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水泳の話題

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水泳の歴史や面白ネタ、感動したオリンピックのレースなどをまとめたもの。
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#練習

レース前は「詰将棋」

レース前は「詰将棋」

私個人的な意見ですが、、、

大会前の練習って、
この「詰将棋」みたいな感覚になります。

詰めては練習で失敗して、
大会で「大失敗」をしないように
更に練習で詰めていく・・・

練習雰囲気がそんな風になってくるのは
レース1〜2ヶ月前ぐらいですね。

ここで、
間違えてはいけないのは
「大成功するため」ではなく
「大失敗しないため」に
詰めていくのが正解。

ここで「大成功」を狙ってしまうと

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クロックとサークル早見表

クロックとサークル早見表

水泳の練習には
サークルというものがあります。

今回は、
サークルとクロックの早見表のご紹介です。

50m×10本を1分サークルなら
1本目をスタートしてから
1分後に2本目スタートになります。

この場合、
この練習に必要な所要時間は
10分ということになりますね。

50m×10本を1分30秒サークルなら
1本目をスタートしてから
1分30秒後に2本目スタートになります。

この場合、

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3つのスタミナとストレートスイム

3つのスタミナとストレートスイム

水泳においての
スタミナには
以下の3つがあると私は考えています。

①フィジカル(Physical)のスタミナ

①のフィジカルのスタミナについては、
その言葉通り、肉体的なスタミナです。

これは一般的な「体力」のことですね。

筋持久力なんかも、
こちらに当てはまります。

②メンタル(Mental)のスタミナ

②のメンタル(Mental)のスタミナも
主に悪状況のときに必要になる
精神の

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飛び込み|一番大切なことは恐怖心を減らすこと

飛び込み|一番大切なことは恐怖心を減らすこと

先週も横浜国際プールにて、
飛び込みの撮影会をさせて頂きました。

ご参加頂きありがとうございます!

過去何度か
飛び込みのレッスンを開催させて頂きましたが
始めて飛び込みをされる方の
ほぼ9割の方は
スタート台の高さに驚きます。

そしてスタート台に立つと
「高い」「怖い」となります。

スタート台は
思ったより高い位置にあります…。

そのため、
こんな高いところから飛び込むなんて
...と

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賄い筋肉の育て方

賄い筋肉の育て方

水泳あるあるの一つに、
クロールが専門種目なのに
個人メドレーの練習をする…
と、いうような
専門種目以外の練習を行うことがよくあります。

30年前ぐらいまでは、
練習は専門種目のみの練習して、
それ以外の種目は
ほとんど泳ぐことはありませんでした。

クロールの選手なら、ほぼクロール。
(メニューにFrと書いてあっても、S1と書いてあっても、ずっとクロールなのがキツイ)

背泳ぎの選手なら、ほ

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練習ノートのすゝめ

練習ノートのすゝめ

本日、
練習後に
とらふぐリーダーの細田さんと筋肉隊長に
「練習ノート」の書き方を伝えました。

練習ノートとは、
行った練習を書いておくノートのことで、
トップアスリートが
泳力向上のために
必ず書いているものです。

最近では、
マスターズの人でも
書いている人を見かけます。

今回のブログでは
ノートに書くことと、
その理由について記載します!

①日時と場所日時はもちろん、
練習を行ったプ

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Q&A.ブロークンって、何を意識して泳いだら良いでしょうか?

Q&A.ブロークンって、何を意識して泳いだら良いでしょうか?

ご質問を頂きました!

A.
ご質問ありがとうございます!

ブロークンとは、
レースに出る種目を1/4に区切って
泳ぐ練習ですね!

100mの練習なら、
25m×4本=100m。

200mの練習なら、
50m×4本=200m。

のようになります。
※50mは基本的にブロークンはありません。

良くブロークンを行うと、
「トータルタイムはどうしたら良いですか?」
というご質問をいただきます。

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マスターズ!勝利へのサイクル!

マスターズ!勝利へのサイクル!

競泳には、

「こうしたら絶対に金メダルが取れる」

「これが出来たら確実に日本一になれる」

というような練習や技術はありません。

何故なら、
競泳には「相手」がいるからです。

ただし、
金メダルを取り続ける人が
常に意識している
トレーニングサイクルというものはあります。

これを知っているだけで、
担当コーチと連携が
とりやすくなりやすくなるため、
選手側にとっても、
基礎知識になります

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Q&Aプールの上限水温

Q&Aプールの上限水温

本日は、ご質問頂いた内容を
過去LINEブログに書かせて頂いた
「プールの上限水温」の内容から
お答えさせて頂きます。

A.ご質問ありがとうございます!

日本大学教授であり、元日本代表の
野口智博先生(水泳界ではかなり有名な方)の
ブログにて、、、

「体温を37℃と
仮定すると32℃が泳ぐ際の上限水温となる。

この水温以上で泳ぐと
産熱が放熱を上回り、
体温の上昇が生じ、
長く泳ぎ続けるこ

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実はこんな理由だった!?練習の途中でトイレに行きたくなる理由。

実はこんな理由だった!?練習の途中でトイレに行きたくなる理由。

みなさんは練習の途中で
お手洗いに行きたくなる理由を
ご存知ですか??

「プールで体が冷えたから?」
と、いうのもあるのですが、
原因はそれだけではありません。

トレーニングを始めると、
筋肉である変化が起きます。

トレーニング初期段階で
筋肉でグリコーゲン代謝が始まるのです。

すると、
そのグリコーゲンが
筋内で加水分解された後に、
体外へ排出されるため
お手洗いに行きたくなります。

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実は深いプールでの練習がとっっても効果的な理由

実は深いプールでの練習がとっっても効果的な理由

マスターズ練習をしていると
良く耳にする、
深いプール(赤台がない)だと
練習がキツくなる
…というご相談。

多くのマスターズスイマーの方は
プールが深いときの練習の方が
いつもの浅いプールのときより
疲れやすいと話します。

しかし、
私は水深が深くても浅くても
全く関係なく泳げます。

その理由は
実は「呼吸」にあります。

人は、
胸まで水に浸かった状態だと
水圧で肋骨が圧迫されるため

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