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ムーニーマンの目

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ムーニーマンの写真、映画、音楽、絵画、その他芸術作品に対する感想文です。ネタバレあり!
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#映画

NHK連続テレビ小説「虎に翼」今思うこと

NHK連続テレビ小説「虎に翼」今思うこと

久しぶりにnoteに帰ってきた。
思えば2024年猛暑の夏、6月に「ムーニー劇場」の撮影を終えて以降、猛暑とパリ五輪による本業の多忙を言い訳にして、燃え尽き症候群気味であり、なんとなく憂鬱が晴れない思いもあったり、だらだらと惰性で過ごしてしまったように思う。
せっかく昨年ダイエットした体重も元に戻ろうとしている。

こんなことじゃダメだ!!

NHKドラマ制作陣の総力が結集した「虎に翼」2024年

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ドキュメンタリー映画「山谷(やま)やられたらやりかえせ」上映会

ドキュメンタリー映画「山谷(やま)やられたらやりかえせ」上映会

佐藤満夫監督、山岡強一監督による、山谷日雇労働者闘争のドキュメンタリー映画「山谷(やま)やられたらやりかえせ」の上映会が、正に舞台となった山谷ドヤ街の中心にある、泪橋ホールで開催!
以前から観ようと思いながらなかなか日程が合わなかったのですが、やっと今回、観に行って参りました!

命を懸けて描いたドキュメンタリー山谷の日雇い労働者を支援する佐藤満夫監督によって、映画が製作開始された直後の1984年

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フォン・シャオガン監督「芳華-Youth-」単なる青春群像劇では終わらない

フォン・シャオガン監督「芳華-Youth-」単なる青春群像劇では終わらない

2017年フォン・シャオガン(馮小剛)監督作品「芳華-Youth-」を観た。

中国人民解放軍を慰労し鼓舞する部隊「文芸工作団(文工団)」に所属する男女の青春群像劇・・・なのだが、そこはさすが中国!
文化大革命直後の1976年以降の激動の時代を舞台に、単なる美しく穏やかな青春群像劇では終わらない!

美女の軍服、ダンス、中国エロティシズムが炸裂!ボクも最初は、自分の勝手な中国マイブームの中で、

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ワン・シャオシュアイ監督「在りし日の歌」中国の歴史に翻弄される家族の物語

ワン・シャオシュアイ監督「在りし日の歌」中国の歴史に翻弄される家族の物語

2019年ワン・シャオシュアイ(王小帥)監督作品「在りし日の歌」を観た。

中国、一人っ子政策に翻弄された家族の、約20年にわたる激動の中国の歴史と共に描いた映画である。

実は、コロナ前、2020年の日本での映画館公開時、友人が絶賛していたのだが、やっと自分の子どもが育ってきたころだったので「子どもを事故で亡くす」という内容に、自分は耐えられないだろうと思った。
それに、185分!という長尺だっ

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「君たちはどう生きるか」宮﨑駿監督~母への賛歌として~

「君たちはどう生きるか」宮﨑駿監督~母への賛歌として~

宮﨑駿監督「君たちはどう生きるか」を観ました。
予告編やあらすじ等の事前情報や宣伝は一切無し。
一枚の絵と、タイトル「君たちはどういきるか」というタイトルのみの情報が告知され映画が封切られた。

意図的な宣伝戦略もあると思うし、もしかしたら、現代の巨額の宣伝費をつぎ込み、巨大広告代理店に操られながら、あらゆるメディアを駆使する商業広告業界へのアンチテーゼの意味もあるのかもしれない。

ボクが小学校

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山崎樹一郎監督「やまぶき」~語らない美しさ、リアリティと寓話性~

山崎樹一郎監督「やまぶき」~語らない美しさ、リアリティと寓話性~

すげぇ、ええ映画じゃった。。。(岡山弁)

山崎樹一郎監督は、祖父母の故郷だった岡山県真庭市に移住し、農業に携わりながら、日本の「地方」を舞台とした映画を制作している監督である。
このnoteでは、何度か書いたが、ボクも両親も岡山市の出身だが、父親の家系が、正にこの映画の舞台となった、岡山県北部の真庭市や津山市にルーツがある。
そのため、幼少時、両親と一緒に出かけると言えば、お墓参りや親戚の家など

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フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」

フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」

2007年、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」を観ました。
刺さりました。泣きました。言葉が出ません。
なら、書かなくてもよいのでは、と思いますが、書いていますw
今回は、ボクの思考訓練!?も兼ねてw映画の画像なしでお送りしますw
まぁ、これが本来の映画評の姿ですし・・・
つまらなかったらごめんなさい。。。

主人公ヴィースラーの遅れてきた青春1984年、東西

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映画「キューポラのある街」~あの時代の子どもたちの成長を描き切った物語~

映画「キューポラのある街」~あの時代の子どもたちの成長を描き切った物語~

1962年浦山桐郎監督、吉永小百合主演「キューポラのある街」を観ました!

