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【詩】

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心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
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#日記

「十字架」

「十字架」

朋輩との約束を破って
腕に十字架擬きを刻んだ
生きている事を実感する為に

私は生きてる
刻まれたそれが教えてくれた
私は生きてる
美味しい晩御飯が教えてくれた
私は生きてる
推し様の素敵な声が教えてくれた

スーツに漆黒のネクタイ
剃る気力も無かった無精髭
闇金屋みたいな物騒面
明日にはしっかり整えよう

揺籠みたいな三日月
灯火みたいな紙煙草
儚く吸われる白紫煙

今日はもう布団に潜ろう
主治

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「乾渇」

「乾渇」

潤いを与えられてもすぐ乾く

此の心何を求むか分からずや

儚くも散る流星になりたいな

始まりの時から終わりが始まった

スーツ脱ぐ気力すらなく横になる

あの川の橋に架かるは人柱?

有り得ない妄想ばかり広がった

透き通る星空の点いつのもの?

ひょっとしてもう枯れ果てた星かもね

乾く皮膚渇く心は何求む?

分からぬが故に心は苛まれ

我は今何を理由に息をする?

分かりたく無いから思考を

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「コトノハ」

「コトノハ」

昨日初めて会話を交わした

ある人が素敵なことをお話してくれた

「日本人にしか分かりえない、

言わずして言う

その表現がとても素敵です」

その言葉に感銘を受けた

私が今まで漠然と

霞を掴むような表現で

曖昧にしか伝えられなかったこの気持ち

好きなバンドが綴る歌詞

直球ではなく、変化球

婉曲な表現で人生を叫ぶ

そこに私は惹かれていたのだ

一期一会のあの酒場で初めて話した

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「趣味。」

「趣味。」

目覚めは五時半より少し前

毎朝恒例の温かい珈琲牛乳

少しだけ趣味その一で遊ぶ

ふと思いついて車を走らせ

趣味その二に耽る為に公園へ

一時間半程身体を動かす

現役時代からもうすぐ十年

やっぱり身体は

思ったように動かなかった

肩が悲鳴を上げ出して、

一服して家路を走った

帰宅して手を洗い

道具を綺麗にして

また趣味その一を楽しむ

まだ九時過ぎだというのに

良い休日だ全く

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二時間程で起きるつもりが、二十二時半近くまで眠ってしまいました。見栄えは良くないけれど、パスタを作りました。食材費¥120くらいですが、我ながら大成功。おなかいっぱいにして眠気を呼ぶ作戦は成功です。お薬も効いてきておねむです。おやすみなさい。

霜月の

夜を暖める

ナポリタン

低気圧の所為で頭痛が酷い為、仮眠します。色々読みたい記事が沢山あるのですが、睡魔も相俟って全然頭に入りませぬ。ほんと、気圧に弱くなったもんです。

秋茜

丸い座椅子で

ひとやすみ

「星座」

「星座」

夜空に煌々と輝く星達

それらは単体ではひとつの星である

でも

それらを上手く繋ぎ合わせると

それは大昔の人々が連想したものを象徴する

星座という存在になる

私の「スキ」を繋ぎ合わせると

私というひとつの星座となる

それは煙草であり、上等な酒であり

美味い飯であり、趣味であり

そして大切なひとたち

私を象る星座

火曜日の夜から気にかけて

今日の夕方まで共に過ごしてくれた友人

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「朝焼けと掛布団」

「朝焼けと掛布団」

水曜の午後から、不調の為欠勤した。

木曜の夜、多少落ち着きはしたものの

働くのに必要なエネルギーは

足りていなかった

今朝

六時より前に目が覚め

居間のカーテンを開くと

紅色の空が出迎えた

無理矢理起こした友人と

居間に戻ったその瞬間

二人の前に太陽が顔を出した

「俺、ちょいと職場行ってくる」

自然と出た言葉だった

「おぅ、頑張れよ。俺はもう一眠りする」

友のやわらかな

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「瞼を濡らし、頬を伝うもの」

「瞼を濡らし、頬を伝うもの」

目覚めは六時

最近、瞼から頬にかけて

雫が流れることが増えた

心当たりは

ある時とない時がある

例えば火曜日の夕方

あの日は間違いなく何故か分かる

例えば木曜日の朝

窓越しに朝陽を浴びながら

温かい珈琲を啜って煙草を吹かす

これは何故だか分からない

例えば水曜日の朝九時過ぎ

この時は心から溢れたように

嗚咽混じりに流れ続けた

これも何故だかよく分かる

自分の感情が行方

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「オリオン」

「オリオン」

或る者は砂時計

或る者は蝶ネクタイ

又或る者は、黒胡椒の様だと言う

肌寒く、空気透き通る

夜空に輝く星達の羅列

古の船乗りは

星を頼りに舵を取ったという

現代

LEDが輝く街並

街外れまで行くと

煌めく星座がよく見える

その星座は古より

我らを導く標となる

どうか、古の星達よ

私の行く末まで

導いておくれ。

「友」

「友」

夕暮れに映る富士を眺めた

憂鬱に染まりきって

自暴自棄になった私を

友は助けてくれた

「もう、死のうとするなよ」

-善処する-

そう返すことしかできない

それが今の私

助けを求め

それに手を差し伸べてくれた

親愛なる友よ

私から私の意思で

離れることは無いと誓おう

ありがとう。

今晩も、明日も、

上手く闘っていかねばならぬ。

借りた力は大切に使う

義理人情を重んじ

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「漆黒」

「漆黒」

黒い腕 闇から忍び 手を招く

乱れる呼吸

死は間近

思考を整理

己の失態

自覚有

無力な私

無用の瓦落多

何故生きねばならぬ

もう終わりたい

あと何度

この思いをすれば良い?

一生付き合って行けるのか

それが無理と感じたなら

ひとつXYZを飲めばいい

今日はもう

意識を闇に逃がそう

そうでもしないと

気が狂ってしまうから

「北風」

「北風」

北風の強い日だった

寝不足の私

強い北風は

寝不足の私の脳を

何とか活動状態にしてくれた

車窓から吹き込む強い北風は

寝不足の私の脳を

運転に集中させてくれた

強い北風が吹く中

学生時代によく行ったコンビニで煙草を買う

学生時代の私を知るおばさんが

「昔よく来てたわよね」と話しかけてくれた

私は勿論その人を覚えていた

髪色が変わっても、眼鏡を付けていなくても

名札の苗字

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「兆夢」

「兆夢」

薬を忘れて、浅い浅い睡眠だった。

形容出来ない、心の中の哀愁。

眠り慣れない布団で、四度目の目覚めで朝を迎えた。

三度、夢を見た。

一度目は、苦手意識を持ってしまった先生からの話。

「貴方は教師なんかじゃない。」

二度目は、青い鳥の元で仲良くしてくれた人が現れた。

緑色の吹き出しのやり取りを見せてくれた。

-あいつ覚えてる?
--覚えてるよ!どうしたの?
-noteで生きてるよ!

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