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MONKEY CLIMBのおすそ分け

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『MONKEY CLIMB』のおすそ分けです。 http://monkey-climb.com MONKEY CLIMB | モンキークライム サルが木に登ると、お尻が見える… もっと読む
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2017年1月の記事一覧

機械になってたまるか、人間

機械になってたまるか、人間

先日、高校バスケ部先輩の婚約祝いに、
同期でプレゼントを選んでいました。
「これにしよう」と、かわいいイラストの入った
ペアグラスを選び店員さんのいるレジへ持っていくと、
「ラッピングしますか?」「どの袋にしますか?」
質問をしてくれる店員さんと、
まったく目が合わないのです。
シャイとか、教育がなってないとか、
そういうのではなくて、
その日の仕事に疲れきっているような感じでした。

それでも、

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半分信じて、半分信じない。

半分信じて、半分信じない。

有名なお話ですが、
昔は地球の周りを太陽が回っていると考えてました。
でも実際は、太陽の周りを地球が動いていたのです。
地球に住んでいると、太陽が西から昇り、東へ沈むのを
毎日見ているわけですから、まさか自分のいる地球が
動いているとは思わないでしょう。
これを発見した人は、すごいなあと思うのです。

世の中には、昔はこういわれていたけど、
今になっては、こうだということが
きっとたくさんあります

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カメラには映らない表情を撮る

カメラには映らない表情を撮る

犬のカヤをカメラで撮影してみるが、
なかなかいい表情の写真が撮れない。
基本、カメラのレンズを見なかったり、
カメラを向けられるのが、うれしくないのです。
犬は人間とも目を合わせることが
苦手といいますが、レンズも同じなのでしょう。

でも、カメラを向けないで、
犬を眺めていると実にいい表情をしているのです。
たとえば、顔面をペロペロと舐めてくるときは、大迫力。
目を閉じずに、カヤを見てみると、

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名前を呼ぶのは、無料のギフト

名前を呼ぶのは、無料のギフト

会社のお昼休みに、近くの大学食堂にお邪魔して、
帰る間際に見かけた大学生の話です。

大学食堂には、宅配で有名な生協さんが入っていて、
自分の好きな食べ物をおぼんに載せて、
最後におばちゃんのいるレジまで
持って行って会計を行うという形をとっている。

昼食を食べおえた後、食堂を出ようとすると、
明るい男子学生が、
レジで働くおばちゃんに話しかけていたのです。
どんな文脈があったのかは、わかりませ

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汚い手と、やさしい目のおじさん

汚い手と、やさしい目のおじさん

去年のおわりに、自転車屋のおじさんが亡くなった。
家の近くにあった自転車屋のおじさんには、
小さな頃から、お世話になっていて、
パンクになると、いつもおじさんに
修理してもらっていたのを思い出す。

こどもの頃に見たおじさんの手は、
大きくて、ゴツゴツしていて、黒く汚れていた。
パンクで自転車をもっていくと、
水の入った容器にチューブを入れて、
クルクルと回転させながら、
どの場所に穴があいている

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なくなることが目標

なくなることが目標

“I can’t believe I still have to
protest this fucking shit.”
というメッセージの強さが、忘れられない。

この言葉は、『Women’s March』で、
おばあちゃんがサインボードに書いたもの。
日本語にすると、おそらくこんな表現だ。
「まだ、こんなこと(女性の権利)を
訴えなくちゃいけないなんて、クソだ」

この言葉は、若いひとではなく

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人間って、バカよねぇ

人間って、バカよねぇ

まだ、人間は、そんなことを言ってるの?
オトコだの、オンナだの。
いつになったら、人間は、同じ人間同士
だってことに気づくのかしらねぇ。
私たちの人間への態度を見習いなさいよ。

えっ、私が、だれかって?
犬ですけど、なにか。

一昨日、女性の権利向上のためのデモ行進、
『Women’s March』が開催されました。
人間が犬から学べることは
たくさんあるのですが、
その1つは、犬にとっては、

