【クラシック小話】マーラーはカセットテープを知らない 「交響曲第9番」

黒田恭一氏の「はじめてのクラシック」という本にこんなエピソードが紹介されています。昭和末期のお話であることを念頭に置いてご覧ください。

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ある日、FMラジオの番組でマーラーの第9が放送される予定になっていた。そこへある中学生からこんな電話が入ったという。

「今夜の演奏がうまくC90(片面45分)のテープに入らないからなんとかしてほしい」

なるほど、マーラーの第9は約90分なのでそ
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ありがとうございます!
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言葉をひとり歩きさせて弄ぶ 【小話・1495字】

ハンマー・アンド・ダンス。この言葉が忘れられない。

ハンマーが振り降ろされる~、ッチャッチャ♪
僕達の頭の上に。ッチャッチャ♪
ハンマーが振り降ろされる、チャッチャッ♪
世界中いたるところで。ジャン、ジャン。

ふふふん、ふーんなら
らららららららららう~♪
カラッポの言葉なら、
もう僕は聞き飽きたあ~。
えっと、何だっけな。ああ、そうだ。
タマネギ切りすぎてぇ~、泣いてばかりいたってぇ、
おい

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うれしいです \(^-^)/ ありがとうございます!
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【短編読切:文字の風景⑯】飛行機

まるで、生クリームを塗り固めたような風景。

窓の外には、眩しい青空の下に一面の雲が敷き詰められている。あと30分ほどで目的地の福岡に到着する予定なのでおそらく岡山上空あたりだが、様子を伺い知ることはできない。果てしない雲平線は、パティシエのナイフの跡のようにところどころ波たてながら、終わりなく続いている。

出発時、羽田空港は打ち付けるほどの雨が降っていた。無事飛べるのかと心配にすらなったが、雲

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♡♡ 倍返しだ!
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某アニメの解説の紹介とリアルへの跳躍

以前ドラえもんの南極に関する話を少し書いたように
(と言っても大した話じゃなくそんな映画があったという程度…ながら)
割とアニメから話題を持ってくることも少なくないのですが、
もう一つ、ちょっと前にルパンの話を書いたような気がするので
それを解説しようと考えていたのですが、あ・・・と思うシーンが
こちらにもあったので、またはるかに深く考察されていたので
それを紹介しつつ気になったポイントだけ少し紹

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苦しゅうない。…失礼、言ってみただけです。
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【小話】猟奇的なグロ描写に思うこと

こんにちは。今日はなんか「アニメに出てくるやべーやつら」みたいな動画を見てて思ったことをほろほろと書こうと思います。主観の話でしかないので適当に見ていってください。

今日は偶然にも「BLOOD C」というアニメに出てくる「量産型」というキャラに出会うことができました。まぁやることえげつないですね…。動画を見ただけなのですが、僕は過去一番のレベルで生理的嫌悪感を覚えてしまいました。もちろんそれをし

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思考に影響したかもしれない誕生月

誕生月、誕生日を全く意識しない人生というのは現代では
かなり難しいと思いますが、これが人生の前半期に影響しうる
社会的事実と、自分の思考とあるものを結び付けやすかった理由…
かもしれない話です。

まず真面目な方、
これは小中学生(の親?)は
確実に気に留めておかなければならない話で、
年単位での早生まれ、学年単位の遅生まれの問題。

1~3月生まれの学年上の不利、についてです。
ちょっとだけ馬の

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「現代アート」ってなに?難しくない?

意気込んで書こうとしてもなかなか形にならない事がここ数日で分かったので、ちょっとテーマの難易度レベルを下げてみようと思います。

先日放送されたテレビ番組『世界一受けたい授業』の中で、お笑い芸人のくっきー!さんが「現代アート」について授業されていました。

いつものように観ていたのですが、ふと思った事が一つ。

「そういえば『現代アート』って言葉はよく聞くけど結局なんなんだっけ?最近の新しい芸術家

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阿弥たちの罔

考えることをやめた僕は飛び降りた。
僕は落ちた。
落ちたのは、溺れない小さな海、そのなかに落ちて助かる涙のなかだった。

僕は涙のうちに懐かれた。
だれの涙かわからない。
その小さな海に享けられて死に、とりまかれ、死を生きた。

そしてなおも落ちてゆく。
涙はどこまでも降りてゆく。

ゆくてにみえたのは、光り凪ぐ水面のような、なめらかで透明な、揺らぎきらめく罔だった。

無数のまなざし、声、言葉、

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ありがとうございます
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僕のお話

僕は、彼奴を殺したんだ。

彼奴は、他の動物たちを傷つけて、いくつの命を奪ったんだろう。

それなのに、彼奴は調子にのっていて、

あの人はそれを見て、僕に殺させた。

この誰にも敵わない毒針で。

僕はそのまま星になって、空に浮かんでいる。

彼奴も空にいるけど、僕とは当然顔を見合わせない...

よくわからない複雑なことをここに記していく。

1人でも生きていけると思っている女がイラついた話①

(こちらは②に続きます。出会いの話)

今日は、私が最近イラついてしまったお話です。
私はですね、タイトルにある通り、「別に1人でも生きていける」と本気で思っている人間です。それは、農家さんがいない世界とか、お医者さんのいない世界とかそういう事ではないです。

パートナーというやつです。

彼氏、結婚、、、興味がないわけではないけど、別になくても生きていけると考えているわけです。
実際、現在20歳

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