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私が呼吸して、笑うことが、彼女の幸せに繋がる。

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私が呼吸して、笑うことが、彼女の幸せに繋がる。

記事一覧

口から出た言葉は戻せない。

理不尽極まりない言葉を投げつけられた時って、なんでこんなに気が晴れないのでしょう。 気にしなきゃいい、そんな分かってるけど。 いやーーーーな気持ちは、そう簡単に…

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3年前
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恐竜に嫉妬するのは、私くらいなものだろう。

自分の中の、優しい気持ちだけを恋人にあげることが出来たら、どんなに楽だろうといつも思う。 いらいらも、もやもやも。 理不尽に八つ当たりしてしまうたび、毎回懲りず…

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3年前
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「生きづらい」と恋人が言った、その時。

私のパートナーは双極性障害を持っており、私と同じメンタルクリニックに通っている。 私は8年ほど前から、パニック障害を患っている。 それについては、いつかまた別のタ…

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3年前
11

ほんの、数秒。(#冒頭3行選手権/つづき)

一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。 そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。 こっち向いてよ、ねぇ。 ◇ 「見る」という行為は、二つの意味を持っていると私は考え…

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3年前
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ほんの、数秒。

一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。 そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。 こっち向いてよ、ねぇ。 ◇ 「#冒頭3行選手権」 面白そうだったので、参加させていた…

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3年前
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青空が見たい。

今回使わせていただいた画像のタイトルは「青空」。 おいくつだかは分からないが、娘さんが描かれたものだという。 素敵な感性だなぁって、素直に思った。 同時に、それを…

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3年前
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恋愛履歴。

好きなひとの、好きなひとには、どうやったらなれるんだろう。 そもそも「恋愛対象」の枠に入ってないところからのスタートだから、世界がひっくり返るくらいのことがない…

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3年前
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化粧は、誰の為のものか。

「#私のベストコスメ」というワードが心に刺さったので、記事を書いてみようと思う。 最初に断っておくと、所謂すっぴん風メイクを主にしているユニセックスを愛している人…

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3年前
21

彼女と私、7年目。

一緒に暮らしている彼女と、出会ってから丸6年が経ちました。 世の中的に言うと私たちはセクシャルマイノリティーとか、LGBTQとか、そういうもの。 中身は、ただただ普通…

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3年前
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転職しようか、するまいか。

学生を終えたら、縁あって「先生」と呼ばれる立場になった。 まさに青天の霹靂。 そして今、人生何度目かの分岐点に立っている。 就職について考える時、履歴書のフォー…

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3年前
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初日。

今日から私は、とある場所の学生になる。 30半ばを過ぎて「学生」と名乗るのは少し気恥ずかしい気もするが、久々の座学、そして勉強は楽しみなものだ。 義務教育、そして…

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4年前

当たり前なんて世界のどこにも存在しないことを、知ったのはいつの頃か。

「家族」というのは最も身近な「他人」である、という言葉を本か何かで読んだのは、中学生の時だった。 ああ、結局は他人なんだ。父も母も弟も。 家という建物の中は、何…

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4年前
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口から出た言葉は戻せない。

口から出た言葉は戻せない。

理不尽極まりない言葉を投げつけられた時って、なんでこんなに気が晴れないのでしょう。
気にしなきゃいい、そんな分かってるけど。

いやーーーーな気持ちは、そう簡単に消えないのです。
しかも職場だし、相手は先輩だし、同性だし。

どこに行ったって「合わないひと」がいるもんですよね。

けどさぁ、自分の気分で、他人に言葉を投げるのは良くないと思う。
日によって言う事が違うとかさ、振り回されたくないもの。

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恐竜に嫉妬するのは、私くらいなものだろう。

自分の中の、優しい気持ちだけを恋人にあげることが出来たら、どんなに楽だろうといつも思う。

いらいらも、もやもやも。
理不尽に八つ当たりしてしまうたび、毎回懲りずに自己嫌悪してしまう。

女性は、月の半分は何かしらの不調を抱えているというけれど。
毎月毎月、メンタルまで引きずられるのは本当に勘弁してほしい。
まぁ、性別に関わらず日々の感情は波があって当然で、誰しも楽しい日があれば、いまいちな日もあ

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「生きづらい」と恋人が言った、その時。

「生きづらい」と恋人が言った、その時。

私のパートナーは双極性障害を持っており、私と同じメンタルクリニックに通っている。

私は8年ほど前から、パニック障害を患っている。
それについては、いつかまた別のタイミングで文字にしたい。

彼女の最初の診断は、適応障害だった。

付き合ってから間もなく、一緒に暮らし始めた頃。
出張続きの激務で、日に日に元気がなくなっていく彼女の姿に、いつか倒れるんじゃないかと心配していた。
そんな、ある日の朝、

