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【2023年】ベスト映画

こんにちは。橘水海です。

早くも、今年一週間を過ぎてしまいましたが、
一度2023年のことを振り返ってみます。

というのも、連続投稿チャレンジのお題で2024年のものを書くのが難しくなったので……。

本日中に2本、記事を書こうと思います。

今回は「2023年のベスト映画」!
ずばり、ゲゲゲの謎です!


鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

もともと噂で聞いていて気になっていたのですが、観たのは12月末でした。
すごく評判がよかったので期待もしつつ、どうなのかなぁと思いつつ。

感想として、ここまで刺さると思っていませんでした。

始めにお伝えしておきたいのですが、私は鬼太郎のアニメを見ていません。
平成生まれなので、昭和の時代のこともよくわかっていません。
本当に、私の趣味、好みの目線だけで感想を書きます。
また、ネタバレ的なところには触れないようにしようと思います。

では、簡単にあらすじを紹介します。

昭和31年――日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。
血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。
そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。

鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものは――。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公式サイト

昭和三十一年なので、両親すら生まれていない時代。
東京タワーが完成していない時のお話でした。

蒸気機関車が走り、車内で喫煙する人や咳をする子供の描写がある。
ああ、昭和ってこんな感じだよなぁと、その時代を知らない人でもわかるように描かれている。それがまず、良かった点です。

もうすぐ東京タワーができるというセリフから、まだ東京タワーが建っていないことがわかる。
時代の描写がわかりやすく、まるでその時代に入り込んだかのような没入感を味わえました。小説を書く者として、とても参考にしたい。

作画も背景もすごく綺麗で、アクションシーンもよく動く。
そのため、ストーリーをしっかりと見ることができました。

PG12ということもあり、グロいシーンもありました。
死に方が惨いのはもちろん、一族が起こしていた事件もエグかった。
それまでの期間のことを思うと、吐き気がするほど。
逆にそれが、この映画の雰囲気に深みを出していたような気もします。

そしてなんと言っても、私は水木が好きだった。
戦争の経験からトラウマ持ちであること。
戦争の理不尽さを経て、踏み潰されないようのし上がってやるという強い執念。
軽い嘘を吐いたり騙したりすることもあること。

耳が欠けていたり、目や胸に傷痕があることもポイントが高い。

あとはいろんな液体を身体から出してくれるところ……ですが、
気持ち悪くなりそうなのでこの辺で留めておきます。

2023年の最後に良い映画を観たなぁ、と思いました。
そんなにたくさん映画を観ないので、きっともっと素晴らしい映画はあるのかもしれません。

それでも、ゲゲゲの謎はわたしにとって忘れられない映画のひとつになりました。


#今年のベスト映画


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