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イギリスの街中で「Don't look back in anger」をかけたらみんな一緒に歌ってくれるのか検証したい

#行った国行ってみたい国

以前、我が敬愛のMr.Childrenが「SOUNDTRACKS」というアルバムをロンドンのRAKスタジオというレコーディングスタジオで収録し、その時の模様が収められた写真が展覧会形式で披露されていた。その時に見たロンドンの光景が、あるいは空気感がたまらなく好きで。

いつかこの人たちと同じ場所を巡り歩いてみたいと思いながら「地球の歩き方ロンドン版」などを手に取ってコロナ禍で妄想旅行なんかをしたこともあった。そんなこともあって、今私が行きたい国ランキングのトップはイギリスだ。

本場のイギリスでUKロックを聴きながら街を闊歩してみたりしたい。なんてガイドブックを見るたびに思ってしまう。


で。イギリスで音楽といえば
絶対に外せないアーティストが多数いる。
その中のひと組が、Oasisだ。

海外の音楽は滅多に聞かないがOasisは今最も熱心に勉強をしている。これといって特別聴き始めたきっかけがあるわけではなく、昔から「Don't look back in anger」ぐらいは知っている程度の、イギリスのすげーバンドなんだなというレベルの、それぐらいの浅い認識しかなかった。

それが変わったのが大学生の頃。映画館で「オアシス ネブワース1996」というライブ・ドキュメント映画を期間限定で公開していたのだが、その時は忙しくてみすみすと行く機会を逃してしまった。後から予告編の動画をYouTubeで見て「やはりこれは是が非でも行くべきだった」と後悔した。

ギリギリスマホも携帯電話もない時代。でも、ファンにとっては間違いなく大きな記憶の楔として脳内に打ち込まれている伝説のライブ。わずか2分足らずの予告編だが、そのことが完璧に証明されているなと私は感じた。野外で25万人がたった2人の天才の一挙手一投足に集中して熱狂している。この様が、UKロックの信じられないほどに高い熱量を私に教えてくれた。

以来、メジャーどころから聴き始め、アルバム曲のようなマイナーファンが知るような曲にもちょこちょこ進出し出している。まだまだにわかファンの域を脱してはいないのだが。

「Wonderwall」という曲がある。
私がOasisの中でも特に好きな曲だ。

Because maybe
たぶんきっと
You're gonna be the one that saves me
お前こそが俺を救ってくれる人なんだ
And after all, you're me wonderwall
つまりお前は俺の心の支えなんだよ

https://aanii.net/wonderwall-oasis/

ふと、どこか自分のこととも重なるところがあったような気がする歌詞。コロナウイルスが流行り出して陰鬱さがずっしりと覆ってた時代に、どこか心の拠り所を探していた自分が辿り着いたのが、大好きなアーティストの新しい曲だったし、それに感動して力をもらったのもよく覚えている。

どんな場所でも、どんな国でもそのことは不変だし、自分の愛する音楽さえあれば、その場所は素晴らしい景色に思える気がする。

そのことを一番痛切に実感したくて、私はあえて日本を飛び出してみたいと思っているんじゃないだろうか。多分。思いつきでしかないけど。

そういえばいつだったか【イギリスの国歌はOasisの「Don't look back in anger」だ】という書き込みをYouTubeで見たことがある。以前、マンチェスターのスタジアムでテロ事件があった際も、犠牲となった人々の鎮魂歌としてこの曲が自然発生的にイギリス各地で合唱がなされ、その様子が全世界に配信されたという出来事があった。

イギリス国民があらゆる場面でOasisを合唱している動画をいくつも見た。見るたびに鳥肌が立ってゾワゾワして、結束の強さに感動して、泣いた。そして、それだけの熱量を持って国民に愛され唱和されるアーティストが他にどれだけいるだろうか、とちょっとした羨ましさを感じた。

だからいつかイギリスの街中で「Don't look back in anger」を爆音でかけたらみんな一緒に歌ってくれるのか検証したい。

・・・誰か一緒に付き合って
ロンドンまで行ってくれないかな。
一人はちょいと心細いし。



おしまい。



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