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ドラマ「僕の姉ちゃん」にクスッと、ほぐされる
姉と弟による束の間の二人暮らしの記録は、30分にも満たないドラマだけれど、毎回ショートコントみたいな情景が面白い。
弟の順平(杉野遥亮くん)は、素直でスレてなくていい子だとは思うのだが、あまり特徴がないというか…どこか夢見がちでポケッとしてる感じ。
姉は弟には辛辣で、アンタは女のことナンも分かってない、みたいなことをズケズケ言ったり、弟はそんな姉にタジタジなのだが、恋や女性についてのアドバイスを
映画『ドライブ・マイ・カー』〜喪失と再生のロードムービー
私の住む国でも映画館で『ドライブ・マイ・カー』の上映が始まった。
だけど何度か見直したい作品だと思ったので、私は配信で鑑賞した。
冒頭、窓の外に広がる夜明けの空を背に、家福の妻・音(霧島れいかさん)は寝物語を家福(西島秀俊さん)に語る。その様子はまるでトランス状態にある巫女のようで、天から物語が降りてくるかのようだ。
しかし音は、翌日になると自分が話したことを覚えていなくて、今度は家福が昨夜の物
三浦春馬 映画「アイネクライネナハトムジーク」~小さな夜、ささやかな幸せ
『アイネクライネナハトムジーク』は、春馬くんが旅立ってから何度も観た。
ずっと感想を書こうとしていたけれど、もう春馬くんの新しい作品はないのだと思うと、残された一つ一つの作品を惜しみながら噛みしめるように、その感想を丁寧に書いてゆきたいという気持ちが強くなった。
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この作品の主役は春馬くんだけれど群像劇なので、一人だけ突出するでもなく、これまで春馬くんが演じた中でも一、二を争うくらい
ドラマ「うきわ -友達以上、不倫未満-」〜夢とうつつの間に
似てますよねぇ。うわきとうきわ。
サラッとそんな事を言う主人公・麻衣子。
ともするとドロドロの展開になりそうなテーマの中、ゆらゆら漂うような独特の雰囲気で物語は進んでゆく。
麻衣子はちょっと天然で、妄想が過ぎる(笑)。
彼女の数々の妄想シーンは、深刻なはずの現実をふわっと浮遊させる。
門脇麦さんは、少女っぽいかと思えば、生活感が滲み出ていたり、情感漂う表情をしたり、不思議な魅力のある女優さんだ
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~いくつもの別れ道
ああ、とわ子はやっぱり小鳥遊(オダギリジョー)とは…そうか、そういう結末になってしまったか…という今週9話であった。
前回までの感想はこちら。
オダジョー登場時は、ビジネスとプライベートでのあまりの切り替わりっぷりに一部でサイコパスとまで言われてしまったけど、そんなことはなく、数学を学びたかったけれど17歳から31歳まで自分がない暮らしをせざる得なくて、社長に拾われた後もこの人について行けば大丈
三浦春馬 ドラマ「ブラッディ・マンデイ」 ~ファルコンよ、永遠なれ
この作品は、まだ10代の美少年・春馬くんを主役(しかも連ドラ初主演作)に据えておきながら、恋愛ものではなく本格派アクションサスペンスというのが意外であり、先が読めないスピード感のあるストーリーも飽きさせない。
面白くてシーズン1、2と一気に2回も観てしまった。
キャスト陣は今見てもかなり豪華だ。
折早マヤ役の吉瀬美智子さんは妖艶でクールな工作員、J役の成宮寛貴さんは狂気を秘めたカリスマ的な役が似
三浦春馬 ドラマ「サムライ・ハイスクール」
サムライ小太郎、かっけえ!
とにかくサムライ小太郎様にまず魅了された。
ヘタレ小太郎との二役は、顔つき・声色・姿勢や歩き方まで変わって、まるで別人。なんなら眉毛や目や口などの造作まで違って見えるんですけど…。
二つの人格が入れ替わる時のスイッチの入り方と切れ方も凄まじく上手い。
勇ましく目力がありキリリと緊張感あふれるサムライ小太郎様の「おのれ、姦物どもが!」「笑止!」「口惜しゅうて仕方ないわ!
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~別れても好きな人
久しぶりの坂元ワールド全開のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」。
賛否両論だった前作の連ドラ「anone」も私は嫌いじゃなかったけれど、「最高の離婚」のような軽妙さが漂う今作は、まだ2話目だけれど名作の予感。
とにかく登場人物たちの間を飛び交う会話が面白い。ブロッコリーで戦う元夫達、勝手に元夫会議を開き出す場面とか面白すぎる。元夫達は、このまま親友同士になってしまったりして。
摩訶不思議な魅力