マガジンのカバー画像

【参謀】参謀的考察記事まとめ

57
参謀視点で私が考えた記事があります!皆さんの仕事や課題解決、経営戦略に役立てば幸いです。
運営しているクリエイター

#経営

【参謀】部下がミスをした時どう考えるべきか。ー教えることと仕組み作りと【真の原因を考える】

【参謀】部下がミスをした時どう考えるべきか。ー教えることと仕組み作りと【真の原因を考える】

叱るというよりは、
ミスや失敗の原因の多くが
1。仕組み作りが徹底してはできていないこと(ダブルチェックも含む)
2。マニュアル化されてないこと
3。社員教育が不足しているこちらに非があること
の三点であることが多いのでしっかり考えたいですよね。ミスの真の原因を。

結局そこをしっかり考えて仮説でも良いので対策をし、次に備える(いわゆるそれを仕組み化と呼ぶのかもしれませんが)ことでミスの少ない職場

もっとみる
【参謀・思考実験】ベネッセをどう立て直すか1【5つの事業】

【参謀・思考実験】ベネッセをどう立て直すか1【5つの事業】

ベネッセを買収したとしてどうするか?
このニュースを見て考えてみました。

1。介護事業はもう利益伸びなさそうだしシナジーないからまず売る。
→これでどれぐらいのキャッシュ(現金)が手に入りそうか。

2。模試事業どうするか。紙の値上がりが酷くて大変そう。
→実際はどうなのか。赤字か黒字かによるのか、、。ただし模試事業を売るのは難しい。買い手がいるのか。

3。塾事業どうするか。
実はベネッセは、

もっとみる
【企業情報を読む】ベネッセHD(進研ゼミで有名ですね)が経営陣による株式買収で上場廃止へ。【これは驚いた】

【企業情報を読む】ベネッセHD(進研ゼミで有名ですね)が経営陣による株式買収で上場廃止へ。【これは驚いた】

これがそのニュース↓

以前の私の記事でもベネッセの決算を取り上げていました。詳細は以下の記事を参照ですが、大学・社会人事業以外は本当に厳しいです。やはり中国事業が政治的要因(塾禁止など)で大幅に躓いたのがきつい。

とはいえ、上場廃止で何を目指すのか、というのは少し見えにくいところ。以下の3点ぐらいか。
・株価を気にしなくて良い。配当金も0にしての資金確保も可能。
・経営情報を逐一出す必要がなく

もっとみる
【参謀・知識】財務系(実際に読んだことのある本も紹介)【学んでおいた方が良いことは何か?】

【参謀・知識】財務系(実際に読んだことのある本も紹介)【学んでおいた方が良いことは何か?】

実際のところ、どのような職種の人も財務諸表は読めた方がいいです。貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書、そしてその数値からなにが読み取れるか、ということがわかればいろいろな場面で役立ちますし、パッと見のニュースに騙される(?)こともないでしょう。なお私は管理会計畑です。

ここで過去に読んだことのある本をご紹介、、と思ったところ、昔初めて読んだ本がもうない模様で無念、、。それでもいくつかを

もっとみる

【参謀・経営】企業組織の再構築は、集約と分散の繰り返し。集約による画一化のデメリットがメリットを越えてくると個対応のための分散となり、分散による機能重複のデメリットがメリットを越えると集約となる。どちらが正解などはない。

【参謀・マーケティング】本当にお客様が求めているものは何か?【考える・仮説実行検証・質問力】

【参謀・マーケティング】本当にお客様が求めているものは何か?【考える・仮説実行検証・質問力】

難しい。
【視点1】
完璧にはわからないからこそ
「よく考えるべきだ」とも言えるし
「仮説→実行→検証を高速で回すべき」
とも言える。
正解に近づくために。

【視点2】
お客様自身も自分が欲しいもの、必要としているものはわかっていない、という見方もある。
だからこそ、コミュニケーションから
「本当のお客様の課題を引き出す」
事が必要なのだろうと思う。
傾聴というほど簡単でもない。
この場合、本当

もっとみる
セブンイレブンの2023第3四半期決算資料を読む【アメリカ事業の驚異的な伸び】

セブンイレブンの2023第3四半期決算資料を読む【アメリカ事業の驚異的な伸び】

7-Eleven.Incの営業利益が1387億円増加で、ついにセブンイレブンジャパンを抜く。凄すぎてコメントができないぐらい凄い。消費王国アメリカで日本発祥の小売企業が大きな利益をあげるのは奇跡ともいうべき出来事。

