Nautilus

しがないサラリーマンの独り言。 空想と現実の間で生まれる言葉を。 船が海底の奥深くに…

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しがないサラリーマンの独り言。 空想と現実の間で生まれる言葉を。 船が海底の奥深くに沈むまで。

記事一覧

容姿について

ルッキズム 容姿端麗 美人 イケメン 美女 見た目に関する言葉や表現は腐るほどある。 今は少しずつ、内面が大事!みたいな言葉が出てきてるけどやっぱ人は外見がいいも…

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2日前
2

懐かしい花の香り

不健康人生まっしぐらの私は深夜にランニングをしたり歩いたりするのが好きだ。 夜は人に認知されなさそうで生きやすいからね。 春が終わって、これから来る夏に向けて草…

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12日前
5

こんな夜は元恋人の好きだった歌を聴く

霧雨の振る夜、元恋人の好きだった歌を聴いてる。 ただ思い立って10キロ先の映画館にレイトショーを見に行った。 指す傘も虚しく、優しい風に吹かれた霧雨は私の服と靴を…

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3週間前
4

こんにちは、自己嫌悪。

自信喪失 自己嫌悪 そんな言葉が今の私にありえないくらい似合う。 悲劇のヒロイン そんなものを演じるつもりは無いけれど ただただ自分に失望する。 原因は分かってる…

Nautilus
1か月前

誰も知らない深夜3時頃

温くはっきりとしない半端な世界を私は歩いている。 夜が終わりかけ、朝がもう少しで始まる時間。 白く、ぼんやりとした霧が世界をより曖昧なものに見せてくれる。 ぼん…

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1か月前
2

芸術の必要性

私は今日凄くいいことがあった。 言葉が体の奥底から湧き出るように溢れる。 私は絵の才能も、音楽の才能も無いからただ自分の知っている言葉で表現するしかこの感動や美…

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1か月前
6

職場に推しがいること Final

半年間。 短い時間。 私は濃く忘れられない、忘れたくない時間を過ごした。 私はたった半年間の短い時間だった。 でも、濃い時間だった。 私の中で、夢が決まった時間だ…

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1か月前
6

茜、薄紫、時々グレー。その繰り返し。

茜色の空が少しづつ薄紫色に変わっていく。 時々雨や曇りで色はグレーに変わる。 でもそんなことの繰り返し。 毎日毎日繰り返す。 ありふれたこんな毎日さえ、二度と巻…

Nautilus
1か月前
1

断るって体力消費エグくないか?

私は断るのが大の苦手である。 頼まれた仕事は断れないし、微妙な友達の誘いも断れない。 恋人からのあれしたいこれしたい 全部全部オールオッケー なんでこんなに断れ…

Nautilus
2か月前
2

仕事終わりのコーヒー

仕事終わり、いつもの道、いつもの店のコーヒー 。 最近多い残業も、前までの仕事に比べれば楽しいと思えるほどだ。 疲れた体にスッと沁み入るアイスコーヒーと甘い煙草…

Nautilus
2か月前
2

言い表せない感情

映画を見てきた。 公開終了間近で人も数える程しかいないような映画だった。 映画が終わって外に出ると思いの外寒くて、喧騒も落ち着いて、静かだった。 空を見上げてゆ…

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2か月前
3

愛してると言ってくれ

誰にも会わない休日を過ごした。 誰からも誘いの連絡は無いし、ただスマホの画面を眺めてた。 孤独と虚無に飲み込まれそうな私はついつい誰かに甘えたくなる。 愛してる…

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2か月前
2

吐息とコーヒー

白い吐息とコーヒー。 茶色のコートに黄色のマフラー。 遠くの街灯と少しの幸福が混じった溜息。 雨上がりのアスファルトと濡れた街路樹。 寒い冬の中に確かに春を感じ…

Nautilus
2か月前
1

私の物語に名前をつけるなら

人生は物語に似ている。 いや、全ての物には物語がある。 私はそう思う。 私が踏みしめたこのコンクリートも、どこがで生まれてこの場所に来て、今私の歩みを確かにして…

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3か月前
2

無知であることのすすめ

無知であること。 無知であることは罪である。 有名な言葉だ。 私もそう思っていた。 つい最近まで。 無知であるが故に他人を傷つけたり 恥をかくことがあるからだ。 …

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3か月前
4

孤独ってなんだ?

