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日本の記録

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記事一覧

逆ジェンダーギャップ

逆ジェンダーギャップ

どこかの記事で読みました。「女性は本当に男女平等を望んでいるのでしょうか?」と。

それから考えていました。なるほど、確かにわたしが望んでいるのは男女平等じゃないかもしれない。それではあまりに綺麗事だったかもしれない。うん、そうだ。わたしが望んでいるのは男女平等の社会じゃなくて、ジェンダーギャップが逆転した社会だ、と思い至りました。男尊女卑が女尊男卑になった社会。これを見てみたいです。

男女平等

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差別をなくそう!

差別をなくそう!

差別をなくそう!と訴えるポスターを眺め、考えていました。

差別をなくそう!は間違いなく必要なメッセージだと思います。でもどうやったら差別をなくすことができるんだろう。

差別とは「違いを認めること」そしてその差を区別して「不当に低く扱うこと」。

違いを認めることだけなら悪いことではありません。みんな違うのだから違うことを理解し認めることは社会生活に必要な作業でしょう。でもその差を理由に、誰かや

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楽しく怖いスノーボード

楽しく怖いスノーボード

この冬もスノーボードを特訓しています。
スノーボードの面白いところは今この瞬間の自分の身体と環境に深く集中して、頭でものを考えなくなるところだと思います。

普段から考えることが好きです。頭の中でずーっと自分と議論したり、日常を振り返ったり、考えを巡らしています。けれどスノーボードで滑っている瞬間は余計なことを考えません。他のことを考える余裕はなくて、滑っているこの瞬間以外のことに意識が向いてしま

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わたしの英語はどんな英語

わたしの英語はどんな英語

世界で一番話されている言語はブロークンイングリッシュだそうです。

英語は私の母国語ではないし、訛りなんてあって当たり前。最低限通じればそれで良いやと、今まで英語の発音に対してあまり向上心を持っていませんでした。でも、もしかして、私の英語ってすごく伝わりにくいかもしれません。

英語で話していると、よく聞かれることがあります。

「あなたもしかしてフランス語、話す?」

初めて聞かれたときは「え!

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国際結婚は大変か?

国際結婚は大変か?

夫が外国人だというと「国際結婚って大変でしょう?私には無理だな~」なんて言われることがあります。

そういう言い方って失礼じゃない?という疑問はひとまず置いておいて、世の中には「国際結婚は大変」というイメージがあるのだなあと興味深く思います。
果たして”国際結婚は大変”というとき、世の中の人たちは一体どんな大変さを想像しているのでしょう。

外国語で話すのが大変?
でも日本語で話しているのに言葉の

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どうしてお給料が上がらないんだろう

どうしてお給料が上がらないんだろう

この冬、観光地で英語のアルバイトをしています。海外からのお客さんの対応をしたり、観光情報を英語で発信しています。

まさか日本の山奥に住んで、こんなに英語を使うことになるとは思ってもみませんでした。フランス語が生活の中心だったパリに比べ、日本に帰って来てからの方が断然、英語を使う機会が多くなりました。何がどこで役に立つか分からないものですね。

地方でも観光地には驚くほどたくさんの外国人が訪れます

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2024年の計画

2024年の計画

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

出遅れてしまいましたが、2024年の計画を立てました。今年も、年末にどれくらい達成できたか振り返るのが楽しみです。

それでは今年の目標を、4つばかり。

1.お金を稼ぐ!

帰国して以来、騙し騙しアルバイトをしたり自分たちでいろいろと動いていたけれど、収入は微々たるもの。ずっと貯金を切り崩す生活でした。これは精神衛生上良

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2023年の目標をふりかえり

2023年の目標をふりかえり

2023年の1番初めに投稿した記事は、2023年の計画についてでした。

さて1年経ってみて、どれくらい計画を実行できたのでしょうか?振り返ってみましょう。

1. おいしいお店をオープンする

お店の場所が決まらずオープンすることはできませんでした。でもお店実現に向けてチャレンジすることのできた1年でした。

色々なイベントに出店することができました。まずは小さな一歩です。
ポップアップショップ

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権利が先か、義務が先か?

権利が先か、義務が先か?

義務や責任を果たしてこそ、権利を主張することができるのか?
何はともあれ自身の権利を主張することが大切なのか?

とある経営者の人とお話ししている時に「最近の子は勘違いしている人が多い。まずは義務や責任を果たしてこそ、権利を主張できるというものなのに、何もせずに自分の権利ばかり主張しようとする子が多いんだよね」と言っていた。

そう言われれば最もらしく聞こえ、周りの人も皆ウンウンと頷いていたのだけ

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日本語を勉強します

日本語を勉強します

パートナーが、うちの母にインスタグラムでメッセージを送っている。自分の打っている日本語が合っているかどうか、聞いてくる。ひらがなのフリック入力は使えないけれど、ローマ字入力モードを使えば、もう自分でも日本語が打てるようになってきているのだ。

彼のケータイ画面を覗いていると、日本語を打つ時も文節で言葉を切ってスペースを開けている。フランス語らしい発想だなと思う。

Google翻訳で

I lea

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駆けっこ

駆けっこ

久しぶりに全力で駆けっこをしたら転けた。転けるのも久しぶりだった。

先週、近所の友達のお誕生日会があり、ご近所のお仲間たちと美味しいレストランに集まってお食事会をした。飲んで食べて飲んでとワイワイしていると、幼稚園や小学生の子どもたちは外へ出て駆けっこを始めていた。

どうやら小学生の男の子が速いらしい。私はもともと陸上部だったから、とはいっても高跳びが専門で飛びきり足が速かった訳ではないのだが

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フィルムからデジタルへ、人間から機械へ

フィルムからデジタルへ、人間から機械へ

パートナーがフォトアシスタントの仕事を始めた駆け出し時代、デジタルカメラはまだ存在していなかった。写真は当たり前のようにフィルムで撮られていた。

ライティングや露光を自分たちの目で見て操作し、フィルムへ映る写真をイメージした。そしてフィルムカメラで撮る前にポラロイドで撮影して確認する。とはいえフィルムに写る絵とポラロイドの絵は同じではない。ポラロイド写真を確認し、フィルムでの出来上がりを想像し光

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どれくらい話せるとペラペラと呼べるのか

どれくらい話せるとペラペラと呼べるのか

「フランス語ペラペラですね!」と言われることがよくある。その度になんと答えるのが正しいのだろうか、と迷う。

はたして私のフランス語力は”ペラペラ”なのだろうか。そもそも、どれくらい話せると”ペラペラ”の称号に値すると言えるのか。これは難しい問題だ。

フランスに住んでいたときは日常の99%がフランス語での会話だった。
仕事でも家でも友人ともほとんどがフランス語だ。フランス語で働き、フランス語で結

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日常の気になる言葉

日常の気になる言葉

「〜でいい」といわれると、”で”の部分が気になってしまう。

近所の美味しいお蕎麦屋さんでときどきアルバイトをしているのだが、ランチの注文を受けるときに気になることがある。お客さんの中に「Bランチ”で”いいわ」と注文する人がいるのだ。毎回、何人かはいる。

「かしこまりました〜!」と元気に注文を受けるのだが、しかし頭の中には疑問が浮かぶ。「本当はAランチ”が”いいけれど100円安いBランチ"で"い

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