正直なところ、決して明るいとは思えないテーマと、隔世の感がある時代背景、この物語に感情移入できるんかな?と心配になりましたが、映画を観始めてみると、そんな心配は無用!!
非常に濃厚で巧みな構成と、吉永小百合さんの名演技とそれを引き立たせる舞台背景!
ぐんぐん引き込まれて、最後は爽快感に包まれ、さすが!!名作でした!!

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是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」~韓国映画×日本映画、その結末は~

是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」~韓国映画×日本映画、その結末は~

是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」を観てきました!
是枝監督作品は、前作「万引き家族」も観て、いい映画だと思ったけど、正直なところ、ボクの琴線にド直球に触れる、という映画ではなかったので、そういえば、書きたいこともありながら、まだこのnoteで「万引き家族」の感想も書いていないなぁ。。。

それよりなにより、今回「ベイビー・ブローカー」にボクが期待したのは、「パラサイト~半地下の家族~」のソン・

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仕事、車、煙草・・・映画「ドライブ・マイ・カー」

仕事、車、煙草・・・映画「ドライブ・マイ・カー」

濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」、アカデミー賞国際長編映画賞受賞おめでとうございます!

いやぁ、ボクもやっと観たのですが、少し、自慢にならない自慢をお話しさせていただくと、以前にも書きましたが、ボクが原案と主演で、朋友マシマさん監督の伝説の自主製作映画「Kenji」を、2015年に横浜市中区吉田町の「吉田まちなか映画祭」で上映したのですが、

その「吉田まちなか映画祭」で、濱口竜介監督の「T

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映画「ノマドランド」~自由を選択し自由に縛られる~

映画「ノマドランド」~自由を選択し自由に縛られる~

久しぶりに、映画の話題です。
既に本年度のアカデミー賞が話題になっていますが、ボクが昨年観た、みなさまご存じアカデミー賞受賞作、クロエ・ジャオ監督「ノマドランド」。

ボクは昨年末に「格差社会」を描いた映画を立て続けに見まくりました。

その中で、「ノマドランド」の第一印象としては、「格差社会」を正面切って描いていないのかな、、、もちろん、モチーフとしては格差社会そのものを描いているのですが、その

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左幸子監督、主演「遠い一本の道」~よくぞ残してくれた!超リアルな鉄道映画~

左幸子監督、主演「遠い一本の道」~よくぞ残してくれた!超リアルな鉄道映画~

左幸子監督、主演、1977年の映画「遠い一本の道」を観ました!

国鉄労働組合全面協力!
国鉄労働組合(国労)全面協力!!・・・と聞くと、何やら政治臭プンプン!!・・・共産主義アレルギーのある方にとっては、眉をしかめるのかもしれませんが、
いやいや、しかし!!
そんな政治色を抜きにして、、、

とりあえず、鉄道マニアのみなさまは、絶対観てほしい!!

いやぁ、北の大地を走る蒸気機関車の素晴らしいカ

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映画「パーフェクトワールド」から阪神淡路大震災までのボク

映画「パーフェクトワールド」から阪神淡路大震災までのボク

1995年1月17日の阪神淡路大震災から27年の年月が経った。
ボクが住んでいたのは兵庫県の隣、岡山県だったので、それほど大きな被害は出なかったのだが、それでも初めて体験する大きな揺れに恐怖を感じた。
改めて甚大な被害を心に刻むとともに、たくさんの犠牲者のみなさまを悼み、お祈り申し上げる。

話は、阪神淡路大震災の約1年前、1994年の年始に遡る。
ボクはちょうど、中学校の卒業が迫っていた。年末に

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町山智浩「それでも映画は『格差』を描く」を読んで映画を観ている

町山智浩「それでも映画は『格差』を描く」を読んで映画を観ている

noteがずいぶん滞ってしまいました。
少しだけ近況など。
少し前に町山智浩さんの「それでも映画は『格差』を描く」を読みました。

その本に書かれた映画を観て、正に「格差」について考えています。

ボクの中で、韓国映画に対するイメージを決定的に変えた「パラサイト~半地下の家族~」をはじめ、何本かは、既に観てましたが、この本を読んで、改めて観直してみると、新たな発見もあったり、本当に

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