見出し画像

ズボンを下ろして見るには名作過ぎた。

学生時代、ミッドナイトアートシアターという深夜の映画情報番組をよく見ていました。その番組では、えびボクサーなどの超B級映画や少しオトナな映画がよくやっていて、当時中学生の自分には夜更かしするちょうど良い理由でした。

今日はそこで出会った今でも心に残るおすすめの一作をご紹介したい、そんな記事です。

ズボンを下ろして見るには名作過ぎた。

中学生男子の親の目を盗んでする夜更かしの理由はいつも一つで、私の場合も例に漏れず同様でした。その夜は中学2年の中間考査の試験勉強という名目で、勉強もせずにTVを付けながら夜更かしをしていました。

ズボンを下ろしながら見るのが通例で、その日もいつものようにズボンを下ろしながら、一応のペンとノートを置き、横目でTVを眺めていました。

『バンディッツ』(Bandits) 1997年 ドイツ
ん?なんかやけにおもろいなぁ

ストーリーに捻りがあるわけでなく、非常に明快で、それでいて爽やかな音楽と共にテンポよく展開される強炭酸に檸檬を絞ったレモンスカッシュのような映画でした。

説明 Amazonレビュー
獄中でロックバンド“バンディッツ”を結成した4人の女囚たち。彼女らは警察のパーティを利用して脱獄に成功し、逃亡生活を続けながらゲリラ・ライヴを敢行。やがてレコード会社も彼女らに注目し始め、CDもヒットし、若者たちの間でムーヴメントと化していく。しかし警察の執拗な追跡に、次第に彼女らは追い詰められていき…。
ドイツ映画の新しい時代の波を象さ徴するかのような、ロックと犯罪、そして女同士の友情と破滅的連帯を描いたカーチャ・フォン・ガルニエ監督によるロード・ムービーの秀作。全編MTV的演出を徹底させることにより、ワイルド感が増すとともに、その隙間から彼女らひとりひとりの心の寂しさまでもがヒョイと頭をもたげる。個々のキャラクターもすこぶる魅力的だ。(的田也寸志)

その日あまりの感動に胸いっぱいで下ろしたズボンを上げ忘れた事を今でも鮮明に覚えています。そのまま眠りに付き、翌日の中間考査をしっかりと失敗しても、この作品に出会えて良かったと心から思えました。

まぁ、いずれにせよ勉強はしなかったので、良い作品に出会えたという事は当時の自分にとってメリットでしかありませんでした。

梅雨さえも楽しみながら…

先日梅雨入りして、これから気分が晴れないという日があると思います。そんな日の深夜におすすめできる映画です。ハイボール片手に胸熱な夜をお過ごし下さい。

そして、そんな今日は梅雨の晴れ間だそうです。チャンスです。太陽光の力を借りて今週も思いっきりいきましょう。

では、また。

画像12

本記事は、ご覧のスポンサーの提供でお送り致しました。

画像14


この記事が参加している募集

スキしてみて

サポート頂く金額に応じて、スポンサーリターンをご用意しています。(詳細はこちらの記事をご覧下さい。http://ur2.link/06je ) ・100円につき1記事、あなたの記事を下提供欄に掲載します。(300円なら3記事、500円なら5記事に掲載致します。)