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駐妻だった頃にぼんやり考えていたこと

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こちらは悩みというより「駐妻ってなんだろう」とか 「アメリカ生活」についてグダグダ考えていたことのメモです。 ぼっちで家事育児してると両手は塞がってるのに考え事するスキマ時間があ…
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#人間関係

駐妻前と後の変化

駐妻前と後の変化

駐妻になる前と本帰国後でいくつか考え方が変わったことがある。

そのうちの1つが「見た目」と「街中で絡んでくる人に対して」の考えである。

子供を持つと異様に外界とつながる乳幼児の育児を経験された方にはわかると思うが、幼い子供を連れていると、兎角赤の他人から道端で話しかけられる機会が異様に増える。

たいていは子供好きな優しい親切な人であることが多いが、中には日々育児に奮闘している若い親を傷つける

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(元)駐妻のぼやき②

(元)駐妻のぼやき②

駐在妻だった頃のぼやきや小話色々

色々な日本人妻駐妻さんの他、留学生妻、研究妻とも知り合う機会があったが、どの立場も何がどのくらい大変かは大体「それぞれの会社(所属先)に寄る」。
なので、駐在だの社費留学、自費留学というカテゴリはあまり頼りにならない。

※昔の記事なので加筆修正しています

昔の記事にも書いたが本当に所属先からの待遇は様々である。

例えば日本とアメリカ間の引越時だけでも
・引

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駐在員観察日記

駐在員観察日記

駐在員だった頃の夫の発言集。
帯同している配偶者側も色々あったが、駐在員本人も何かこじらせていたのかもしれない。

「今の俺は帰国しても馴染めないかもしれない…」「だって、日本だと皆同じ髪色と肌色なんだよ。怖くない?」

いかにも在米日本人っぽい発言だが、これを言ったのが職場にも近所にも日本人がたくさんいる日本人村に住んでいた頃なので違和感を覚えた。

平日どころか休日も日本人会で会ってるじゃん。

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トピック『駐在妻』あるある

トピック『駐在妻』あるある

『駐在妻』『駐妻』がテーマのブログやSNS、ネットの記事で反響が大きいものによくあること。

①駐妻による「マウンティング」がテーマたいていこれ。誰かが投稿し、ひとしきり燃えて静まった後も別の誰かが投げる可燃性の話題。

駐妻VS駐妻もあれば、駐妻が一方的に他の立場の日本人に仕掛ける話もある。(相手は現地採用、留学生、国際結婚日本人妻など)
報告スタイルは、被マウンティング実体験、やり込めた武勇伝

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いにしえの駐妻VS現代の駐妻

いにしえの駐妻VS現代の駐妻

駐妻になりたての頃、今思い返しても微妙な絡み方をされたことがある。

きっかけ渡米直後、日本にいる知人に近況報告をした。
すると「そういえば友達に海外生活をしてた人がいるんだ。良かったら色々教えてもらえるように手配しようか?「『駐妻になったことはないけれど駐在員の彼氏のところへ数ヶ月押掛け女房をしていた』人(意訳)に駐妻生活について聞いたらどう?」と提案された。

駐妻ではなく「駐在員彼氏に押しか

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駐妻サイト・SNSの身バレ

駐妻サイト・SNSの身バレ

私はこうしたサイトやSNSを利用して駐妻だった頃の悩みや愚痴を吐き出している。顔の見えない相手に共感・同情してもらえるのは嬉しいが、顔見知りに知られるのは恥ずかしい。

つまり、身バレが嫌だ。

身元が割れないように工夫したり、先人や他の駐妻たちはどのような工夫をしているのか、各種サイトやブログを見て参考にしていた。
その過程で近所の知人を見つけてしまったこともあったが、どのような項目で身元が割れ

