記事一覧
文学フリマ京都お疲れ様でした!
去年の大阪を経て、文学フリマ2度目の出店でした。
時雨文庫へ足を運んでくださった皆様、ご購入いただいた皆様、
本当にありがとうございました。
今回は新刊がなく、既刊と新しいフリーペーパーのみの出店だったので、
新刊も出したかったな……という思いはありつつ、
フリーペーパーだけでも新しい話を書けてよかったです。
今年の大阪では新刊を出したい!
頑張るぞ!!
感想とか
なんとなく、大阪の時よ
【2023年】ベスト映画
こんにちは。橘水海です。
早くも、今年一週間を過ぎてしまいましたが、
一度2023年のことを振り返ってみます。
というのも、連続投稿チャレンジのお題で2024年のものを書くのが難しくなったので……。
本日中に2本、記事を書こうと思います。
今回は「2023年のベスト映画」!
ずばり、ゲゲゲの謎です!
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎もともと噂で聞いていて気になっていたのですが、観たのは12月末でし
2024年やりたいこと
こんにちは。
先日は「かなえたい夢」について書きましたが、今回は「今年やりたい10のこと」について書きたいと思います。
夢や目標ではなくやりたいことなので、ここでは重く考えず書いてみます。
⒈短編小説応募
かなえたい夢でも書きましたが、短編小説の賞に応募してみたいと思います。
調べてみたところ、短編小説の公募は非常に少ないようだったので、かなり限られそうですが……。
とりあえず集英社オ
【小説】色褪せた白 最終話
商店街のバーの前でぴたりと足を止める。稔は少し躊躇しているようだった。それもそうだろう。中に入ってしまえば相手の好きなように弄ばれることになる。さっき怖くなって逃げてきたところに自分から行かなければならないのだから、稔の恐怖は計り知れない。稔に同情しながらも、私は稔に何も言ってやれなかった。
「あれ? こんなところで何してんの?」
場違いなほど能天気な声が聞こえ、見ると左から晴くんが歩いてきて
【小説】色褪せた白 第四話
昼休み、いつものように海原くんと食事をしていると、今日は彼の方から稔のことを切り出してきた。昨日は稔くんと何もありませんでした? と、社食のカレーライスを口に運びながら言う。私は少し言い出しづらかったものの、昨日の出来事を彼に話した。
「え。稔くん泣いちゃったんすか?」
口に持って行こうとしていたカレーをいったん止め、彼は目を見開いた。彼のスプーンからぽたぽたとこぼれ落ちるルーを眺めていると、