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真夜中の深呼吸。

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私のままで生きるために、深呼吸をするように綴った文章たち。
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#企画メシ

あなたと一緒に、仕事がしたい。"働く理由" はそれしかなかった。

「みなさんに、退職のご報告があります。」

部長の口からその言葉が飛び出したとき、辞めるのは彼ではないと知っていたはずなのに、大きく心臓が波打った。

実際は、部下の退職報告を代わりにしたというだけの話だ。けれどわたしはそのとき、不意をつかれて思わず息を呑んだ。

そして、考えた。

もし、彼が今、本当に会社を辞めてしまったら。
わたしは一体、どうするのだろう?

しばらくの間、放心状態になってし

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"旅" を見つめなおす旅 〜言葉ギャラリーの裏側〜

"旅" を見つめなおす旅 〜言葉ギャラリーの裏側〜

今日からはじまる「言葉ギャラリー」という企画に、ご縁があって参加させていただくことになった。

言葉ギャラリーとは、首都圏のとある病院の廊下に「言葉と写真」を用いた作品を並べて展示する企画のこと。主催は、元ナースで今は企画を生業にされている、さっちんさん。

わたしも、今回のお誘いがあってはじめて知った企画だった。

きっかけは、昨年参加したオンラインの企画講座で出会った、同期のタグチさんからのメ

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"素直さ" を味方につけたら、憧れがほら、近づいてくる。

"素直さ" を味方につけたら、憧れがほら、近づいてくる。

わたしは「素直さ」のことを、ずっと生まれ持った性格のことだと思っていた。

まわりにいる素直な人を目にするたび、「あの子は素直な性格だから、人のいいところを見つけられてすごい」とか、「この人はもとから純粋だから、人を妬んだり僻んだりしないんだろうなあ」なんて思っていた。

だけど、実は素直になること、素直であることは意志や能力に近くて、後天的に誰でも身につけられる素質なのだ、ということに最近気づい

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贈りものって、愛なんだ。「図書係」から届いた一冊の本に心救われた夜

贈りものって、愛なんだ。「図書係」から届いた一冊の本に心救われた夜

2ヶ月前。心が弱っていたわたしの元に、ある人たちからの贈りものが届いた。

それは昨年参加していたオンライン講座「企画メシ」から生まれた「図書係 山と川」の2人から届いた、一冊の本だった。

これは、そんな一冊の本の贈りものに心を救われた、ある夜のお話。

「図書係 山と川」とは、80名近い同期一人ひとりに向けておすすめの本を紹介したという伝説を持つ片山さんと、初対面でもなぜかするすると心の内をさ

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守りたかったのは、あなたとわたしの感情でした。

「好きな自分になりたい」「好きな人と仕事がしたい」。

半年前のわたしは、心の中に詰まった溢れるほどの「好き」という気持ちに背中を押されて、憧れていた阿部さんが主催する「企画メシ」に飛び込んだ。

そして、12月11日。
とうとう「企画メシ」を卒業した。

自分自身と向き合い、貪欲に学びを吸収し、何度もつまずき、時には号泣し、それでも前へ前へと進んできた、半年間。

そんな、人生でいちばんの挑戦期

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自分の価値を知りたくて、殻をやぶって飛び出した

自分の価値を知りたくて、殻をやぶって飛び出した

人に自分のことを話すのが苦手。
文章では伝えられることも、話すとなると、途端に自信がなくなってしまう。

そんなわたしが、まさか人生で「ラジオの生配信」に挑戦する日がくるなんて。

***

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第7回目。講師は、Radiotalkの井上佳央里さん。

課題が発表されたとき、「生配信なんて、わたしには無理だ……」と、頭を抱えた。

だけど、

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"自分のまま" を生きることで、誰かの明日を守りたい。

"自分のまま" を生きることで、誰かの明日を守りたい。

なんて大それたこと、いままでのわたしだったら、到底口に出すことができなかった。

だけどいま、わたしはあえてこんな宣言をする。

わたしは、"岡崎菜波"のまま生きることで、
心が動いた瞬間をまっすぐな言葉にすることで、
出会った人が、どんな感情も自分も愛そうと思える、
小さなきっかけをつくる人になります。

