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ウィングスとクィーンとボズ・スキャッグスと
今回はショート・ネタで。
ウィングスの1975年作「ヴィーナス・アンド・マース」に「磁石男とチタン男」という曲がありまして。冒頭のフェンダーローズ・ピアノが印象的なポップナンバーになっています。
この作品は1975年の5月に発表されたものですが、同年11月に発表されたのがクィーンの「オペラ座の夜」。そこからのセカンド・シングルがジョン・ディーコン作の「マイ・ベスト・フレンド」ですが、これも冒頭が
ローリング・ストーンズ「も」好きなんですよ
ビートルズ系が好きですが
私は兄の影響でビートルズを幼稚園の頃に聴きまして。そのせいで基本はやはりビートルズなんですね。その後いろんな音楽を聴きましたが、結局原点がビートルズなもんで、メロディー好きになってしまいました。だから今でもよく聴くのは10cc、ELO、XTCといったものに戻ってしまうというか。
だからティーンの頃に聴いたストーンズの良さというのは当時はよく分かりませんでした。嫌いという
音楽の好みが変わる経験
昔は苦手だったのに、なぜか急にその良さがわかるという経験はありませんか? あれ、なんででしょうね? 聴こえ方が変わるというか、なんとも説明できないのですが。ということで、今回はそんな私の経験をいくつかご紹介します。
私の音楽履歴
私が洋楽にハマったのは84年頃。映画「フットルース」「ゴーストバスターズ」などがヒットし、ワム!がアメリカでも大ブレイクしてバンド・エイドがチャリティシングルを発表し
パワー・ステーションとアーケイディアの頃のデュラン・デュラン
デュラン・デュランは分裂していた?
先日、X(旧Twitter)で、「デュラン・デュランは、パワー・ステーションとアーケイディアの活動の時点で分裂状態だった」という書き込みがあり、そうだったっけ?と思い、検証記事を書いてみようと思います。
時系列を追ってみる
2つの別プロジェクトが始動した頃のデュラン・デュランはいろんな動きが錯綜しており、私も正確には覚えていなかったので、ここでまず前後の
洋楽の邦題に関するアレコレ
前回、ソニーの邦題について書いたのですがおまけの話を少々。
あっさりしすぎだろ
ビリー・ジョエルの邦題についての追加。76年発表の「ニューヨーク物語」(Turnstiles)収録の"All You Wanna Do is Dance"の邦題は…。
「踊りたい」
…いや、まあそうなんだけどさ。
コロコロ変えられた邦題
よくあるのは、シングルになる際に元の邦題が変えられるケース。
カルチャ
そんなにMORはつまらないのか?
MORとは?
WikipediaではMORはイージーリスニングとして括られていて、その代表格がポール・モーリアだそう。でもイージーリスニングとするのはちょっと違和感が。元々MORはMiddle of the Roadの略称で、ブリタニカ国際大百科事典の「気楽に聴ける音楽を総称していう。これといった音楽のジャンルにこだわらず,クラシックをポピュラーにアレンジしたものやイージー・リスニング,ムード
あのアーティストのファースト・アルバムを聴いてみよう
「ファースト・アルバムにはそのアーティストの本質が詰まっている」
…なんていう言葉をどこかで見かけたことがありますが、それはともかく。人気アーティストなのに実はファースト・アルバムはコケた、なんていう例は普通にあるわけで。そういうアーティストのファーストってどんなのだったのかというのは興味湧きますよね。
ということで今回は私が聴いた中ではありますが、いくつかご紹介。
ジャパン「果てしなき反抗」
大人のロックとしての「産業ロック」
産業ロックで何が悪いか!
タイトルは阿部寛さん主演ドラマ「結婚できない男」の各話タイトルのオマージュです。
とまあそんなことはどうでもよくて。「産業ロック」というとセルアウトした(売れ線)ロックというイメージで悪くしか語られないのですが、逆にいえばよく出来たキャッチーなロックなわけで、安心してその質の高さを味わえる音楽として愛聴しています。楽曲だって完成度が高い方が良いに決まっているし、演奏だっ
ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・USA」:売れたアルバム検証シリーズ⑤
過去シリーズ記事はこちら。→ マドンナ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、フットルース、ティアーズ・フォー・フィアーズ
大スターによる大ヒット・アルバム
1984年の時点でブルース・スプリングスティーンは既にアメリカン・ロックを代表する存在でした。75年のサード「明日なき暴走」で時代の寵児となり、その後はマネジャー絡みでの裁判で新作が出せず、ようやく78年になって登場した「闇に吠える街」はセンセ
新社会人に贈る曲5選!
さあ、新年度ですね。今春から社会人になった皆さん、おめでとうございます!
ということで、今回は新社会人になった皆さんへ捧げる曲をご紹介。
ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」
まずはど定番から。元気でますよね。
エイジア「GO」
売れなかった3枚目のアルバムより。いい曲です。
ブライアン・アダムス「イントゥ・ザ・ファイア」
ブライアンの力作アルバムのタイトル曲。
ビリー・ジョエル「オンリー・
「なぜ売れる?」と思ってしまった80年代の曲
前回の「これは売れる!と思った80年代の曲」の続編です。
前回は一聴して「これは売れる!」と思った曲でしたが、今回は逆で、「なぜ売れる?」と何度聴いても思ってしまった曲のご紹介。
基本的に私は「売れるには理由がある」と考える方なので、たとえ個人的に好きではなくても「売れるだろうな」とは思うことも多いのですが、今回ご紹介するのは好き嫌い抜きにしてもわからん、と感じたものです。
グレゴリー・アボット
「これは売れる!」と思った80年代の曲
予想はチャートマニアの楽しみ
私がヒットチャートを追っていたのは84年くらいからですが、「これは売れる!」「これはダメだろー」と予想するのが楽しみのひとつでした。今回はそんなリアルタイム時に「これは絶対売れる!」と思って予想が的中したものをいくつかご紹介します。
ボストン「アマンダ」
1986年に発売された曲。ボストンのことを当時知らず、8年ぶりの新作ということが盛んに言われておりました。で
カジャグーグーを聞き直せ!
ニュー・ロマンティック終末期の登場
その昔、後にヴィサージを結成するスティーヴ・ストレンジを中心としたムーヴメントがありまして。これがニュー・ロマンティック。これといった特定の音楽性というよりファッション的なムーヴメントであるが故にすぐに終息したわけですが、80年代派としてはウルトラヴォックス、アダム&ジ・アンツ、デュラン・デュラン、スパンダー・バレエ、カルチャー・クラブなどワクワクするようなア