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ほんの、数秒。(#冒頭3行選手権/つづき)

ほんの、数秒。(#冒頭3行選手権/つづき)

一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。
そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。

こっち向いてよ、ねぇ。



「見る」という行為は、二つの意味を持っていると私は考えている。

相手を自分が認識するという事と。
相手が、自分を認識してくれるという事。

他者がいるからこそ、自分という存在を意識できる。
別の人間との関りが、心を成長させる。

人と関わる中で楽しみを知って。
同時に一人でいる時の寂し

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ほんの、数秒。

一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。
そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。

こっち向いてよ、ねぇ。



「#冒頭3行選手権」
面白そうだったので、参加させていただきました。
素敵な企画、ありがとうございます。

こういうの、大好き。

青空が見たい。

青空が見たい。

今回使わせていただいた画像のタイトルは「青空」。
おいくつだかは分からないが、娘さんが描かれたものだという。

素敵な感性だなぁって、素直に思った。
同時に、それをこういう形で世の中に発信してくださった事に感謝。
ありがとうございます。



私は元々物書きになりたかったのだけど、経済的な事情で高校卒業と同時に就職せざるを得なかった。
趣味として、それでも暫くは細々と続けていた。
でも、段々と空

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恋愛履歴。

恋愛履歴。

好きなひとの、好きなひとには、どうやったらなれるんだろう。

そもそも「恋愛対象」の枠に入ってないところからのスタートだから、世界がひっくり返るくらいのことがないと、難しいだろうことは分かってる。

けど、分かってたって簡単に諦めきれないから、恋ってやつは厄介だ。



「さーちゃん」とは、中学の入学式で初めて会った。
同じクラスのいい匂いがする女の子。
今まで私の周りにいなかった、ノートに並ぶ

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化粧は、誰の為のものか。

化粧は、誰の為のものか。

「#私のベストコスメ」というワードが心に刺さったので、記事を書いてみようと思う。
最初に断っておくと、所謂すっぴん風メイクを主にしているユニセックスを愛している人間の「メイク」なので、キラキラしたデパコスとかの話は出てきません。悪しからず。



私は母親から、「女性らしい身だしなみについて」教えられた記憶がない。
「女の子なんだから、みっともない」って感じで足を開いて座っていた時にいやな顔をさ

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彼女と私、7年目。

彼女と私、7年目。

一緒に暮らしている彼女と、出会ってから丸6年が経ちました。
世の中的に言うと私たちはセクシャルマイノリティーとか、LGBTQとか、そういうもの。
中身は、ただただ普通の、ごく普通のひと。
多分これを見ている人の近くでも、ひっそり当たり前に生活してるはず。
日常的に意識していないだけで、身近にいないだけで、知らないことは山のようにある。



今回使用させていただいた画像は「かがみ」というタイトル

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転職しようか、するまいか。

転職しようか、するまいか。

学生を終えたら、縁あって「先生」と呼ばれる立場になった。

まさに青天の霹靂。

そして今、人生何度目かの分岐点に立っている。
就職について考える時、履歴書のフォーマットをパンパンに埋め尽くす転職歴を眺めながら、私はいつも考える。

学生の頃からもっと、仕事について現実的な事を教えて貰いたかった。

例えば、会社は早々に辞められないんだよとか。
例えば、転職した理由とかは少しくらい無理しても前向き

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初日。

初日。

今日から私は、とある場所の学生になる。

30半ばを過ぎて「学生」と名乗るのは少し気恥ずかしい気もするが、久々の座学、そして勉強は楽しみなものだ。

義務教育、そして高校まで学んだ当時の私は、勉強が嫌いだった。

はっきりとした検査なんてしていないから分からないが、自分では大人の発達障害なんじゃ…と思う事も現在少々。

夏休みの宿題を、二学期が始まってから先生に「出来ません…」て真顔で言いにいった

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当たり前なんて世界のどこにも存在しないことを、知ったのはいつの頃か。

当たり前なんて世界のどこにも存在しないことを、知ったのはいつの頃か。

「家族」というのは最も身近な「他人」である、という言葉を本か何かで読んだのは、中学生の時だった。

ああ、結局は他人なんだ。父も母も弟も。

家という建物の中は、何がおきているか他人には分からない。

外からは何も見えない。

どれだけ嫌だと泣いても。

朝が来ることが怖くて、眠れず苦しくても。

助けてくれる人なんて来ない。

それでも誰かを頼りたかったし、まだまだ誰かに甘えたかった、あの頃。

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