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私が呼吸して、笑うことが、彼女の幸せに繋がる。

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私が呼吸して、笑うことが、彼女の幸せに繋がる。

最近の記事

口から出た言葉は戻せない。

理不尽極まりない言葉を投げつけられた時って、なんでこんなに気が晴れないのでしょう。 気にしなきゃいい、そんな分かってるけど。 いやーーーーな気持ちは、そう簡単に消えないのです。 しかも職場だし、相手は先輩だし、同性だし。 どこに行ったって「合わないひと」がいるもんですよね。 けどさぁ、自分の気分で、他人に言葉を投げるのは良くないと思う。 日によって言う事が違うとかさ、振り回されたくないもの。 残念なことに、私の両親は所謂毒親なので、幼少期から理不尽な扱いを受けてきた。

    • 恐竜に嫉妬するのは、私くらいなものだろう。

      自分の中の、優しい気持ちだけを恋人にあげることが出来たら、どんなに楽だろうといつも思う。 いらいらも、もやもやも。 理不尽に八つ当たりしてしまうたび、毎回懲りずに自己嫌悪してしまう。 女性は、月の半分は何かしらの不調を抱えているというけれど。 毎月毎月、メンタルまで引きずられるのは本当に勘弁してほしい。 まぁ、性別に関わらず日々の感情は波があって当然で、誰しも楽しい日があれば、いまいちな日もある。 そんな私の今日は、いまいちな日だ。 ◇ 「何でも、自分の思い通りにな

      • 「生きづらい」と恋人が言った、その時。

        私のパートナーは双極性障害を持っており、私と同じメンタルクリニックに通っている。 私は8年ほど前から、パニック障害を患っている。 それについては、いつかまた別のタイミングで文字にしたい。 彼女の最初の診断は、適応障害だった。 付き合ってから間もなく、一緒に暮らし始めた頃。 出張続きの激務で、日に日に元気がなくなっていく彼女の姿に、いつか倒れるんじゃないかと心配していた。 そんな、ある日の朝、彼女は遂にベッドから起き上がれなくなった。 様子のおかしい彼女を、どうにか私が

        • ほんの、数秒。(#冒頭3行選手権/つづき)

          一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。 そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。 こっち向いてよ、ねぇ。 ◇ 「見る」という行為は、二つの意味を持っていると私は考えている。 相手を自分が認識するという事と。 相手が、自分を認識してくれるという事。 他者がいるからこそ、自分という存在を意識できる。 別の人間との関りが、心を成長させる。 人と関わる中で楽しみを知って。 同時に一人でいる時の寂しさを、知っていくのだと思う。 ◇ 例えば、犬の散歩。 飼い主さんを見上げて

        口から出た言葉は戻せない。

        • 恐竜に嫉妬するのは、私くらいなものだろう。

        • 「生きづらい」と恋人が言った、その時。

        • ほんの、数秒。(#冒頭3行選手権/つづき)

          ほんの、数秒。

          一番近くにあるものが、何よりも一番遠い。 そんなの寂しすぎるじゃない、ねぇ。 こっち向いてよ、ねぇ。 ◇ 「#冒頭3行選手権」 面白そうだったので、参加させていただきました。 素敵な企画、ありがとうございます。 こういうの、大好き。

          ほんの、数秒。

          青空が見たい。

          今回使わせていただいた画像のタイトルは「青空」。 おいくつだかは分からないが、娘さんが描かれたものだという。 素敵な感性だなぁって、素直に思った。 同時に、それをこういう形で世の中に発信してくださった事に感謝。 ありがとうございます。 ◇ 私は元々物書きになりたかったのだけど、経済的な事情で高校卒業と同時に就職せざるを得なかった。 趣味として、それでも暫くは細々と続けていた。 でも、段々と空想の時間は現実に蝕まれ、文字を書くことは減っていった。 心が貧しくなっていると

