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もち丸
2022年4月7日 16:12
第5話 種夢を見ていたそれはそれは辛い夢をまどろみの中を彷徨うようなそんな感覚だったいつものように僕は曲がり角を曲がるそこには大きな桜の木があってその下の小さな古ぼけたベンチにはいつものように彼女がいた。僕は彼女に近づこうと一歩を踏み出そうとするその瞬間、彼女は僕の方を振り返り言った「ダメ!こないで!優一君!」その瞬間僕の体は固まった指一本動かすことはできなかった「ど
2022年3月30日 20:41
第4話 蕾(寒い、、、)教室の隅っこで1人、僕は凍えながらそう思った夏が過ぎ春が過ぎ、いつしか気づけば冬になっていた、、ヨシノとの昼休みのおしゃべりは続いているいくら寒くても最近は学校が楽しく感じるこれも全て、ヨシノのおかげだろう感謝しなければならない4時間目の終業のチャイムがなり僕は急いで教室を出て、急いだあの大きな桜の木の下へ彼女が待っていてくれるところへ走った、僕
2022年3月30日 17:31
第3話 幹一年生最初の夏休みに入り僕は久しぶりに、平和な時間を過ごしていた誰の目にも触れることなく人間関係に悩むこともないただクーラーの効いた部屋で、自分の好きなことに没頭できる。僕にとって長期休暇とは、至福の時間だった。今日もいつも通りパソコンを開きゲームをしようとする、しかし、ふとカレンダーが目に入った無限に思えた夏休みも、もう半分を切っていた(いくらなんでも、そろそろ
2022年3月25日 23:12
(暑い)人がごった返す満員電車の中で、僕は思った。毎朝毎朝、出勤のたびにこうなのだからいくらなんでも参ってしまう車内の冷房もなんの意味もなさず密室の中、人々の熱気が集いに集ったここはまるでサウナだ(暑い、、、、臭い、、、、どうにかして中央から脱出しないと)耐えきれなかった僕は、人の波をかき分けかき分けなんとか、車窓側に出ることができたふと車窓の外を見ると、河川敷が見えた。見事なま