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何度も読みたい

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また読みたいな、素敵だなと思った記事をしまっておく宝箱です。 無言でマガジン追加失礼します。
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#エッセイ

エッセイ:無自覚な幸せにあぐらをかいている

エッセイ:無自覚な幸せにあぐらをかいている

以下、本文。

本当にたまたまなのだけれど、Twitterを眺めていたら、某氏がネット上で自殺配信をしたころの年齢について言及されていた。そしてなんとなくツイート詳細を見て、たまたまリプ欄に貼ってあったリンクをクリックしていた。

正直、なんでクリックしたのかは分からない。大分昔そんな話があったけど、知っている話かなとか、それとももっと薄汚い感情に起因した興味本位とか、そういうのがない交ぜになって

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「ちょうどいい」を考える。

今日の朝の話だ。

ゆっくりシャワーを浴びて、音楽を聴きながら大学に行き、大学のコンビニで飲むヨーグルトを買って15分遅刻して一限に出た。

飲むヨーグルトをセルフレジに通している時、僕は思った。

「ちょうどいいなぁ」

こんにちは、もどろいです。

今授業を聴きながら、飲むヨーグルトを飲みながらこの記事を書いてます。

ちょうどいいラインってありますよね。今日はそのラインを考えてみようと思いま

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ちゃんと勉強してないと、あんな大人になるよ

ちゃんと勉強してないと、あんな大人になるよ

幼稚園や小学校の頃に母と買い物をしている時に大工さんが家を建てている様子を見かけると、必ずと言っていいほど「ちゃんと勉強してないと、あんな大人になるよ」と言われていたが、全くと言うほど私はそれを理解できなかった。工事現場の人達を見ている皆、陽だまりの中で声を掛け合いながら、大きな立体物をせっせと作り上げていて、私は少なからずそれに、明るさや魅力を感じていた。なにより、大人というのは皆、自らが

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世界はグレーで溢れてる

世界はグレーで溢れてる

この世界は白黒ハッキリつかないものばかりだと思う。
何かに対する好きって感情も、所々で見え隠れする不満に、見て見ぬフリをして取り繕っているものだったりする。
自分の中では絶対的に正義であるものが、時・場合・環境・人によっては絶対的な悪だったりする。
誰かにとって憂鬱な雨でも、誰かにとっては祝福だったりする。
一見ものすごく可愛く見える動物も、本当は凶暴な捕食者だったりする。
昨日正解だったものが、

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幸福は自作自演

幸福は自作自演

今日机を整理していると、奥の方に、折り畳まれたメモ用紙があった。
恋文でももらったかなと開いてみると、それはおよそ一年前の自分が、あるツイートを見て、それについて思ったことを書き殴ったものだった。
それを読んで、色々と思うことがあった。
そのメモをみなさんに共有したいと思う。
以下が本文だ。

『幸福は自作自演』昨日、成田教授がTwitterで「幸福は自作自演」と呟いていた。個人的にとても刺さる表

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好きな自分を殺さないために

情景の温もりは浸っていたくなる。
肩まで浸かったぬるま湯のように、少し立ち上がっては直ぐに外の寒さに驚いて体を沈めたくなってしまう。
実家に帰る電車で田んぼが増えてくると、どこか安心している自分がいる。
窓の外を見れば、開けた視界と都会より高く感じる青空、きっと建物の背がすべて低いせいだろう。
田んぼ道の用水路なんかには子供がいて、もしかしたら過去の自分もいるんじゃないかと思い、どこかで探している

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裏表のない花びら

花を愛でている友人になぜ花が好きなのかを聞いたことがある。友人は花瓶に飾られた花の枯れた部分をむしりながら答えた。
「花びらは裏表どっちを見てもかわいくて綺麗だろ」
友人はそれを言っただけで答えた気になっていたが、その言い方は何かしらの含みがあるようだった。
「なら、裏表があるものってなに?」
友人は声を低くして答える。
「人間。」
「人間。」と僕が繰り返すと、友人は続けて、
「人なんて身体的に

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わたしは、「みんなが入っていい扉をいっぱい持ってる人」らしい

面接の後、塾講のバイトに行ってきました。

塾は個別指導です。ガンガン勉強をするような場所ではなく、不登校の子や、学校の勉強が嫌になってしまった子を教えるような塾になっています。先生も少人数で、わたしを含めて4人しかいません。

今日は、わたしともう1人の先生の、2人体制で教えていました。その方は、わたしよりも年上で、人生経験も豊富です。ちょっとした雑学からためになるお話まで幅広くしてくれるので、

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