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図書室

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子どもたちが読んだ本、子どもたちに読み聞かせした本を紹介します。 多くはAmazonかTSUTAYAで購入したもの(たまにBOOKOFF)、もしくは公立の図書館で借りたものです。… もっと読む
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#ヨシタケシンスケ

【子育て】『もしものせかい』【図書室】

【子育て】『もしものせかい』【図書室】

子どもを市立図書館に連れて行ったついでに、数冊本を借りました。
最近は末っ子も自分で本を選んで(表紙を見て、適当に)、平仮名だけだったら自分で読むので、読み聞かせの出番が減ってきました。
(読むのが面倒だったり、長いお話のときは持ってきますが)

子どもが本を選んでいる間に、ヨシタケシンスケさんの『もしものせかい』を読みました。

今回の絵本。
子どもにもいいですが、親(大人)にもいいです。
子ど

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【子育て】『あんなに あんなに』【図書室】

【子育て】『あんなに あんなに』【図書室】

久しぶりにヨシタケ本。
ヨシタケシンスケさんの『あんなに あんなに』を読みました。

読み聞かせのために図書館で借り始めたヨシタケさんの本。
気付いたら完全に私がはまってしまって、図書館でも書店でも、私が先に見つけて読んでいます。

食事の後に読もうと本棚に立てていたら、食器を洗っている間に次男と末っ子が見つけて、先に読んでいました。

でも今回の絵本。
たぶん親向けです。いや、どう読んでも親向け

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【子育て】『しごとば』『続しごとば』【図書室】

【子育て】『しごとば』『続しごとば』【図書室】

『もりあがれタイダーン』において、ヨシタケさんと対談していた鈴木のりたけさんの本を図書館で借りてみました。

『しごとば』シリーズでは、子どもたちに人気の職業の仕事場が紹介されています。
それぞれの仕事で使われる道具、仕事場の様子が鈴木さんの楽しいイラストで描かれています。

プラレールが大好きだった長男(現在小5)も新幹線の表紙を見て興味を持ち、次男、末っ子とともに仲良く3人で読んでいました(初

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【子育て】『ぼくはいったい どこにいるんだ』【図書室】

【子育て】『ぼくはいったい どこにいるんだ』【図書室】

約1か月ぶりにヨシタケ本。
ヨシタケシンスケさんの『ぼくはいったい どこにいるんだ』を読みました。

「どこ?」という問いは、多くの場合は「場所」に関する答えを導きますが、ヨシタケさんの発想のように必ずしも場所だけではありません。

縮尺の違いで地図の表し方は大きく異なりますし、自己の内と外、過去・現在・未来といった時間軸で捉えると存在のありかを問うことにもなります。

こういう豊かな発想が魅力の

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【子育て】『こねてのばして』【図書室】

【子育て】『こねてのばして』【図書室】

朝食が手作りパンだったその日。
偶然とはあるもので、書店でヨシタケシンスケさんの『こねてのばして』を見つけました。

前日の小麦粉コネコネ、その様子を思い出し、最後は・・・と勝手に想像しながら読み始めます。
パン?ピザ?うどん?
凡人が思いうかべた最後と作家の創作する最後はほとんど一致しません。

途中のこねてのばす様子も、かぶったり、のって跳ねたり、子どもの夢(大人でもやってみたい)が表れていま

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【子育て】『ねぐせのしくみ』【図書室】

【子育て】『ねぐせのしくみ』【図書室】

ひさびさにヨシタケシンスケさんの絵本。
髪の毛が伸びてくると朝のひと手間が増えます。

起きたあと、特に時間がない朝に、寝坊してしまった日に、鏡を見たときのあの絶望感。
意識がない眠っている時間。
寝ている間に何が起きているのか。
小さな小さな小人さんが何かをしているのではないか、くらいは想像したことがあるかもしれませんが、眠っている間に別の場所へまでは普通は考えません。

完成した奇抜な髪形も面

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【子育て】『なんだろう なんだろう』【図書室】

【子育て】『なんだろう なんだろう』【図書室】

またまた読んでしまいました。
完全に親子ではまってしまっているヨシタケシンスケさんの絵本。
絵本と侮ることなかれ。
読み聞かせの途中で小学生に質問されると、大人でも言葉に詰まります。

学校に向かう男の子から始まり、公園でのびる若者とおじいさん、高校生くらいのお姉さんと美容師さん、ふとした瞬間に思い浮かぶ「なんだろう」についていろいろ、ごちゃごちゃと考えていきます。

「なんだろうなんだろう『がっ

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【子育て】『つまんない つまんない』【図書室】

【子育て】『つまんない つまんない』【図書室】

選書失敗か!?
末っ子が「つまんない」って言うようになってしまいました。
絵本の力は絶大です。

ごろごろ、だらだらしながら不満を全身で表現するようになりました。

ヨシタケワールドにハマった次男と私。
楽しそうに二人で読書をしていると現れ、隣で眺めていた末っ子。
『つまんない つまんない』を読み聞かせしていると「つまんない」といいだしました。

その様子を見て「笑いながら聞いているじゃん。」と突

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【子育て】『みえるとか みえないとか』【図書室】

【子育て】『みえるとか みえないとか』【図書室】

完全にヨシタケワールドにハマっている次男(と私)。
眠る前の読み聞かせは『みえるとか みえないとか』。

ほかのヨシタケシンスケ本もそうなのですが、大人でもちょっと考えさせられる内容になっています。
正直なところ、子どもが喜びそうな面白い内容ではありません。たぶん。
しかしながら、なにか一生懸命考えながら話を聞いているわが子の姿を見ていると、やはりこういう絵本には、子どもを成長させる力があるのだな

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【子育て】『りんごかもしれない』【図書室】

【子育て】『りんごかもしれない』【図書室】

一つのりんごから広がる想像力。
次々と形を変え、ヨシタケワールドが広がります。

『りゆうがあります』『ふまんがあります』が気に入り、次男が選んだ次の本は『りんごかもしれない』。

見慣れたものでも、見方を変えたり、想像力を働かせれば数限りなく新しい姿を見せてくれます。
長男も次男もよく絵を描いたり、紙工作をしたりしますが、こうした方がカッコいいとか、この方が強そうとか速そうとか、時間があると延々

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【子育て】『りゆうがあります』『ふまんがあります』【図書室】

【子育て】『りゆうがあります』『ふまんがあります』【図書室】

ヨシタケシンスケさんの本を2冊、小学1年生の息子に読み聞かせしました。

『りゆうがあります』
はじめからヨシタケワールド全開の絵と文章。
子どもが言いそうな理由の数々。
読み聞かせをすると「そうそう。」と同調したり、最近お気に入りのツッコミフレーズ「なんでやねん。」をつぶやいたり、まあ楽しく読み進みます。

いや、よくない。
でも、ちゃんと理由は話せるようになってほしい。
だけど、こんな理由をな

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【子育て】ヨシタケシンスケさんの本3冊【読み聞かせ】

【子育て】ヨシタケシンスケさんの本3冊【読み聞かせ】

「ねぇ、輪ゴムちょうだい?」
本を読みながらコーヒーを飲んでいたら、配偶者に輪ゴムがほしいと交渉している末っ子の声が。

何とはないやり取りなので、気に留めずに本に目を落とそうとしたら、今度はこちらへやってきて、満面の笑みで「いいでしょ~。」「のびるんだよ~。」と見せびらかしに。

いや、ゴムですから、そりゃ伸びるでしょ

と心の中で思いながら「いいねぇ。どうするの、それ」と返してみるも、その声に

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