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「逃げ恥」から学ぶ、女が社会とつながるために必要な〇〇とは?

みなさん、こんにちは

「逃げるは恥だが役に立つ」、放送当時から注目度が高く、すっかり国民的人気ドラマとして、認知度が高い作品となりました。
キャステキング、主題歌、恋ダンス、脚本など、すべてのピースがうまくハマって、時代の流れもあって一気に注目されましたね。

かくゆう私も、ドハマりした1人で。
本放送から再放送、アマゾンプライムなんかで、5サイクル以上も観ています(ひまか)

なぜこんなにも私を惹きつけるのか…
それは、
「社会の違和感への絶妙な切り込み」
です。

普通に、登場人物のキャラや絡みがおもしろいし、テンポのよい展開だったり、推しどころはホントにもーたくさんあるんですが、
1番は、現代女性のモヤモヤのすべてを象徴するストーリーだったという点です。


女性登場人物からみえる共通の社会問題

まず女性の登場人物を一人ひとり見ていくと、それぞれの生き方や抱える悩みがさまざまだと観てとれます。

・院卒で派遣切りされ無職になった(みくりさん)
・男性経験がなく独身を貫いて自立して生きる(ゆりちゃん)
・専業主婦で夫や家族を支えてきた(さくらさん)
・浮気夫に見切りをつけたシングルマザーの(やっさん)
・鈍感夫と結婚、家事育児と仕事の両立に悩む(ちがやの妻)

とくに、結婚、妊娠、出産、育児、家事を担う女性ならではの葛藤が、うまく登場人物に反映されているのがわかります。

全体としても、女性の人権を軽視する無神経な言動のシーンがからんでいて、「女は家庭に入って子供を育てる」という価値観が、まだまだ社会の根っこにあると感じられます。


男性の登場人物キャラから見えること

・人生から女性を排除した自称プロの独身(ひらまささん)
・妻の支えにドップリ甘える自由奔放な(とちおさん)
・そのDNAをまるまる受け継ぐ(ちがや)←呼び捨て
・家族を大切にしるけど仕事がイマイチの(ひのさん)
・結婚に全く興味がない(かざみさん)
・すれ違い離婚した(バーのやまさん)

あらためて文字に起こしてみると、多種多様なキャラ設定ですね。
それぞれの結婚観がしっかり描かれていますね(笑)
価値観の遺伝、家庭と仕事の両立、踏み切る覚悟、踏み切らない選択、形式に拘らない柔軟な思考、さまざまなテーマが散りばめられています。

あと、シングルの葛藤という重要なメッセージを発しているこの2人
・ゆりちゃんの大学の同期のシングルファザー
・シングルマザーの八百屋のやっさん

時代を反映したポジションの2人も外せませんね。
・女性のような鋭い視点をもつ(ぬまたさん)
・ゆりちゃんのイケメン部下(うめはらくん)
沼田さん、サイコーっす(笑)


女性が抱える葛藤

女性は、産むか産まないかで大きく人生が左右します。産む年齢も期間限定、それに合わせて結婚を意識せざるをえません。
産んだら、仕事を諦めざるをえないケースもまだまだ多い。

本当は女性だって、子供を産んだあとも社会で活躍したいんですよ。
本当は女性だって、何かを選んだから何かを捨てるのイヤなんですよ。
なのに、現状、選ばざるをえなくて仕方なく諦めてるんです。

だからこそ葛藤を抱えた女性が、生き方の違いによって、ないものねだり感情を芽ばえさせたりしちゃうんでしょうねー。


「ガッキー」にしか目が行かない男の脳内

ある男性社員が「育児休業制度の利用」を申請、上司が反対…。
なぜなら、その社員が抜ける期間、補充の人材が確保されないのです。

つまり、「制度はあるけど、社全体として体制が整備されていない」わけです。それでは上司が懸念をしめすのも当然、若い社員は、取得したくても身を引いてしまいます。
制度はあってないようなもの、お飾りなんです。

これ、夫の会社の話です(泣)
現状はまだこんなもんです…


逃げ恥に共感しまくりの私が
「女性はさ、色々と人生、葛藤してんだよね〜わかってる?」
なんて呟くと、

横で、夫が無神経に
「単純にガッキーがかわいい〜♡」
とか平気でいいます(苦笑)

チガヤに負けず劣らずの、鈍感男子!


男性は家庭をもっても、社会がこんな現状なので働き方が変わず、どうしても家事育児は妻にお任せという状態におちいりやすくなります。
男性が主体的に家族に携わるには、まずは根底から社会を変える必要があるのです。

少しずつ変化しているとは思いますが、男性社会の古い価値観をぶっ壊すには、まだしばらくかかるかもしれませんね。


最後に…

私は長らく専業主婦でしたが、ここ何年か社会で働く様になり感じていること。それはやはり社会とつながることはとても大事だということ。

狭い家庭で子供とだけ顔を突き合わせ、ママ友と情報交換したり、ときどきPTAや町内会に参加するくらいでは、社会性は身につきません。
やはり、お金を稼ぐという責任を担ってこそ育つものがあるのです。

お母さんが社会性を身につけることは、子供の教育にとっても有益です。
母子の心が健康なら、家族みんなの健康につながるのです。

女性がどんな選択をしても、社会と繋がって輝いて生きていけるように、「社会や男性が変化して行ってほしい」と願って止みません(笑)

「どんな選択をしても、互いを思いやって協力して乗り越える」
逃げ恥、最終話のセリフに集約しているのかなって思います。


新垣結衣さん、星野源さんのご結婚、本当にめでたいです。
ドラマのファンとして、
アゴがはずれるほど驚き、魂で祝福いたしました(笑)

それではまた〜

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