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空と心の関係性

昼過ぎ、友人に誘われて外に出た。
勉強や仕事以外で昼間に外に出ることがあまりない私には久々の感覚だった。

夜型人間の私はしばらく忘れていた。
青空がこんなに果てしなくて

日差しがジリジリと照っていて
風がほんのりまだ冷たくて。

夏がもうすぐ来る心躍る感覚を。

世界にはこんなに繊細で鮮やかな色で溢れているということを。

この目に見える景色をどうにか僕だけのものにしたくて
カメラを覗き込んでシャッターを押そうと思った。

この空の青色を
花の赤を
草木の緑を

空を割いて飛ぶ鳥の空気の色でさえ
私の目には見えていることを言葉にしたい。

一瞬、風が強く吹いて私の帽子を飛ばした。
この世界は私だけのものだと言ってくれたような気がしたから、カメラで撮るのはやめておいた。

空はきっとその時の心情を映す鏡のようなものだと思う。

悲しい時は悲しい色に
いくら綺麗な空でも景色の色は変わる。

空を見れば今の私の心がわかる。

これは私だけなのかな、
分かる人に届くといいな。

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