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それは何よりも大切な2分間だった
M-1グランプリを見ていた。1年で一番楽しみにしているから、たくさん準備した。ケンタッキーも買ったし、お菓子も缶チューハイもたくさんテーブルに並べて番組が始まるのを待っていた。
その中でも一番楽しみにしていたランジャタイのネタ中に、突然「プツン」と音がして、家が真っ暗になった。ブレーカー落ちだ。
よりにもよってこの瞬間に。一番楽しみにしていたランジャタイのネタ中に。
真っ暗なテレビ画面に焦り
ぼくはベロバーの話がしたいんだ!
子どもと関わる仕事をしている。
ある日、設定された目標に向かって粘土制作をする時間があった。
その日は「魚」がお題で、子どもたちはそれぞれ海の生物の図鑑やインターネットを使って、作りたい魚を決める。
私がたまたま近くにいたその子ー仮にCくんとするーは、魚のページを通り越して色鮮やかな珊瑚を眺めていた。
しばらくして、Cくんは私に向かって「これにする」とひらひらとした黄色い珊瑚を指さした。
妙に現実感のない場所――コストコ
はじめて、コストコに行った。
大きなかごに次々と大容量の品を乗せ、のっしのっしと棚の間をめぐる。
カゴが密集して流れの詰まったロティサリーチキン売り場の通路は、「ドロドロ」と表現される血管の映像のようだった。
アクセスが集中して込み合ったサーバーを具体的に表現したらあのようになる。
そう思うのは、コストコを「実写版Amazon」のように感じたからだ。
目的の場所にアクセスしたら、目的のも