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Q&Aプールの上限水温

本日は、ご質問頂いた内容を
過去LINEブログに書かせて頂いた
「プールの上限水温」の内容から
お答えさせて頂きます。

Q.私が通っているプールは
32℃ぐらいです。

しかし、
先日大会が行われるような大きなプールに行ったら
水温が低過ぎて寒くて寒くて驚きました。

水温を見てみたら28.8℃。

それでも皆さん
快適そうに泳いでいました。

どうしてこんなに水温が低いのでしょう?
他の大きなプールも水温が低いのですか?

A.ご質問ありがとうございます!


日本大学教授であり、元日本代表の
野口智博先生(水泳界ではかなり有名な方)の
ブログにて、、、

「体温を37℃と
仮定すると32℃が泳ぐ際の上限水温となる。

この水温以上で泳ぐと
産熱が放熱を上回り、
体温の上昇が生じ、
長く泳ぎ続けることができなくなり、
更に34℃以上の水温で泳いだ場合、
体温が上昇し
約30分で危険な状態になることも示している」

…と、書かれています。

まとめると、、、
泳ぐ際の上限温度は水温32度で
長く泳げなくなる。

…と、なります。



更に、過去の産経新聞にも
「室温36度、
水温32度のプールで
練習中の子供が熱中死」と、
記事もあります。


さすが、37度の室温は高すぎますが…。

どうやら、プールは水温を上げるより、
下げる方が
水を補給するしかないので
コストがかかるようです。

※水温が上がると水質管理が
難しくなるとも言いますが…


尚、私がいつもお邪魔している
横浜国際プールの水温は29度前後です。

よって、鬼練には適温になります。

私達が
鬼練で長い距離を泳いでいることを知り、
「私も少しでもできる範囲でやってみよう!」
と、思うかもしれません…
そのとき、注意して頂きたいのは水温です。


🌡️32度以上
→危険です。

🌡️31度
→無理はできません。
(ウォーキング程度なら快適)

🌡️30度
→ゆっくりなら練習できます。

🌡️29度
→ほどよく練習できます。

🌡️28度
→たっぷり練習できます。

🌡️27度
→泳ぎ続けないと寒いです。

ちなみに、
私はインターハイで岐阜の外プールで、
22度で泳いだことがありますが、
飛び込んだ瞬間、体がマヒしました(笑)

更に8月に行われた世界マスターズの
マリンメッセの水温は26℃でした。

頑張ることは大切ですが、
水温に適した努力をされて
健康的に水泳を続けて頂けたらと、
願っております。


同時に、
秋は湿度が下がってきますので、
気過熱により肌の水分が蒸発して
体温が持っていかれてしまいます。

寒い場合は、
肩まで入っているだけでも
少しは体温低下が防げるかもしれませんね。

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