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どこでもいる駐妻になりたくない駐妻は どこにでもいる

※タイトルは昔、某セクシー女優さんが投稿してた呟きのオマージュです。

見下している人が苦手ハブリハブられ、ぼっち駐妻も経験してみて、最終的に一番苦手と感じたのは、

「常に『私は他の○○とは違う』と言っているタイプ」。
    ※○○には「駐妻」「日本人」などの肩書が入ります。

気持ちはわからなくない。
「駐妻」「駐在妻」と検索してネットに出てくるのは、21世紀にして昭和の人間関係を作っていた

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夫婦間の愚痴を見て思うことを見て思うこと

SNSで配偶者の愚痴を呟いたものがバズっているのをよく見かける。

そして、そういうつぶやきを引用して
「愛していたはずの人にそんなことを考えるなんて悲しい人ですね」
だとか
「愛を誓ったはずなのにこのような関係性になってしまうのは地獄」
みたいなことを言ってバズる人もよく見かける。

さらに、そうした引用コメントのコメント欄を
「私は違うけど〜」で始まる異口同音の共感ツイートが埋め尽くす。

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先輩駐妻さんに「老け顔」と言われたのを根に持っている話

ネチネチ系元駐妻の本領発揮シリーズ第1弾

先輩駐妻さんに「老け顔」と言われたのを未だに根に持っている、という話。

駐妻1年生、初めて人間関係が嫌になったこともう本当にしょうもない話なんですが、私が駐妻になって初めて
「ここの人間関係嫌だな…」と思ったのは、6歳年上の先輩駐妻さんに
「meiさんは年下に見えない!ずぅっと年上だと思ってた。」と言われたことです。

以下現在まで引きずるモヤモヤを述

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駐妻の内に潜むオーキド博士と駐妻の群れ考

駐妻の内に潜むオーキド博士と駐妻の群れ考

「ここに何人かの駐妻がおるじゃろ?

おお!その中の1人が
『ネットとかで駐妻社会怖いって思ってたけど〜来てみたらみんな優しい人で良かった〜!』
と鳴いておるな。

そいつがボスかボス候補じゃ」

って私の中の警報…じゃなかったオーキド博士が囁くことがありました。

そんな駐妻生活。

中高生のクラスカーストと似たようなもので、ヒエラルキーを作っている側の人はそもそもあるって意識も無いんだろうなと

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夫の会社の噂話と日本人妻色々

夫の会社の噂話と日本人妻色々

駐妻になってから意外と多いな、と思ったのが
「自分たちのところよりも人間関係や格差が激しいところを挙げて『怖いね~』と言う人」。
話している側の意図としてはただの噂話だったのかもしれないが、ひねくれた私が聞いていて抱いたのは
「そんな怖いところに比べたら自分たちはマシ」って思いたい心がちょっとあるんじゃないか?
という猜疑心。

うちの(夫の)会社の噂話を聞いてしまったアメリカ生活にもなじんて来た

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本当にあった帰国妻の怖い話

本当にあった帰国妻の怖い話

ある時、近所にとある国から本帰国してきた一家が越してきました。

そこの奥様は典型的な出羽海系(すぐ「〇〇(国名)では」「〇〇だったら~」と海外トークを持ち出してしまう人のこと)奥様でした。
近所の奥様達は、はじめは「海外帰りって素敵!」「すごいね~!」ともてはやしていましたが、帰国奥様のしつこい出羽海トークのために次第に距離を置くようになっていきました。

帰国奥様はいつも以前住んでいた国での話

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嫌い嫌いと言っていたら

嫌い嫌いと言っていたら

『「あれが嫌い」「これが嫌い」と言っていたら、だんだん周りから人が離れて行った』
という現象を駐妻なりたて前後に目の当たりにした話。

駐妻に限らず、本人や家族の事情でそれまで住んでいた場所から遠く離れると、今までの人間関係にも距離ができて冷静に見つめなおすことができると思う。

そう実感した話。

一つ目。
学生時代の友達だけでつながっているSNSがあった。
その中の一人がよく「あれが嫌い」「こ

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