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10記事目(110記事目)
もともと書いていたnoteも100記事で完結し、続編となるこちらの新noteもすでに10記事目。合計110記事になってしまった。いろいろなことがあっという間だよね。そんな感じで全てが過ぎ去っていくのだと思う。
今のこの考えも、価値観も、ぬるりと変わっていくから。だから今この瞬間を切り取っておくのは大事だと思うんだ。何もかも変わっていくし、消えていくから。10年後なんて、自分がここに存在してるかも
いつか骨になり、やがて雨や風や空の一部になる
自分も、大切な人たちも、いつか必ず骨になり、やがて雨や風や空の一部になる。僕らはそういう運命だ。生命体である限り、そこに例外はない。僕らは骨になり自然に還るために今を生きている、と言っても過言ではない。
自分の身体を、肉体を触ってみる。奥に骨が眠っている。ふつうに生きていれば剥き出しになることはない。最後の最後までそれは表には出てこない。
僕らは一体、しんだらどこに行ってしまうのだろうか。肉体
雨、田んぼ、踏切の音
いま、日本、東京に向かって走る電車の中にいる。外では雨がぽつぽつと降っている。天候は微妙だ。田んぼの緑がいきいきとしている。踏切の音が聞こえて、後ろに流れていく。この世界には僕の知らない町がたくさんあるんだなとつくづく思う。
好きな時間、好きな瞬間について考える。僕はこの時間が結構好きだなと思う。人の少ない電車に乗り、雨が降っていて、緑の絨毯みたいな田んぼがあって、踏切の音がたまに聞こえる。ゆる
尊い時間の中を生きている
この前、久々に高校生時代の同期と先輩に会った。部活のメンバーで。みんなでご飯を食べた。こんなに懐かしくて優しい時間もあったんだっけ、というレベルの会合だった。
同時に切なさ、虚しさも襲ってきて、胸の奥がツンと痛んだ。もうあの若さは僕らにはないんだな、と思うとなんとも言えない感情になる。懐かしいとは、もう戻ってこない時間の集合体のことを言うのだ。
あの時、どういうわけか、僕は久々に同期に連絡をし
最初で最後かもしれない抱擁
およそ12年ほど前、新宿二丁目でおそるおそる通っていたゲイバーがある。
あの頃はまだ初々しくて、右も左もよく分からなくて、怖いことだらけだった。何にあそこまでビビっていたか分からない。分からないけど、でも、たしかにビビっていた。怖かった。でも田舎から新宿二丁目に通っていた。行く場所はだいたい決まっていて、会う人もほとんど同じだったように思う。
そのバーは今はもうない。4年目くらいで閉じてしまっ