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back numberと旅した長崎。 #旅行

珍しく金曜日に休みが取れて、三連休になった先週末。私は急にすっごい遠くの街に行ってみたくなった。週末の飛行機のチケットを調べたら長崎空港往復便が一番安かったので、長崎に行ってきた。

新幹線で行くには遠すぎる場所へ旅行に出るときは、いつもpeachを使っているんですけれども、例によって午後の便で出発するため関西空港へ。搭乗手続きを済ませて駐機場に出てみると、なんと奇跡が!peach全飛行機の中で1機しかない「back numberジェット」に遭遇することができたのです。

今全国ドームツアー中でニューアルバムもリリースしたback numberとのコラボ。ネットニュースでは見かけていたんですけどまさか搭乗できるとは思っていなくて。これは激アツでした。

機体に搭乗すると早速、アルバム「ユーモア」の収録曲がエンドレスリピートでお出迎え。ちゃんとボルテージが上がります。今私はただの飛行機に乗っているんじゃない。backnumberジェットに乗っているんだぞ!!と大声で言いふらしたいぐらい。流石にできないので、Twitterに書き込みました。

そういえば「舞いあがれ!」も長崎の五島列島を舞台にした作品だったし、なかなか偶然にも程があるなぁって感じがした。離陸前、慌てて私は「ユーモア」をスマホにダウンロードして「アイラブユー」をリピート再生に設定しておいた。

駅前のパン屋と 踏切の閉まる音
ああ 君に会いたくなる
どんな言葉が 願いが 景色が
君を笑顔に幸せにするだろう
地図なんかないけど 歩いて 探して
君に渡せたらいい
道のりと時間を 花束に変えて
君に渡せたらいい

作詞:清水依与吏

う〜ん、難しい表現ではなくシンプルに削ぎ落とされてて、いい曲。こういう歌詞を読んだだけで、場面や情景が言葉の端々から匂い立つかのような詩。backnumberの詩が好きな理由の一つです。

大体旅行に出る時は、自分の好きなアーティストの曲の中から今の気持ちを代弁してくれるような曲を一つ選んで、それをずっとリピートしている癖がある。いわゆる「旅のテーマソング」を決めるのだ。それが1日だけの小旅行だったとしても、欠かしたことはない。一つ一つの旅は貴重な発見の機会であり、大事に記憶に残しておきたいから。

今回はそれが図らずも「アイラブユー」になった。

本来だったら愛する人へ向けた優しい問いかけと決意の歌ではあるんだけれども、「どんな言葉が 願いが 景色が 君を笑顔に幸せにするだろう」のところがちょっと刺さったというか。いつもと違うモノを求めてリュックサック一個で歩いていく私を、そっと送り出してくれる始まりの歌という感じがして。

きっと「アイラブユー」を見聞きするたび、グラバー園裏の高台から見た幻想的な山と街並みとか、思案橋界隈の雨で滲んだネオンサインとか、焼き付けた景色の数々を頭の中のフォトクラウドで自動再生してくれるでしょう。

ただ何もなしに旅して目に焼き付けるより、音と視界と感受性を使って旅する。その方が、旅は思い出しやすくなるといつも思ってます。



おしまい。



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