キッコーマンの2023第2四半期決算資料を読む【実は超グローバル企業】

キッコーマンの2023第2四半期決算資料を読む【実は超グローバル企業】

キッコーマンの2023第2四半期決算を見てびっくり。
海外事業が国内事業の約3倍の売上があることに。利益は3倍以上。
半期で約3000億円の売り上げのうち2200億円が海外とは、、。

しょうゆ世界市場の攻略段階図が興味深い。きちんと
輸出→市場拡大→現地生産→販売増→販売拠点展開→体制整備
という段階を想定してある。

さて、しょうゆでアジア、インド、アフリカと攻略できるか。
まずはアジア攻略が

もっとみる
スシローの2023第1四半期決算資料を読む【海外は絶好調】

スシローの2023第1四半期決算資料を読む【海外は絶好調】

今話題のスシロー(社名は違いますがわかりやすいので)ですが、実は海外事業が絶好調。急成長を遂げており、ついに海外事業の利益が国内事業の利益を上回りそうです。キッコーマンしかり日本の食品、あるいは食品チェーンは海外事業が生き残りの鍵になるのでしょう。

海外事業は22年の同時期の三か月と比べて60億円以上売り上げを伸ばしています。

なんと海外100店舗。タイでの事業の成長は目を見張るものがあります

もっとみる
ベネッセの2022第3四半期決算を読む【1年で350万人以上の会員減】

ベネッセの2022第3四半期決算を読む【1年で350万人以上の会員減】

ベネッセの2022第3四半期決算。赤字のお荷物だった英会話のベルリッツをようやく切り離したものの進研ゼミの会員数が1年で130万人以上、売上高で60億円以上減少。こどもチャレンジは国内外合わせて200万人以上減少。成長頭だった中国市場も完全に終わった。さてどうする。

5月に大変革案を発表すると言っているがどんな内容になるのか、、、。

島津製作所子会社の不正行為ー売上目標数値が過度に追及される企業風土の企業で過去何度となく起きている出来事ー

島津製作所子会社の不正行為ー売上目標数値が過度に追及される企業風土の企業で過去何度となく起きている出来事ー

何度繰り返せば、気が済むのかという事例。
他の企業でも事例は多くあるが、それでも取り上げる意味はあるだろう。

20年前「部下との面談で、時には数時間に渡って、会議室から出られない状態で、業績目標を厳しく求めたことや」
↓そしてその上司が九州地区全体を仕切るようになると、、
一部の営業所長に大きなプレッシャが掛かるようになる

装置がある一定期間で壊れるように細工し、保守費用を稼ぐことが出来る様

もっとみる
【個人的な考え】削ることを恐れて付け足すばかりでは、結局すべて中途半端になって終わる【戦略】

【個人的な考え】削ることを恐れて付け足すばかりでは、結局すべて中途半端になって終わる【戦略】

久しぶりに【個人的な考え】記事。
戦略とは、いかに戦わずに勝つかを考えることだという部分もあると考えています。以下はこれを踏まえた「なぜなぜ作文」
↓↓
なぜみんな付け足すことばかり考えて、削ることを考えないのか。

使える人的資源は減っているのに。そうしなければ、全部中途半端になって全部失敗するじゃないか。なぜこれが浸透しないのか、なぜ止める勇気をもたないのか、なぜ減らしてから付け足すことを考え

もっとみる
千趣会の2023年第一四半期決算を読む【2月の予想を6月に大幅下方修正。わざと?】

千趣会の2023年第一四半期決算を読む【2月の予想を6月に大幅下方修正。わざと?】

正直言って、上場企業でこれは酷い。
2月に2023年度決算の予想を出している。
2022年度78億円の赤字から2023年度4億円の黒字へ。↓

しかしこれを正直言ってよく出すなと言う感想しかなかった。
こんな急回復できたら超の付く名経営者だが、そんなはずはない。普通。

そして4ヶ月後、、4億円の黒字予想から37億円の赤字。↓

今後誰が千趣会を信じると言うのか。。
という感想しかない。

【参謀】1。全体最適と部分最適。2。挑戦(あえてイノベーションとは言わない)と改善。3。外部環境の変化と内部(経営)資源。→現時点の自らの現状を踏まえて、この3つを考えながらどう(取り組んで)進めて行くかが、企業全体でも組織でも一個人でも目標に向かっていく時に大切なことだとメモ。