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機械音より、人間音が好き

機械音より、人間音が好き

どうやら、ぼくは、機械でつくられた音よりも、
人間の体を使って、つくる音が好きだ。
拍手の音や、足踏みの音、指をならす音が。
この発言に対して、
「一緒ですね」と、にこりとする人もいれば、
「機械でつくられた音もいいんだよ」と微笑む人もいれば、
「機械の音のはほうが、おもしろいぞ」と、
教えてくれる人もいることでしょう。

「ゴッホより、普通に、ラッセンが好きー」と、
お笑いの永野さんが歌っている

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アイドルとファンお互いで場をつくる

アイドルとファンお互いで場をつくる

アイドルユニット、でんぱ組.incのライブを
観ていて思ったことをもう1つ。
ファンが、場をつくっているということ。
そんなこと当たり前ではないか、と思うかもしれませんが、
ぼくにとっては、はじめての気づきでした。

ライブの最初で感動したのは、
ファンの方々がアイドルに向かって掲げるペンライトが
会場全体に照らされているのを観たときでした。

好きなメンバーの色に合わせて、ライトの色を変え、

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しっかりの中に在るもの

しっかりの中に在るもの

なるべく使わないようにしているコトバがある。
「しっかり」というコトバだ。
いろんな舞台で活躍している「しっかり」。
最近、成績を残せていない後輩には、
「しっかりしなさい!」と唾にまみれて現れ、
今年の目標は「○○をしっかりやることです」
なんて真面目な顔とともに登場する。

なんて、キミは、使いやすいんだ。
困っても、キミがいればどうにかなる。
頼りにしてるぞ「しっかり」
なんてことを言いたく

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観客全員と目が合うアイドル

観客全員と目が合うアイドル

ひょんなことから、
アイドルユニット、でんぱ組.incの
幕張メッセイベントホールで開催された
「幕神アリーナツアー 2017 電波良好 Wi-Fi完備!」
というライブを観に行きました。

正直、でんぱ組.incのことを全然知らなかったのですが、
最後の方には、細いからだで汗をかきながら
歌って踊る彼女たちを、こちらも汗をかきながら
応援しているじゃありませんか。

ファンの方の、熱の入った応援

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千両蜜柑とみかん大福

千両蜜柑とみかん大福

『千両蜜柑(せんりょうみかん)』という
古典落語の演目があります。
文化デジタルライブラリーによると、こんな噺です。

今と違いみかんは冬場だけのもので、
夏には出回っていなかった時代のことです。
大金持ちの商店の若旦那が、
真夏にみかんが食べたくなって寝込んでしまいました。
そそっかしい番頭は、
すぐに買ってきますと安請け合いをします。

大旦那は「ぬか喜びをした息子がみかんを
食べられないと知

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ひんにょうがもたらす星空

ひんにょうがもたらす星空

実は、ひんにょうなんです。
ええ、⻌のほうでなく、あのひんにょうです。
あのスパンが短くなるやつ、
そう、ガマンができないのです。
まさか、なるとは思っていませんでした。
歳をとるとなるもんなんですね。

あっ、うちの犬の話です。
もうすぐ13歳になりますが、
だんだんと、夜におしっこに
行きたくなる機会が増えています。

ぼくが寝ている時間でも、
ガマンできなくなって起こされます。
クンクンと、

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名前のキタイとジュバク

名前のキタイとジュバク

WEBサイトをつくるにあたり、色々な候補の中から、
『MONKEY CLIMB』という名前に辿り着きました。
名前を考えることは、難しくも、
おもしろい、未来に向けた工程ですね。

これから家族になる犬の名前を考えたり、
応援してもらえるバンドの名前を考えたり、
みんなに来てもらえるお店の名前を考えたり、
中でも、こどもの名前を考えることは、
お母さん、お父さんにとって、一大イベントで、
子どもに

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