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日本一周海沿い一人旅13 【宮城県 女川・気仙沼】


 


 日本一周旅の記録
今回は宮城県 女川 南三陸 気仙沼のお話です。
 
この記事はあくまでも私の主観で書いてるから
無茶苦茶なところがあるかもしれません。
ごめんなさい。
 
 
 
  
 
今日で震災から11年。
私が立ち寄ったのは震災から10年後の時でした。
 
震災は11年も前の話。
それなのにそれについてここで触れるべきなのか
自分の中でとても迷いました。
 
私はできるだけその場所の先入観をもたないで
自分の五感で旅先の事を感じたいと思っています。
だから震災のこともあまり考えずに
町を楽しむつもりでした。

でもこの街に寄った時、否応なく震災の存在を
強く感じずにはいられなかった。
 
今でもその時の感情は色濃く私の中に残っています。
 
なので、感じたことを素直に書きたいと思います。
 


 
田代島を後にした私は
お茶をする場所を探していました。
 

∇田代島編


そう、近頃の私は
夕方のティータイムにはまっていたのです。
 
コーヒーを飲みながらゆっくりと
旅の記録を残し、次にどこにいくか考える時間。
 

 
そして見つけたのが 
シーパルピア女川にあるmother port coffee。 

いつもどおり海の近くを走ります。
 
この先もきっと田舎なんだろうなあ。
と思わせられる道が続きます。
 

 
そして着いてびっくり。
シーパルピア女川はとても今時な綺麗な施設でした。
あまりいろんなお店にはよれなかったけれど
歩いててわくわくするおしゃれな場所です。
 
 

mother port coffeeでは
おいしいコーヒーを頂きました。
(、、写真が1枚もなかった)
 
外はダンスイベントが開催されていて
とても賑わっています。
 
小さい子達までかっこよくキメてて
可愛かったなあ。
 

 
近くに良さそうなお風呂を発見したので
立ち寄る事にしました。
 

女川温泉ゆぽっぽ

女川駅に併設する温泉施設です。

ここの温泉もすっごくきれい。
そしておしゃれです。
 
お風呂は壁に富士山。
といっも 銭湯×富士山 とは一味違っておしゃれ。
 
桶はレトロでかわいいケロリン桶。

青いタイルが散りばめられた浴槽はきらきらして
キレイでずっと入ってたかったくらいです。
 
 
休憩所もきれい。おしゃれ。

ここの温泉、温泉ソムリエまでいるそうですよ。


かわいい絵が描かれたタイルの机。

芯材で作られたエコベンチ。
 
とてもキレイで
すごく気に入ってしまいました。
 

  
■女川温泉ゆぽっぽ
    営業時間  9:00~21:00 (最終入館)
     2022年3月現在臨時休業中
    料金 (大人500円) (小人300円)
    

 
こんな田舎ぽいところなのに
おしゃれな施設がたくさんあって女川すごいなあ
と思いながら眠りにつきました。
 
 
 

 
 
 
翌日は 気仙沼 へ。
 
途中、道の駅さんさん南三陸に立ち寄りました。
そこで見覚えのある建物が目に入りました。

なんかみたことある。


この建物をみて なんか は確信になりました。

旧南三陸防災対策庁舎。
 
そうか、震災の時テレビで
何度も観たあの場所だったんだ。

だからこの辺りの建物は新しいものが多いんだ。
そこで気付きました。
女川もそうだったんだ。

テレビでは気仙沼や南三陸の話が多くて
全然考えてなかったけれど
女川も震災でいろんなものを失ったんだ。

綺麗な駅や温泉は震災の後に作られたもので
街の復興の象徴でした。

それに気付いた時、人の強さを感じました。
辛い時を乗り越える強さ。

 



気仙沼への道はさらに震災の跡が
強く残っていました。
 
今までの経験上、海沿いの町は大都市でない限り
古民家の中に新しい家が入り交じっている事が多く
どちらかと言うと “古き良き” という雰囲気の町が
多いイメージでした。
 
しかし、この辺りは古い家がありません。
新しい家ばかり。
しかもみんな造りが似たり寄ったり。

そして家と家の間の空間が異様です。

 
ばらばら。
 
道沿いに建物が並んでいる訳ではなく
ぽつぽつと疎らに家が建っています。
 
こういう町は初めてでした。
畑の中に家が数件の集落は幾度となく見てきました。
でもなにもない空間に家が
ぽつぽつとあるのは初めてです。
 

これは山と海に挟まれた小さな町。
海から離れた高台にある家は昔ながらの家屋。
海の近くの海抜が低いところには新しい家が少しと
建築資材置場になっていました。
ここの新しい家も疎らにあるだけ。

そして町と海の間に大きな堤防を作っていました。
(気仙沼までの道中至るところで工事が行われていました)
 
私が島で暮らして感じたこと。
海の近くの生活は、常に海が近くにあって
海と生活を共にしているということ。

堤防は町と海を隔てる大きな壁のように見えました。
きっと海抜の低い家からは海が見えない。

大きな堤防がつくられるのを見るのは
なんだか寂しくて、街の人にとっても
震災がとてつもなく 大きなものだった事を
改めて感じました。
 
人と海を隔てる壁 にはならないで欲しいと思います。
 

 

道中至るところにあった標識。
こんな所まで津波きたんだ。
 
いつくるかわからない震災だけど
こうやって指標をつくってもらうと
もしもの時どのあたりまでいけばいいのか
なにも知らない人でもわかりやすいと思いました。
 

さらにびっくりしたのは気仙沼の港でみたもの。

すごい背が高い人の頭の上くらいの高さの
よくある普通の自動販売機です。

津波の到達点はそのはるか上。
建物の3階くらいの高さです。
 
テレビの画面を通して すごい津波が来たこと
は知っていました。
 
それは当時の私にとってもかなりの衝撃だったし
1度も実物を見たことがない建物を見ても
わかってしまう程、印象的で何度も 観た ものでした。
 
でもこうやって現地で 見る と
本当にすごい事だったんだ と改めて肌身で感じました。
 

もう震災から10年も建っているのに。
 
10年でここまで変わったもの。
10年たったのにここまでしか変わらないもの。
 
どちらにしても1度失ったものは元には戻らない。
 
 
 
 
 
 
 
港にある施設のスクリーンでは
震災時のドキュメンタリーが繰り返し流れていました。
 
きっとずっと捕らわれているんだろうな。
無関係だった私でさえ忘れられない出来事なんだから
それはごく自然な事だと思う。
当事者であればなお忘れられない。
 
 車で町を走っている時も
地域の人がここまてどんな思いでやってきたのかを
考えるといろんな気持ちが溢れ出して止まらなかった。

 
そこにはそれでも前を向いて
進んできた足跡がしっかりと見えました。
いろんな人が強く歩んできた道のり。

 
今年は11年目。

毎年みるこれ、
11年たった今もまだやっています。

11年もたったのに?と思うかもしれない。
けど、やっぱり昨年立ち寄った時、
サポートが必要だと思いました。
 
私個人で出来る事は少ないけれど
こうやってそういうことをさせてもらえる場所を
与えてもらえるのはありがたいと思います。

 

最後に、気仙沼の海はとても綺麗でした。

心から復興と鎮魂をお祈りします。



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