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本を読んで考えたこと

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本との出会いで感じたこと、考察したことをまとめてみます。生活実感と結びつけた形で、カスタマイズした読書体験をシェアしたいです。
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#読書感想文

【読書note】

【読書note】

途中になっている本。

新しい仕事が始まってしまったので、なかなか完読できなさそう…

ひとまず記憶が新しいうちに、半ばの感想を。

育児スタイルを概ね4つに分類し、各国時代別にエビデンスベースで分析している本著。

「自ら選択している」と思い込んでいる子どもとの関わり方が、実は時代や文化背景や経済状態などの影響がかなりの大部分を占めるという考察に、目を開かされた。

転職前に、休職中含めたこれま

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おとなの発達を考える〜生涯幸福に生きるために①〜

おとなの発達を考える〜生涯幸福に生きるために①〜

はじめに

予想外に学びの多かった本が、こちら。

子どもの発達や成長について知りたくて、最近発達心理学などの本を読んでいた。

もちろん、娘のこれからを俯瞰してみるうえでも非常に参考になったのだが、何より「ひとりのおとなとしての私のこれから」を考えるうえで非常に有益な一冊だったように思う。

さらに、最近考え続けている幸福や成功、ワークライフバランス、ジェンダー、ライフステージ毎の発達課題の変化

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マジメとふまじめの間で~『残酷すぎる成功法則』読書記録・番外編~

マジメとふまじめの間で~『残酷すぎる成功法則』読書記録・番外編~

※単独で読めます

シリーズで綴ってきた読書感想文の、スピンオフとして。

(前回までの記事、ご興味あれば下記ご覧ください)

適応障害で休職中となってから、根本的に自分自身を見つめなおすためのひとつのステップとして、「成功」や「努力」、「能力」や「幸福」といったことに関して、知識や情報をアップデートして、思い込みを取り払おうと祖試行錯誤の日々が続いている。

個人的に現在のキーワードについてあれ

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ビッグ・フォー(幸福の4要素)について考える~『残酷すぎる成功法則』読書記録②~

ビッグ・フォー(幸福の4要素)について考える~『残酷すぎる成功法則』読書記録②~

前回の、続き。

前記事では、

自分にとっての成功を定義すること

が幸福への必須ステップであり、そのためには、

自分を知り、自分の特性と周囲の世界を最適な関係に調整する

ことの重要性に気づいた。そのうえで、本書にならい、私自信の特性を分析し、ふさわしい環境についても継続してリサーチを続けようと決めた。

忘れてはならない重要な調整(アラインメント)は、

自分が望むような人になっていくのを

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“成功”を定義し幸福になる~『残酷すぎる成功法則』読書記録①

“成功”を定義し幸福になる~『残酷すぎる成功法則』読書記録①

下記、読了。

適応障害で休職中ということもあり、時間が許す限り、ここで根本的に自分自身を問い直したいという想いがあった。「成功」という言葉に引っかかった、という理由もある。しかし、読み進めれば読み進める程、最近私がぐるぐると思考を巡らしていた興味や個人的な結論めいたものとリンクしてきて、どんどん引き込まれた。

本書では、「成功」がエビデンスベースで語られ、科学的に証明され理論化され、さらには私

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『0才から100歳まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』を読んで思うこと

『0才から100歳まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』を読んで思うこと

《現在、早朝の3時。東北の雪は深く、とても寒い。娘の寝言で、今日も私の一日が始まる…本当はもっと寝ていたいけれど》

自分の考えることに、新しい知見などそうそう生まれるものではなく。

既に先人が考え導き出してきた、暫定的な結論やモノ見方の寄せ集めが、「今の私の考え」を形造っている…

そんなことをまざまざと感じさせられた一冊。

落合陽一さんは、「次世代教育に欠かせない『自前思考』『複数の柱』」

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