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中国では現場保存はせず証拠は消すのが日常的で普通の方針らしい

2011年7月に中国で起きた脱線事件は衝撃でした。
そう。
落雷による衝撃で動力が故障した車両に後続車両が追突して一部の車両が高架下から墜落して40名もの死者を出した悲しい事故です。

記事をぎゅっとまとめてみます。

2011年のちょうど日本の大震災の4ヶ月後くらいの時期に中国のこの辺↓で起きた事故ですね。

落雷により強制停止した車両に後ろの列車がぶつかり一部脱線という最悪の事故です。
それだけでも衝撃ですが、一番注目されたのは事故後の中国側の対応です。

高架下に落下した事故車両は、事故から5日目の時点ではすべて高架下に埋められていた(その後、解体)。当時の温家宝首相は事故の原因究明が必要だと訴えていたが、残りの車両も事故直後に中国鉄路の車両基地に搬送されていた。現場保全の原則は完全に無視され、事故から2日後には、なにごともなかったかのように通常運行も再開されたのだ。

つまり臭いものに蓋をするを大胆にもこの規模で実行してしまったんです。
遺族に600万円の保証金を出して2日後には運転再開で終了。

そして電車離れが起きるかと思いきや中国人の鉄道利用はこの事故後も普通に増え続けているそうです。
なんでも「事故があった?ふーん。でもそんなのめったに起きないだろう。自分は大丈夫だよ多分。」みたいな感じなのでしょうか。
安全よりも便利さを求める国民性は日本とは若干 異なる気がします。

まぁ気持ちは分からなくもないです。
飛行機なんかもごく稀に墜落事故が発生しています。(約0.01%)
日本人だって飛行機嫌いの人は墜落事故が起きたらまず助からないからという理由で乗らない人もいますが、大体の人はその便利さには抗えず普通に乗っていますよね。

…にしてもあまりにも機械的な対応です。
中国側は徹底して落雷対策とか何が悪かったのかを調べるよりも運転再開のスピードを優先したことに世界中で驚きの声が上がったそうです。

記事ではそれでもアフリカは中国との提携を普通に続けていて事故から3年後の2014年に鉄道契約も結んでいるとなっています。
まぁ2022年現在のアフリカは中国に対する色々な不満が高まり脱中国の流れになりつつあるみたいですが。
ちなみに日本は今、アフリカの支援に積極的です。
高い金利でお金を貸し付けて使い捨て感覚で労働力として使う中国と違い、日本は育ててお互いにwin-winにするのが得意ですからアフリカでも歓迎されているようです。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ですが国によって日本の安全性よりも水準が低くて壊れてもいいから安価で頼みたいという国は結構存在しています。
中国に鉄道建設を頼んだら開通前に高架橋が壊れたなんて話もあるくらいです。
現地に住む人は「壊れた。さすがメイドインチャイナ。またすぐ安く修理して普通に使うんだろうな。」と慣れっこのようです。

村みたいな状態だったのが町になったという感覚なのでしょう。
低レベルだろうが安全基準が先進国以下だろうが、ないよりかは全然マシという感じなのでしょう。

ですが繁栄を極めた中国の頃と違い今は中国が切羽詰まっている状態です。
これまで寛大な態度でいた中国もお金を貸していた国には大分高圧的に接しているだろうことは容易に想像できます。

その不満や奴隷のように労働を強制させられることに対して最近他の先進国に訴えているんですね。

今後、これまで中国と取り引きしてきた国々の中国への対応が変化していく可能性は非常に高いと言えるでしょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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