記事一覧
「書く福祉」のライターとして独立して、今こそ「遍路」へ・石黒好美の「3冊で読む名古屋」【番外編3】
ライター/社会福祉士の筆者による連載、番外編の3回目(2024年4月20日のニュースレター配信記事のnote版)です。
紋切り型ではない言葉を求めて 聖か賤(せん)しか、ないのである。
2016年、フリーライターとして独立したばかりの頃になごやメディア研究会(なメ研)でお話をさせてもらった時の資料に、私はこう書いていた。
福祉を語る言葉は紋切り型ばかりで、評価の切り口があまりにも少ないの
関口威人の災害取材ノート・能登半島地震「県ボラ」体験記
発生から3カ月半が経とうとしている能登半島地震。被災地には多くの倒壊家屋が手付かずのまま残り、一方でボランティアや「人」の少なさが指摘されています。
ボランティアをするにはいくつもルートがある、というか元々やりたければ誰でもどんな方法でも自発的にやるのがボランティアですが、昨今は良い意味で洗練、悪い意味で統制・管理されてきました。
今回の能登半島地震では、最も正式なルートである石川県主体
僕が18年前に「育休」を取ってその後会社を辞めたわけ・関口威人の「フリー日和 (⌒∇⌒)□」
私事で恐縮ですが、息子が大学に合格しました。
名古屋からは遠い、はるか西の大学ですが、第一志望だったので本人も家族も納得しています。
今まさに引っ越しの準備でドタバタですが、部屋の片付けなどを手伝いながら、ふと感慨深い思いにかられます。
この子のおかげで今の自分があるなあと。
息子の誕生と「戦場」とのつながり 2005年に息子が生まれたとき、僕はまだ新聞社でサラリーマン記者をしていま
会社を辞めて福祉の世界に入ったら「草の根ささえあいプロジェクト」がすごかった・石黒好美の「3冊で読む名古屋」【番外編2】
ライター/社会福祉士の筆者による連載、番外編の2回目(2024年3月16日のニュースレター配信記事のnote版)です。
始まりは「穴を見つける会」 親にも男にも頼らず、私は一人で生きていくんだわ、とがむしゃらに働く社畜だった私が『ビッグイシュー』のボランティアにはまり、挙句会社を辞めてしまったのが、2011年の夏だった。(前回のお話はこちら)
「通信制の大学で社会福祉士の勉強をしながら、福祉
ジブリパーク新エリア「魔女の谷」はキャラクターが動き回る ハウルの城やキキのパン屋も 3月16日開園へ
愛知県長久手市のテーマパーク「ジブリパーク」で3月16日から開園する新エリア「魔女の谷」のメディア向け内覧会が2月28日にあった。魔女の出てくるスタジオジブリ作品の世界観を表現した建物とアトラクションが並び、オリジナルメニューを提供するレストランや新たなグッズショップも登場する。
記事はコチラ→ https://yahoo.jp/zhPXUM
(文・関口威人、動画撮影・中村幸徳/nameken)
僕の「伝わる」文章術 「。」と「、」のセオリー編・関口威人の「フリー日和 (⌒∇⌒)□」
最近、若い人が「。(句点)」を嫌がるという記事が話題になっていました。LINEのメッセージなどの文末に「。」が付いていると威圧的に感じるそうで。知らずに送り付けていると「マルハラ(マルハラスメント)」なんて言われてしまうとか。
うーん、どうかなと思って高1の娘とのLINEのやり取りを見直してみると確かに「。」なし。それどころか「、(読点)」まで見当たらんじゃん! 文章の区切りは徹底的に改行し
今年も賑わう志摩スペイン村 VTuberコラボ、今度は「サンゴとサロメ」の2人でお出迎え
三重県志摩市のテーマパーク「志摩スペイン村」で、バーチャルYouTuber(VTuber)とのコラボイベントが10日に始まった。昨年のイベントは初日に例年の2.3倍の来場者が押し寄せ、「いつでも空いてる」「並ばない」などの“自虐ネタ”で知られたスペイン村のイメージが変わったと話題になった。今年はVTuberのキャラクターが2人になり、さっそく前年同様の賑わいとなっている。
記事はコチラ↓
htt もっとみる
トヨタ自動車・豊田章男会長の記者会見を生中継
トヨタ自動車の豊田章男会長が30日午後、名古屋市内で記者会見し、グループ企業の日野自動車やダイハツ工業、豊田自動織機などで不正行為が相次いで発覚したことについて「お客様の期待を裏切り、認証制度の根底を揺るがせる極めて重いことと受け止めている。グループ責任者としておわび申し上げる」と陳謝した。
記事はコチラ↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fbba45a56c もっとみる
石黒好美の「3冊で読む名古屋」⑨ 今こそ、神さえも笑うマンザイを
ライター/社会福祉士の筆者が、名古屋にまつわる本をキーブックに、関連する2冊の本とあわせて読みながら世のありようを問います。
(※ 本記事は2024年1月21日のニュースレター配信記事のnote版です)
【今回の3冊】
・『尾張万歳たずねたずねて(前編、中編、後編)』(岡田弘、名古屋市教育委員会文化財叢書)
・『笑いを科学する ユーモア・サイエンスへの招待』(木村洋二、新曜社)
・『すべてはタ
【関口威人の災害取材ノート】阪神大震災と能登半島地震・落ちこぼれ建築学生が感じる30年目の使命
(※ 本記事は2024年1月13日のニュースレター配信記事のnote版です)
能登半島地震ではいまだに安否不明者が多数おり、大切な人や家を失った皆さん、先の見えない避難生活を過ごしている皆さんの心痛は察するに余りあります。
一方、17日には阪神・淡路大震災から29年の節目が来ます。1995年から数えて今年は30年目です。
あのとき建築学生だった僕は、テレビ画面に映し出される神戸の街の惨
【関口威人の災害取材ノート】西日本豪雨で僕が「アレルギー」の問題を追い掛けたわけ
(※ 本記事は2023年7月8日のニュースレター配信記事のnote版です)
災害は忘れた頃に…は本当に昔の話。
災害の節目は、切れ目のないようにやってきます。
特に7月は、毎年のように水害が発生する季節。中でも5年前の西日本豪雨は、広域のすさまじい集中豪雨で200人以上が亡くなった衝撃的な水害でした。
災害の教訓をまとめるシリーズとして、当時の僕の動きを振り返ってみたいと思います。
【関口威人の災害取材ノート】「マスゴミ」視・デマ広がる被災地で…熊本地震から学んだこと
(※ 本記事は2023年4月15日のニュースレター配信記事のnote版です)
2度の「震度7」で熊本県を中心に被害をもたらした熊本地震から7年が経ちました。
地震と関連死で亡くなった方々は276人に上り、今も災害公営住宅で孤独死が発生しているとされ、心が痛みます。
発生直後の現場では「マスゴミ」の言葉が表す取材者に対する厳しい目線があった一方、情報不足から住民が募らせるストレスやデマの広が
【関口威人の災害取材ノート】3.11 あの日の思いとあのときの動き
(※ 本記事は2023年3月11日のニュースレター配信記事のnote版です)
東日本大震災から12年となりました。犠牲になった2万人以上の方々の冥福を心よりお祈りいたします。その上で南海トラフ地震など「次の震災」への備えを進めていくためにも、あのときの僕の動きと思いを振り返っておきたいと思います。
NPOスタッフとして現地へ 2011年当時、僕はフリー3年目で、災害救援のNPO「レスキュースト