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わたしたちのナラティブツリー05〜他者の声を声に出して読む。
先週金曜日に行った「青山誠が語る わたしたちのナラティブツリー」。
金曜の夜に、一人でひっそりとラジオみたいにやれたらいいなと思って企画してみた。
思いの外たくさんの方が申し込んでくれたからか、どうにもzoomウェビナーで、画面の向こうに人を感じながら語りかけるのが慣れないからか、最初のうちは自分でも上ずってるなぁ、という感じ。
思えば、ナラティブツリーについて、きちんと主題にして語るのは初め
わたしたちのナラティブツリー04〜沈黙としてあること、言葉の腐葉土
書き留めておかないと忘れてしまうこと、つらつらと。
ナラティブツリーの中で、私たちがどのように生息しているか。
そこでは誰もが語る人である。同時に、誰かの声を聞く人でもある。
ナラティブの声であるとともに、他者にとっての耳でもある。
それは傾聴というよりも、もう少しゆるやかな耳である。
ナラティブを書くとき、私たちは誰かに読んでもらい、自分のナラティブが誰かに聞き取られることを期待している。
私たちのナラティブツリー03
意気揚々とナラティブツリーについて語ってきましたが、ときどき、ナラティブツリーこそが悪いんじゃないか、と思うことがあります。
言葉にする、それをだれかに分けていく、共有していく、それが確かにケアになっているなと感じることもあります。
でも反対に、それこそが呪いになっているんじゃないかと思うこともあります。どういうことか。
言葉にすることで、ぼんやりしていたものがくっきりとしていきます。そして、
私たちのナラティブツリー02
保育のエピソード記述を共有し合う試み、上町しぜんの国保育園のナラティブツリー。
実際にやってみると、いろいろと予想していないことが起こりました。
まず、思ったよりも数があがるし、けっこうみんなそれを読むということです。
ナラティブは園内限定のSNSにあげているのですが、そこに投げれば必ず誰かが反応してくれます。
その反応も、差し向かいの応答というよりも、SNSですから、「いいね」マークを押さ
保育セミナー「初心連続講座2024」に寄せて06〜乳児保育の初心、生命を見つめて
2024年5月から順次開催される、保育セミナー「初心連続講座2024」。
それに寄せて書いています。
乳児保育の初心はぜんぜんわからないけれど・・
乳児保育ってやったことないんでぜんぜんわからない。でも横からちらちら見るかぎり、日本の乳児保育の質って全体的にはとても高いんじゃないかと思います。
とても細やかだし、ていねい。見ていて、いいなぁ、心地いいなと思える園の乳児保育は、空気ふくめてとて
保育の青春〜上町しぜんの国の神5という人たち
師が弟子を育てるのではない、弟子が師を創造し、その創造を通して弟子は自らを育てる。
上町しぜんの国の神5という人たちとの時間を今振り返ると、そのように思う。
上町しぜんの国保育園が開園したのは2019年の春。その時に、新卒で入職してきた5人の人たちを、戯れ半分に「神5(かみファイブ)」と私は名付けた。某アイドルグループの初期メンバーになぞらえて。
ゆくゆくは、この園の中核を担っておくれ。
一
2024年度の仕事展望、イベント、研修などいろいろなラインナップ。
年度末、そして合わせて怒涛の年度はじめ。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2024年度もまたさまざまな方達とお仕事できそうで、いろいろ今からあれこれ頭をひねったり、ふふふと一人で笑ったり(怖い?)しています。
昨年度に引き続き今年も自分への備忘録兼ねて、こちらにあげさせていただきます。皆様、どこかでお会いできますように。
うたげと初心、そして保育の初心連続講座!
今年もやります、保育セミナーう
私たちのナラティブツリー01
私の園では「ナラティブツリー」といって、保育者一人ひとりが書いたエピソード記述を共有しあう試みをしています。
運用方法はシンプルでEvernoteでエピソード記述を共有し、園内SNSに他の職員に周知します。エピソードを読んだ職員はSNS上で「いいね」を押したり、コメントしたければ自由にしていきます。
書くのも読むのもリアクションするのも義務ではなく、書きたいときに書き、読みたいときに読み、反応
保育セミナー「うたげと初心」に寄せて〜講座紹介「まちとむらと、保育とコミュニティ」
11月11日、12日に開催される新しい保育セミナー「うたげと初心」。
全編、1か月の見逃し配信付き!
ライブビューイング会場もあります!!
新しい保育セミナーを企画しました。その名も「うたげと初心」。
それに寄せる形で、今考えていることのあれこれや、保育について書き記したいと思います。
今回は講座紹介その1。
まちとむらと、保育とコミュニティ
鈴木ひでひろさん(わこう保育園)、三谷大紀さん(関