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#読書感想文
2023年に読んだ本 Best10
1年の振り返りを兼ね、2023年に読んだ本を整理した。今年読めたのは50冊。年初に立てた目標50冊をなんとか達成できた。
50冊にはおもしろかったもの、ふーんなもの、視野を広げてくれたもの、いろいろあった。せっかくなので、特に素敵だった10冊を選んで紹介したい。
まずは小説から5冊。
1.『六人の嘘つきな大学生』評判になっていたので読んでみたやつ。「6人の嘘つき」とやらがどんな造形で描かれて
精神科医と、うつ病患者、必読の書「賢人と馬鹿と奴隷」は風刺小説として絶品
天才作家、魯迅は、現代社会を3頁の短編小説で風刺して見せた。「賢人と馬鹿と奴隷」というタイトルで。
奴隷は、奴隷主からの待遇を賢人に愚痴る。賢人は、奴隷主と利害が一致する支配者層の人間なので、目先、気持ちの良い言葉だけかけて、奴隷に地位向上などさせないように奴隷をコントロールする。奴隷は、馬鹿にも愚痴る。馬鹿は、お前が辛いなら、苦しいなら、そんな制度ぶっ壊せばいい。権利を求めて立ち上がれとい