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『止まるなよ』

【BLUE GIANT】

■日本/2023年
■監督∶立川譲
■脚本∶NUMBER 8
■出演∶山田裕貴、間宮祥太朗ほか

ホントに最近はアニメがアツいですよね(*´∀`*)
ここ数年で鑑賞した激アツアニメ映画といえばSLAM DUNKだったのですが、こちらの作品もアツい!!!ジャズに青春を捧げる10代の青年たちの物語です。

物語は、主人公『宮本大』が世界一のジャズプレイヤーを目指すため、仙台を旅立ち上京するところから始まります。大は、東京で大学生活を送る旧友の玉田のアパートに転がり込み、東京で夢を追いかける生活をスタートさせます。ある日、大はライブハウスで一人の青年ピアニストの演奏に聞き惚れます。彼の名は沢辺雪祈といい、大と同い年でした。大は雪祈に一緒にジャズをやろうと誘います。はじめは気乗りしなかった雪祈ですが、大の前のめりな熱いサックスの演奏に惹かれていきます。

ジャズに興味のなかった玉田もドラムとしてメンバーに加わり、3人で「JASS」というバンドを組むことになりました。 

ジャズが好きだという想いは同じでも、音楽への向き合い方がそれぞれ異なります。それでも3人は、周りや音楽の先輩方からの厳しい洗礼を受けながらも、ジャズの聖地、So Blue Tokyoのステージに10代で立つ、という目標に大手をかけました。しかし、本番直前に予期せぬことが起こってしまうのでした。。。

大はとにかくジャズが大好きでしたね(*^^*)大がステージではなく、川辺でひたすらサックスを演奏しているシーンを見ると、好きなこと、夢中になれることを見つけた人は、それだけでも幸せなんだろうなぁと感じました。

そして大は、世界一の演奏家になるべくひたすら邁進しています。タイトルの『止まるなよ』はJASSの最後の演奏前に、雪祈が夢に向かって突き進む大にかけた言葉です。一言でシンプルですが心に響きました。


音楽経験の全く無い私ですが、大たちのような芸術の世界で生きている人は、なんとなくですが個性が大事だということは多少想像できます。しかし、1番技術力があったであろう雪祈が、業界の人から「何一つ面白くない演奏」と言われ、滅多斬りにされるシーンには震えました。挑戦し続ける限り、いつか自分も似たようなことを言われる日が来るだろう、と想像すると恐ろしい(:_;)雪祈は悔しながらもきちんと向き合っていて強いな、と思いましたね。。。
また、芸術の世界で生きていなくても、「自分らしさ」はどんな人の人生にも大切なんだろうなぁとこの作品に教えてもらえた気がしました。

ラストはなんとも言えませんが感動しました。どんなに準備をしていても、人生には全然違う方向から思いがけない出来事が降ってくるものなのですね。

エンドロールのあと、大と雪祈が電話で話すシーンがあります。ラストに、雪祈が泣きながらも、ピアノをやめずに弾いているシーンを見て、なんとなく私も気持ちが救われました。1番心に刺さったシーンでした。


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〈一言メモ〉

鑑賞後、雪祈視点で書かれている小説、『ピアノマン』をポチりました。早く届かないかなぁ(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

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