これは、半年前から参加しているオンライン講座「企画でメシを食っていく」の卒業課題に向けて書

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「好きを言葉で紡ぐ人」から、「あなたの好きをつくる人」になりたい。

「好きを言葉で紡ぐ人」から、「あなたの好きをつくる人」になりたい。

「見つけてほしい。」
「誰かに、好きになってもらいたい。」

そんな必死の想いでつくった「自分の広告」は、結果的に、誰からも「推し」に選ばれることはなかった。

心の中では、「きっと、誰かひとりくらいは好きと言ってくれる人がいるはず…!」と楽天的に考えていたわたしは、残酷な現実を突きつけられて、目の前が真っ暗になった。

初回の講義を受けた今では「自分が選ばれなかったのって、当然の結果だったなあ…

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たくさん声を聴いたから、自分の心を信じられる。

たくさん声を聴いたから、自分の心を信じられる。

この一週間、自分の浅はかさと、反省の詰まったアウトプットを公開するのに尻込みして、なかなかnoteを更新できずにいた。

できずにいたら、締め切りが過ぎてしまっていた。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第6回目の講義は、ビビッドガーデンの秋元里奈さんを講師として迎えた、「食の企画」。

企画メシが始まった頃、「食の企画」という文字を目にして、心臓が跳ねてどこかへ飛ん

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愛しいものほど、距離感を間違えると守れなくなる。

愛しいものほど、距離感を間違えると守れなくなる。

はじめて講義中、涙を流しそうになった。

講義が終盤に差し掛かるにつれて、心を黒い雲が覆い、画面をそっとオフにした。

それくらい、あのときの自分の顔は、不安と悲しさと後悔で歪んでいる気がした。とてもじゃないけれど、誰かにその表情を見せることなんてできなかったのだ。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第4回目の講義は、ライツ社の大塚啓志郎さんを講師として迎えた、「本の

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あなたの人生で "ずっとそばに置いておきたい一冊" は、ありますか?

突然ですが、あなたには「人生で、ずっとそばに置いておきたい一冊」はありますか?

「あります!!」

という方、

「一冊になんて、絞れない……!」

という方。

もしよければ、あなたにとって「人生で、ずっとそばに置いておきたいくらい、手離したくない大切な本」を、わたしに教えてもらえませんか?

というのも、5月から参加しているオンライン講座「企画メシ」の次回の課題で、ライツ社さんに本を企画して

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目を閉じたから、見えたこと。「わからない」から、あなたの声が聞きたくて。

目を閉じたから、見えたこと。「わからない」から、あなたの声が聞きたくて。

あ、「わからない」ことって、悪いことじゃないんだ。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第4回目の講義を終えて、いちばん最初に浮かんだのは、そんな感想だった。

今回、講義をしてくださったのは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の檜山晃さん(ひやまっちさん)。

講義の中で耳にしたこの一言に、わたしは心を救われた。

ここ最近、仕事や私生活のなかで、

「自分はなんて、ひと

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私の「好き」と、あなたの「好き」に、はじめて橋がかかった日

私の「好き」と、あなたの「好き」に、はじめて橋がかかった日

「伝わった!」

阿部広太郎さん主催のオンライン連続講座「企画でメシを食っていく」の第2回目の講義が終了した、今日。

zoomを閉じてから、心にいちばん最初に浮かんだのは、「伝わった」という4文字と、溢れるほどの喜びだった。

初回課題で「自分の広告」を作成して、誰の心にも届くことがなかった、選ばれることがなかった、あのときの悲しさや寂しさ。今でも鮮明に覚えているし、たぶんこの先も忘れないと思う

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仲間ができたとき、夢は"現実"に一歩近づく。

仲間ができたとき、夢は"現実"に一歩近づく。

さあ、いよいよ「チームの企画」のスタートだ。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第3回目の講義が終了し、PC画面の前で、わたしは小さく深呼吸をした。

課題として決められていた締め切りまでに企画書を無事提出し、講義も終わったけれど、「チームの企画」はここから、本格的にはじまる。

次にメンバーと集まる日が決まり、まずは自分の中にある想いや考えを、整理して、書き留めてお

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