熱がある時に見る夢はいつもより非現実的なのに妙な現実感を私に与えてくる。 悪夢に近しい窮屈な夢が後味の悪い目覚めを連れて来る。 目が覚めた深夜2時半頃。 時計の秒…

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3か月前
2

容姿について

ルッキズム
容姿端麗
美人

イケメン
美女

見た目に関する言葉や表現は腐るほどある。

今は少しずつ、内面が大事!みたいな言葉が出てきてるけどやっぱ人は外見がいいものを選ぶ。

物も、食べ物も、動物も、人間も。

私は容姿に自信が無い。
自信が無いと言うよりそれが事実だから自信を持つとかそういう話では無い。

分かってはいる自分自身で。
でも少しでもマシになるように、人の目に映る私が不愉快でな

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懐かしい花の香り

懐かしい花の香り

不健康人生まっしぐらの私は深夜にランニングをしたり歩いたりするのが好きだ。

夜は人に認知されなさそうで生きやすいからね。
春が終わって、これから来る夏に向けて草木も緑を深めているのがなんとも素敵なことか。

春に咲いていた小さな花は種を残してまた次の春を待っている。

この時間、この瞬間、どこからか優しい花の香りがする。

青臭い匂いの奥から、ふわりと甘い、そんな花の匂いがする。

街灯も少ない

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こんな夜は元恋人の好きだった歌を聴く

こんな夜は元恋人の好きだった歌を聴く

霧雨の振る夜、元恋人の好きだった歌を聴いてる。

ただ思い立って10キロ先の映画館にレイトショーを見に行った。

指す傘も虚しく、優しい風に吹かれた霧雨は私の服と靴を濡らす。

行きで2時間、帰りも2時間。
ランダム再生の曲が忙しなく流れ続けている。

いつか付き合っていた相手の好きだった曲がふと流れ込む。

あの頃は純粋に、真っ直ぐに誰かを好きになって
愛することが出来ていた。

今の私はその気

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こんにちは、自己嫌悪。

自信喪失
自己嫌悪

そんな言葉が今の私にありえないくらい似合う。

悲劇のヒロイン

そんなものを演じるつもりは無いけれど
ただただ自分に失望する。

原因は分かってる。

酔って暴れる母が手に負えず警察を呼んだからだ。

その日から激しい頭痛と寝付けない日々が続いてる。

世界にはどうにもならないことが多い。

うん。
あれはどうしようもないね。

うん。
これはしょうがないね。

あー。

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誰も知らない深夜3時頃

誰も知らない深夜3時頃

温くはっきりとしない半端な世界を私は歩いている。

夜が終わりかけ、朝がもう少しで始まる時間。

白く、ぼんやりとした霧が世界をより曖昧なものに見せてくれる。

ぼんやりとはっきりしない世界では私という存在にさえ霞がかかっていくように感じる。

そんな世界の中に微かに私という存在が足音を鳴らして街を歩いている。

冷たい街灯に照らされた淡い桜の色は対照的な優しい色をしている。

イヤホンから流れる

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芸術の必要性

芸術の必要性

私は今日凄くいいことがあった。

言葉が体の奥底から湧き出るように溢れる。
私は絵の才能も、音楽の才能も無いからただ自分の知っている言葉で表現するしかこの感動や美しさを表現する術が無い。

だから私は今感じているこの美しさを言葉で綴る。

何かを美しいと思うこと。
そして表現すること。

自分なりの表現方法で。

それは私にとって、私がこの世界にいる、あるいはいた事を表現する術のひとつなのだと思う

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職場に推しがいること Final

職場に推しがいること Final

半年間。
短い時間。

私は濃く忘れられない、忘れたくない時間を過ごした。

私はたった半年間の短い時間だった。

でも、濃い時間だった。
私の中で、夢が決まった時間だった。
決意が揺らぐどころか
強く定まる時間だった。

そう思えたのも私の職場が暖かく、穏やかだったと思えるからだ。

天のような職場でひとつ
心残り?
いや、行き場を失った思いがある。

もう、推しに会えなくなるのだ。

推し。う

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茜、薄紫、時々グレー。その繰り返し。

茜色の空が少しづつ薄紫色に変わっていく。

時々雨や曇りで色はグレーに変わる。
でもそんなことの繰り返し。

毎日毎日繰り返す。

ありふれたこんな毎日さえ、二度と巻き戻すことは出来ない。

明日、大好きな職場を、短い思い出と共に私は旅立つ。

夢を叶えるためにしたこの決断も、この職場に出会えたからだ。

この職場に出会ったあの時の茜色に、
不安で仕方なかった薄紫色に。

私は胸を張って言える。

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断るって体力消費エグくないか?

