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#映画
ドキュメンタリー映画「山谷(やま)やられたらやりかえせ」上映会
佐藤満夫監督、山岡強一監督による、山谷日雇労働者闘争のドキュメンタリー映画「山谷(やま)やられたらやりかえせ」の上映会が、正に舞台となった山谷ドヤ街の中心にある、泪橋ホールで開催!
以前から観ようと思いながらなかなか日程が合わなかったのですが、やっと今回、観に行って参りました!
命を懸けて描いたドキュメンタリー山谷の日雇い労働者を支援する佐藤満夫監督によって、映画が製作開始された直後の1984年
フォン・シャオガン監督「芳華-Youth-」単なる青春群像劇では終わらない
2017年フォン・シャオガン(馮小剛)監督作品「芳華-Youth-」を観た。
中国人民解放軍を慰労し鼓舞する部隊「文芸工作団(文工団)」に所属する男女の青春群像劇・・・なのだが、そこはさすが中国!
文化大革命直後の1976年以降の激動の時代を舞台に、単なる美しく穏やかな青春群像劇では終わらない!
美女の軍服、ダンス、中国エロティシズムが炸裂!ボクも最初は、自分の勝手な中国マイブームの中で、
「君たちはどう生きるか」宮﨑駿監督~母への賛歌として~
宮﨑駿監督「君たちはどう生きるか」を観ました。
予告編やあらすじ等の事前情報や宣伝は一切無し。
一枚の絵と、タイトル「君たちはどういきるか」というタイトルのみの情報が告知され映画が封切られた。
意図的な宣伝戦略もあると思うし、もしかしたら、現代の巨額の宣伝費をつぎ込み、巨大広告代理店に操られながら、あらゆるメディアを駆使する商業広告業界へのアンチテーゼの意味もあるのかもしれない。
ボクが小学校
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」
2007年、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督「善き人のためのソナタ」を観ました。
刺さりました。泣きました。言葉が出ません。
なら、書かなくてもよいのでは、と思いますが、書いていますw
今回は、ボクの思考訓練!?も兼ねてw映画の画像なしでお送りしますw
まぁ、これが本来の映画評の姿ですし・・・
つまらなかったらごめんなさい。。。
主人公ヴィースラーの遅れてきた青春1984年、東西
映画「キューポラのある街」~あの時代の子どもたちの成長を描き切った物語~
1962年浦山桐郎監督、吉永小百合主演「キューポラのある街」を観ました!
正直なところ、決して明るいとは思えないテーマと、隔世の感がある時代背景、この物語に感情移入できるんかな?と心配になりましたが、映画を観始めてみると、そんな心配は無用!!
非常に濃厚で巧みな構成と、吉永小百合さんの名演技とそれを引き立たせる舞台背景!
ぐんぐん引き込まれて、最後は爽快感に包まれ、さすが!!名作でした!!
美
是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」~韓国映画×日本映画、その結末は~
是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」を観てきました!
是枝監督作品は、前作「万引き家族」も観て、いい映画だと思ったけど、正直なところ、ボクの琴線にド直球に触れる、という映画ではなかったので、そういえば、書きたいこともありながら、まだこのnoteで「万引き家族」の感想も書いていないなぁ。。。
それよりなにより、今回「ベイビー・ブローカー」にボクが期待したのは、「パラサイト~半地下の家族~」のソン・
仕事、車、煙草・・・映画「ドライブ・マイ・カー」
濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」、アカデミー賞国際長編映画賞受賞おめでとうございます!
いやぁ、ボクもやっと観たのですが、少し、自慢にならない自慢をお話しさせていただくと、以前にも書きましたが、ボクが原案と主演で、朋友マシマさん監督の伝説の自主製作映画「Kenji」を、2015年に横浜市中区吉田町の「吉田まちなか映画祭」で上映したのですが、
その「吉田まちなか映画祭」で、濱口竜介監督の「T
映画「パーフェクトワールド」から阪神淡路大震災までのボク
1995年1月17日の阪神淡路大震災から27年の年月が経った。
ボクが住んでいたのは兵庫県の隣、岡山県だったので、それほど大きな被害は出なかったのだが、それでも初めて体験する大きな揺れに恐怖を感じた。
改めて甚大な被害を心に刻むとともに、たくさんの犠牲者のみなさまを悼み、お祈り申し上げる。
話は、阪神淡路大震災の約1年前、1994年の年始に遡る。
ボクはちょうど、中学校の卒業が迫っていた。年末に
町山智浩「それでも映画は『格差』を描く」を読んで映画を観ている
noteがずいぶん滞ってしまいました。
少しだけ近況など。
少し前に町山智浩さんの「それでも映画は『格差』を描く」を読みました。
その本に書かれた映画を観て、正に「格差」について考えています。
ボクの中で、韓国映画に対するイメージを決定的に変えた「パラサイト~半地下の家族~」をはじめ、何本かは、既に観てましたが、この本を読んで、改めて観直してみると、新たな発見もあったり、本当に