          青空が見たい。

          恋愛履歴。

          好きなひとの、好きなひとには、どうやったらなれるんだろう。 そもそも「恋愛対象」の枠に入ってないところからのスタートだから、世界がひっくり返るくらいのことがないと、難しいだろうことは分かってる。 けど、分かってたって簡単に諦めきれないから、恋ってやつは厄介だ。 ◇ 「さーちゃん」とは、中学の入学式で初めて会った。 同じクラスのいい匂いがする女の子。 今まで私の周りにいなかった、ノートに並ぶ文字のキレイな大人っぽいひと。 背が小さくて、笑うと可愛らしい、だけど部活は剣道

          恋愛履歴。

          化粧は、誰の為のものか。

          「#私のベストコスメ」というワードが心に刺さったので、記事を書いてみようと思う。 最初に断っておくと、所謂すっぴん風メイクを主にしているユニセックスを愛している人間の「メイク」なので、キラキラしたデパコスとかの話は出てきません。悪しからず。 ◇ 私は母親から、「女性らしい身だしなみについて」教えられた記憶がない。 「女の子なんだから、みっともない」って感じで足を開いて座っていた時にいやな顔をされたり、「顔がお上品なんだから、そんな言葉遣いはやめなさい」とか小言を言われたこ

          化粧は、誰の為のものか。

          彼女と私、7年目。

          一緒に暮らしている彼女と、出会ってから丸6年が経ちました。 世の中的に言うと私たちはセクシャルマイノリティーとか、LGBTQとか、そういうもの。 中身は、ただただ普通の、ごく普通のひと。 多分これを見ている人の近くでも、ひっそり当たり前に生活してるはず。 日常的に意識していないだけで、身近にいないだけで、知らないことは山のようにある。 ◇ 今回使用させていただいた画像は「かがみ」というタイトルがついていた。 長年連れ添ってきた夫婦は顔や雰囲気が似てくるというけれど、それは

          彼女と私、7年目。

          転職しようか、するまいか。

          学生を終えたら、縁あって「先生」と呼ばれる立場になった。 まさに青天の霹靂。 そして今、人生何度目かの分岐点に立っている。 就職について考える時、履歴書のフォーマットをパンパンに埋め尽くす転職歴を眺めながら、私はいつも考える。 学生の頃からもっと、仕事について現実的な事を教えて貰いたかった。 例えば、会社は早々に辞められないんだよとか。 例えば、転職した理由とかは少しくらい無理しても前向きな、良い理由を言わなきゃいけないんだよ、とか。 細かな仕事の種類、あれこれ。

          転職しようか、するまいか。

          初日。

          今日から私は、とある場所の学生になる。 30半ばを過ぎて「学生」と名乗るのは少し気恥ずかしい気もするが、久々の座学、そして勉強は楽しみなものだ。 義務教育、そして高校まで学んだ当時の私は、勉強が嫌いだった。 はっきりとした検査なんてしていないから分からないが、自分では大人の発達障害なんじゃ…と思う事も現在少々。 夏休みの宿題を、二学期が始まってから先生に「出来ません…」て真顔で言いにいったのは黒歴史。 赤点、補習も恥ずかしながら常連。 高校を卒業して社会人になり、

          初日。

          当たり前なんて世界のどこにも存在しないことを、知ったのはいつの頃か。

          「家族」というのは最も身近な「他人」である、という言葉を本か何かで読んだのは、中学生の時だった。 ああ、結局は他人なんだ。父も母も弟も。 家という建物の中は、何がおきているか他人には分からない。 外からは何も見えない。 どれだけ嫌だと泣いても。 朝が来ることが怖くて、眠れず苦しくても。 助けてくれる人なんて来ない。 それでも誰かを頼りたかったし、まだまだ誰かに甘えたかった、あの頃。 家族との接し方に悩んでいた私は、強い衝撃を受けた。 「身近な他人」である家族

          当たり前なんて世界のどこにも存在しないことを、知ったのはいつの頃か。