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【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ③

【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ③

「自分は何がしたいのか」。迷う大村さんへの救いの手

高校卒業後、日本の大学に進学。部活には入らず、地元熊本で海外を目指すためのトレーニングを積んだ。ビーチサッカーチームや熊本県の教員サッカーチームの練習に参加。その傍ら、小学生や中学生のコーチにも挑戦した。もちろん、大学の授業にもちゃんと出席。スペインでの生活費用やフライト代を貯めるためにアルバイトもした。

「あの時は毎日30分、1時間単位で

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【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ②

【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ②

怪我に、敗北。挫折が少年を奮い立たせた。

スペインを目指したきっかけは、中学時代の遠征。
出身地・熊本のJ2チーム・ロアッソ熊本の下部組織に所属していたとき、スペインへ遠征し、同年代の選手と試合をした。

「子ども対大人みたいでした笑」

初めての外国人チームとの対決。歯が立たなかった。
何か彼らの方が勝っていたのか。
体格の大きさか?それとも、グラウンドやロッカールーム、食事などが整った環

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【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ①

【素敵人インタビュー】プロサッカー選手を目指し、19歳単身でスペインへ①

「スペインで、サッカーがしたいんだ」

大村さんが両親にこう打ち明けたのは、19歳の春。中学生の時に所属していたサッカークラブチームの遠征で訪れたスペインがずっと忘れられず、もう飛び出さずにはいられない。

コロナ禍での渡航に、息子を心配する母親。その隣で、父は「好きなことをやりなさい」と当面の生活費をポンと出してくれた。ただ、1つ条件つきになった。

「1年間だけ費用を出す。この期間に生活費

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半世紀共に過ごした桜。そこに伐採計画が。「また来年も・・・」70代女性が思いを語る。

半世紀共に過ごした桜。そこに伐採計画が。「また来年も・・・」70代女性が思いを語る。

 「日本人は桜に対する特別な思いがありますよね。桜の木へのこだわり愛着というか。ずっと長年、そばにあった桜であればなおさら」

 高橋圭子さん(仮名・70代女性)は30代の頃、結婚を機に横浜市旭区に引っ越してきた。豊かな自然に惹かれ住み着いたその土地は開発により住宅の多さが目立つようになった。
 それでも1本の大きな桜の樹だけは生き残っていた。

「地域住民の間では『あの白い桜』で知られています。

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PEOPLE 3. Yurie Adachi

PEOPLE 3. Yurie Adachi

足立友里絵さん。
現在はイタリアのプーリア州で夫と2人で農場を営んでいる友里絵さんは、これまでオーストラリアなどでも仕事をしてきた。
友里絵さんの素敵なところは、自分の気持ちに素直なところだと思う。ライフスタイルも仕事でも、「こうしたいな」と思った方に歩んでいける。実際にその通りに実現するかは分からなくても、やってみる。簡単そうに見えて実は出来ない人が多いのではないだろうか。

友里絵さんとの取材

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PEOPLE 2. NAMI SAITO

PEOPLE 2. NAMI SAITO

心は見えない分、複雑だ。

私は今、インタビューライターとしてキャリアを積むにあたり、様々な人にインタビューしている。自分が触れたことのなかった価値観に出会うのはライターとしての成長、人間としての深みにつながると思った。さらに「書いてくれてありがとう」と取材対象者の人からお礼をもらうこともあり、自分以外のためにもなると信じて行っている。
 今回記事を書くのは、斉藤ナミさん(twitter:@nam

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