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「科学的」なやり方

ninjin
3年前

鬼畜ロボ「本当に投票率を上げる気があるなら、自分の投票が社会に変化をもたらしたという実感を有権者に持たせることに力を入れたらいいのに…」

ninjin
2週間前

科学に対する過大評価と過小評価

SNSを見ていると、福島第一原発の処理水放出の問題はあたかも科学派(放出擁護派)と非科学派(放出反対派)の対立構造かのように位置づけられているようです。しかし、それぞ…

ninjin
11か月前

大喜利のようにツッコミ力を競いたい

そんな思いからWebアプリを作りました。 大喜利とはボケの腕を競うものともいえますが、ツッコミにも腕が必要です。お笑い芸人の中には切れ味の鋭いツッコミで人気を博し…

ninjin
11か月前

メンタルモデルを見直してみる

成果を出すということについて、無意識に持っていたメンタルモデルを見直してみた。 メンタルモデル(旧)成果を出すためには能力が必要だ。 能力を上げるには、肉体的・精…

ninjin
1年前
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勝手なことをしても怒られない人になる方法

結論言われる前にやろう 記事の趣旨仕事に慣れてくると、自分なりに仕事のやり方を工夫してみたくなる時がありませんか?私はあります。しかし、よかれと思って手心を加え…

ninjin
1年前

【心理テスト】ボールペンを一万円で売ってみてください。

はじめにこれは心理テストです。深く考えず、思ったままに答えてみてください。 質問あなたはボールペンを一本持っています。このボールペンを一万円で売る方法を考えてく…

ninjin
1年前

答えのない問いには答えなくていい

はじめに  これは卒業式の祝辞などに登場する常套句ですが、なぜ学校生活の最後にこんなことを言うのか理解できません。仮に高校だとして「この学校では3年かけて社会に…

ninjin
2年前
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文章を読む練習

はじめに この記事では、文章、特に論説文を読んで理解する方法について考察します。そして、その練習として、丁度いい長さの論説文である共通テスト国語の過去問題を読ん…

ninjin
2年前
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文章を読む練習① 令和3年度共通テスト国語 第1問

前記事の実践編です。 香川雅信『江戸の妖怪革命』 1. 浅読み①主題 近世において、フィクションとしての妖怪、とりわけ娯楽の対象としての妖怪が生まれた経緯 ②仮想…

ninjin
2年前

なぜ問題が解けないのか 3つの要因

1. 複雑さに対処できない例 いくら考えても解けなかった数学の問題の解答例を見たら、すでに習ったことしか書いていなかった 駒の位置を数値化して足し算や掛け算をして…

ninjin
2年前

TODOリストは便利だが人生の足しにはならならない

DONEを積み立てることとBEINGをできる限り良く保つことをやろう

ninjin
2年前
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仮にこの世界のあらゆる現象をつかさどる神がいるとして(また実際の運用はマニュアル化した上で天使に任せているとして)、そのマニュアルに一般相対性理論やらマクスウェル方程式やらは載っているのだろうか

ninjin
2年前

賢者タイムという言葉を考えた人は天才

※本記事は下ネタを含みます。ご了承ください。 以前に書いた記事で、「一度分かった人はそれ以上分かろうとしなくなる」という趣旨のことを書いたが、 よく考えると、こ…

ninjin
2年前

「努力」から卒業せよ

「努力」という言葉は便利だ。 例えば、近い将来試験を受ける予定があって、その試験範囲が与えられたとする。 また、その試験を仮に今受けたとすると、合格ラインに達す…

ninjin
2年前

安易に「分かって」はいけなかったのかもしれない

アハ体験という言葉が一時期流行ったが、「分かる」という体験はドーパミンの分泌を促し快感をもたらすといわれている。 例えば錯視の画像の「第二の見方」に気づいたとき…

ninjin
2年前
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鬼畜ロボ「本当に投票率を上げる気があるなら、自分の投票が社会に変化をもたらしたという実感を有権者に持たせることに力を入れたらいいのに…」

科学に対する過大評価と過小評価

科学に対する過大評価と過小評価

SNSを見ていると、福島第一原発の処理水放出の問題はあたかも科学派(放出擁護派)と非科学派(放出反対派)の対立構造かのように位置づけられているようです。しかし、それぞれの立場の人々が科学を過大評価や過小評価しているようなふしが見受けられ、それは少し危険です。

例えば、放出擁護派の意見「処理水の放射性物質の濃度は基準値を下回っているから、放出しても問題ないことが証明された。」これは、科学を過大評価

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大喜利のようにツッコミ力を競いたい

大喜利のようにツッコミ力を競いたい

そんな思いからWebアプリを作りました。

大喜利とはボケの腕を競うものともいえますが、ツッコミにも腕が必要です。お笑い芸人の中には切れ味の鋭いツッコミで人気を博している方もいるように、ツッコミが陽の目を見る機会がもっとあっても良いのではないかと思いました。

我こそはツッコミマスターという方、渾身のボケにツッコんでほしい方はぜひユーザー登録・投稿をお願いします!
また、Xでハッシュタグ #sok

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メンタルモデルを見直してみる

メンタルモデルを見直してみる

成果を出すということについて、無意識に持っていたメンタルモデルを見直してみた。

メンタルモデル(旧)成果を出すためには能力が必要だ。

能力を上げるには、肉体的・精神的に負荷のかかることを繰り返し時間をかけてやるしかない(努力)。

メンタルモデル(新)成果を出すためには、それに必要なことが何か把握して、必要なだけやるべきである。

それができないと思ったら、目標とする成果の程度や量が間違ってい

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勝手なことをしても怒られない人になる方法

勝手なことをしても怒られない人になる方法

結論言われる前にやろう

記事の趣旨仕事に慣れてくると、自分なりに仕事のやり方を工夫してみたくなる時がありませんか?私はあります。しかし、よかれと思って手心を加えてみたら「勝手なことをするな」と怒られてしまった、というのもあるあるです。