私は断るのが大の苦手である。

頼まれた仕事は断れないし、微妙な友達の誘いも断れない。

恋人からのあれしたいこれしたい
全部全部オールオッケー

なんでこんなに断れないんだろうと少し考えた。

仕事なら割と断りやすい。
自分の持ってるタスクと頼まれるタスクをよく考えて、、、今の自分のキャパじゃ抱えきれなくなるなら断ることができる…と思う。

タスクは目に見えるし相手に伝える根拠がちゃんとある。

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仕事終わりのコーヒー

仕事終わりのコーヒー

仕事終わり、いつもの道、いつもの店のコーヒー 。

最近多い残業も、前までの仕事に比べれば楽しいと思えるほどだ。

疲れた体にスッと沁み入るアイスコーヒーと甘い煙草のなんと幸せなことか。

こんな私にも今は夢がある。

その夢は飛躍した遠い未来にある訳ではなく、こんな日常の重なった先にあるのだと最近思う。

小さな幸せを毎日少しずつ。

ティースプーン一杯分の幸せで
きっと十分すぎる。

これを読

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言い表せない感情

言い表せない感情

映画を見てきた。

公開終了間近で人も数える程しかいないような映画だった。

映画が終わって外に出ると思いの外寒くて、喧騒も落ち着いて、静かだった。

空を見上げてゆっくり歩いた。
星が見たかった。

遠くにある星は確かに光っている。

街灯の明るさに小さな苛立ちを覚えた。
幸せなはずなのに何故か落ち着かなかった。

私はこの感情の名前を知らない。

私なりに言葉を掻き集めて見たけれど
上手く表現

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愛してると言ってくれ

誰にも会わない休日を過ごした。

誰からも誘いの連絡は無いし、ただスマホの画面を眺めてた。

孤独と虚無に飲み込まれそうな私はついつい誰かに甘えたくなる。

愛してると言ってくれ。

憧れや夢など今は必要ない。

ただ愛してると言ってくれ。

悲しい嘘でも私はきっと救われてしまうだろう。

また会えるなら騙されたままの私でいたい

愛してると言ってくれ。

吐息とコーヒー

吐息とコーヒー

白い吐息とコーヒー。

茶色のコートに黄色のマフラー。

遠くの街灯と少しの幸福が混じった溜息。

雨上がりのアスファルトと濡れた街路樹。

寒い冬の中に確かに春を感じている。

耳に流れ込むピアノの音と足音。

人気のない公園と煙草の匂い。

私が美しいと思うものはいつも身近にある。

美しいものや芸術に心打たれるのはきっと

人生の中で傷を負った心が癒しを求めるからだと思う。

痛みや辛さを知

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私の物語に名前をつけるなら

人生は物語に似ている。
いや、全ての物には物語がある。

私はそう思う。

私が踏みしめたこのコンクリートも、どこがで生まれてこの場所に来て、今私の歩みを確かにしてくれている。
そしてこれから先もきっと朽ちるまでその物語は続く。

いや、終わりをどこにするかによってその物語の結末は変わる。

そうだな。
花で例えよう。

始まりはきっと芽が出たあの日。
いや、種が撒かれたあの日か。

そして摘まれ

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無知であることのすすめ

無知であることのすすめ

無知であること。

無知であることは罪である。

有名な言葉だ。

私もそう思っていた。
つい最近まで。

無知であるが故に他人を傷つけたり
恥をかくことがあるからだ。

でも最近は無知でいることは悪では無いと思えてきた。

ふと見上げた空にいくつもの層になっている雲が美しい風景を作り上げていたのを見つけた。

私は雲の高さがどのようにして決まるかを知らない。
ふと、知りたくなった。

この美しい

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孤独ってなんだ?

孤独ってなんだ?

熱がある時に見る夢はいつもより非現実的なのに妙な現実感を私に与えてくる。

悪夢に近しい窮屈な夢が後味の悪い目覚めを連れて来る。

目が覚めた深夜2時半頃。
時計の秒針にも過敏に反応する耳を深呼吸と冷たい水で落ち着けた。

暗い部屋で感じた強い孤独は、熱で揺らめく脳にとっては安堵感すら感じるものだった。

夢の中でさえ孤独であったことが幸いにも私には無かったからだ。

孤独を感じるのはいつも現実の

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