・・・などと心配し

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part3 『雪国』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part3 『雪国』

どうも、こぞるです。
 今回ご紹介するのは、言わずと知れたノーベル文学賞作家、川端康成先生で『雪国』です。日本人初のノーベル文学賞ですね。
 おそらく、この記事にたどり着く人の中で、一度もタイトルを聞いたことがない人というのはいないのではないでしょうか。
 私はなぜか長いこと、冒頭の一文を「トンネルを抜けるとそこは雪国でした」だと勘違いして覚えていました。私だけですかね?そんなイメージありませんか

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part2 『フランケンシュタイン』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part2 『フランケンシュタイン』

 どうも、こぞるです。
 今回ご紹介するのは、なぜか創元推理文庫から出版されている、メアリ・シェリー作、森下弓子訳の『フランケンシュタイン』です。本作の名前を耳にしたことがない人はいないのではないでしょうか。

-作品内容-
11月も雨のわびしい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。解剖室などから各器官を寄せ集め、つぎはぎされた身体。血管や筋のひとつひとつが透けて見える黄色い皮膚。そし

もっとみる
読書紹介 そういえば読んだことない 編Part1 『人魚姫』

読書紹介 そういえば読んだことない 編Part1 『人魚姫』

どうも、こぞるです。
世界的童話作家アンデルセンの、これまた世界的名作「人魚姫」。そのラストシーンって知っていますか。

 この本については、最近読んだり読み返したりしたわけではないのですが、どうしても、このラストシーンについて書きたかったので、そう言えば読んでない編のPart1に書こうと思います。
 ちなみに、このシリーズについてですが、名前の通り、ほとんどの人が耳にしたことあるけど、そういえば

もっとみる