勝手なやり方で仕事しても怒られない方法なんてあるのでしょうか。それが「言われる前にやろう」です。

「勝手なことをするな」となぜ言われるのかまず、「勝手なことを

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【心理テスト】ボールペンを一万円で売ってみてください。

【心理テスト】ボールペンを一万円で売ってみてください。

はじめにこれは心理テストです。深く考えず、思ったままに答えてみてください。

質問あなたはボールペンを一本持っています。このボールペンを一万円で売る方法を考えてください。

↓↓↓解説(ネタバレ注意!)

解説あなたは「どんなボールペンを」「どんな相手に」「どうやって」売るか、あるいはそのうちの1つや2つをを考えたのではないでしょうか。

そのうち最初に考えたものから、あなたの仕事における考え方の

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答えのない問いには答えなくていい

答えのない問いには答えなくていい

はじめに

 これは卒業式の祝辞などに登場する常套句ですが、なぜ学校生活の最後にこんなことを言うのか理解できません。仮に高校だとして「この学校では3年かけて社会に出ても役に立たないことを教えました」と宣言しているのでしょうか。そういうことは後出しではなく入試案内の時に教えて欲しいものです。
 というのは冗談で、こういうものは一種の言葉遊びですから、揚げ足を取るというのは野暮でしょう。実際には、その

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文章を読む練習

文章を読む練習

はじめに この記事では、文章、特に論説文を読んで理解する方法について考察します。そして、その練習として、丁度いい長さの論説文である共通テスト国語の過去問題を読んでみようと思います。

1. 文章を読んで理解するということ・論説文の目的

 論説文を書く目的は、筆者独自の主張によって読者の認識を覆すことです。誰もがわかっていることや、意味が定まっている知識をそのまま伝えることには、論説文としての価値

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文章を読む練習① 令和3年度共通テスト国語 第1問

文章を読む練習① 令和3年度共通テスト国語 第1問

前記事の実践編です。

香川雅信『江戸の妖怪革命』

1. 浅読み①主題

近世において、フィクションとしての妖怪、とりわけ娯楽の対象としての妖怪が生まれた経緯

②仮想的な読者認識と筆者の主張

仮想的な読者の認識:近世において妖怪はリアルであり恐るべきものであったが、近代においては合理的思考によってその恐怖は消し去られた。

筆者の主張:妖怪が恐れられていたのは中世のことである。近世において妖

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なぜ問題が解けないのか 3つの要因

なぜ問題が解けないのか 3つの要因

1. 複雑さに対処できない例

いくら考えても解けなかった数学の問題の解答例を見たら、すでに習ったことしか書いていなかった

駒の位置を数値化して足し算や掛け算をしているだけの将棋ソフトに勝てない

2. 不確実性に対処できない例

宝くじは期待値が低すぎるので、1枚たりとも買うべきではない

天気予報はあてにならないので、外出するときはいつも傘を持ち歩くようにしている

3. ミクロとマクロの振

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TODOリストは便利だが人生の足しにはならならない

TODOリストは便利だが人生の足しにはならならない

DONEを積み立てることとBEINGをできる限り良く保つことをやろう

仮にこの世界のあらゆる現象をつかさどる神がいるとして(また実際の運用はマニュアル化した上で天使に任せているとして)、そのマニュアルに一般相対性理論やらマクスウェル方程式やらは載っているのだろうか

賢者タイムという言葉を考えた人は天才

賢者タイムという言葉を考えた人は天才

※本記事は下ネタを含みます。ご了承ください。

以前に書いた記事で、「一度分かった人はそれ以上分かろうとしなくなる」という趣旨のことを書いたが、

よく考えると、これは賢者タイムそのものだ。

賢者タイムについての説明は割愛するとして、先の記事における主張は以下に集約される。

「分かる」は生理現象である。

分かるとドーパミンが分泌される。

一度分かると人は満足してそれ以上分かろうとしなくなる

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「努力」から卒業せよ

「努力」から卒業せよ

「努力」という言葉は便利だ。

例えば、近い将来試験を受ける予定があって、その試験範囲が与えられたとする。
また、その試験を仮に今受けたとすると、合格ラインに達する得点が取れないであろうことが分かっているとする。
このとき、この試験に合格したいなら、何らかの対策を取って試験日までに試験範囲の問題をある程度解ける状態になっていなけらばならない。この「何らかの対策」は今の状態と試験当日までに目指すべき

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安易に「分かって」はいけなかったのかもしれない

安易に「分かって」はいけなかったのかもしれない

アハ体験という言葉が一時期流行ったが、「分かる」という体験はドーパミンの分泌を促し快感をもたらすといわれている。

例えば錯視の画像の「第二の見方」に気づいたときは、確かに気分がよい。

一方で、一度分かってしまうと人はそこで満足してしまう。錯視の例でいえば、第二の見方に気づいた時点でもう第三の見方を探さなくなってしまう。裏を返せば、「分かる」ことをトリガーにして思考をやめてしまう、ともいえる。

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