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走ることについて語ること

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走ることを通して気づいたことetc.
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2度目のマラソン挑戦まで、これから

2度目のマラソン挑戦まで、これから

2度目のフルマラソン2時間50分へのチャレンジ。大会参加としてのマラソンは初めてという状況で迎えた勝田マラソン。

1km4分前後のペースで順調に推移しましたが、21km通過後に脚が攣り途中棄権という結果に終わりました。

僕はあくまで一介の市民ランナーなので自分のためでしかありませんが、今回は多くの友人にの応援に応えられなかったのは残念です。また、振り返るとマラソンに向けて足らなかった経験、知識

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走ることは1人じゃなかった

走ることは1人じゃなかった

マラソン5日前。1週間前に7000m(3'40"/km)+1000m(3'13")のポイント練習を行い、最後の10日間は走る距離を落として楽に過ごしている。走らなければ楽かというとそんなこともなく、一歩も走らない日は太って明日には走れなくなっているのではないかと強迫観念のような不安が押し寄せてくる。

また、体調を崩してはひとたまりもないので、ボディメンテを買い占めて毎日1本ずつ飲んでいる。おかげ

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2度目のマラソンに向けて考えること

2度目のマラソンに向けて考えること

9月から4ヶ月半に渡って、マラソン2時間50分切りに向けて走ってきた期間。1月に入りいよいよだと楽しみな気持ち、果たして結果を残せるだろうかと不安になる気持ち。両方が交錯している今日この頃です。

思えば、昨年2月に駒沢公園で2時間50分切りにチャレンジした際には27kmまで1km4分ペースで進んだものの両脚を攣ってボロボロでした。完走こそしたものの、残り15kmはレースとは言えない状況で歩き通し

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また、1年が巡っていく

また、1年が巡っていく

9ヶ月が経った。駒沢公園でフルマラソンチャレンジを行なって、人生初の42.195kmは3時間23分29秒という惨憺たる結果に終わった。

27kmまで1km4分を切るペース(マラソン2時間48分ペース)で走り続けたが、突如脚を攣って、そこからは歩いたり止まったりした。人生で初めて42.195kmを走る経験は、"ほろ"どころではない苦さを味わった。

2月、走り終えた自分の身体は悲鳴を上げていて、し

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自分であることを確認するように今日も走る

自分であることを確認するように今日も走る

夢のなかで、走ろうとしているのに身体が前に進まず焦ることがある。目を覚ますと夢であることに気づきながら、次に走ったら本当にさっぱり走れないのではないかと心配になることが時々ある。

そんな夢のようにというわけではないけれど、思うように走れなかった時代が幾つかある。高校の陸上部時代、貧血や怪我に悩まされた自分は半分くらいは思うように身体を動かせなかった。また、高校3年生から大学3年生までの4年半は陸

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42km先の未来が期待通りでなくとも

42km先の未来が期待通りでなくとも

期待した通りにはいかなかった。3時間23分29秒。

湘南国際マラソンが中止になって、行うことになった駒沢公園でのセルフ初マラソン。2時間50分を目標に走り、26kmまでは順調に3分55秒〜4分の間で刻み続けた。27kmで両太腿が攣った。

ハーフを超えて足にピキっと攣りそうな予兆が起きて不安はあったが、持ち堪えてくれと祈った。24kmを過ぎたところで脚が軽くなってきて、これは30km以降も行ける

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忘れられない“初マラソン”になりそうだ

忘れられない“初マラソン”になりそうだ

1月19日、水曜日。仕事を一旦切り上げ、友人と夜ご飯を食べに行く途中にその情報は目に入ってきた。

『湘南国際マラソン中止』

「3時間切り」を狙えるかもしれないと期待を抱き、この4ヶ月ターゲットにしてきたレース。開催されること自体が不確実な時勢。現実のものになると肩を落としたが、後悔はしていなかった。(約19,000円の大部分が吸い込まれたことへの恨めしさはあるが笑)

大森さんのサブ3チャレン

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走る自分の背中を押したもの

走る自分の背中を押したもの

12月19日。久しぶりにオトナのタイムトライアル(OTT)5000mを走り、16分49秒を出した。

実に2年半ぶりの16分台。1ヶ月前に17分18秒を出して壁を破れそうな勢いがあったとはいえ、最後の最後までどっちに転ぶか分からない状況。そんな不安が渦巻く自分の背中を押したのは、レース直前、陸上競技場に偶然流れたBGM。YOASOBI「群青」だった。

美大を目指す高校生たちの姿を描いた漫画「ブル

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点と点を繋げていく

点と点を繋げていく

12月。もう2021年の時間も残り少なくなってきた。

最近の話題といえばもっぱら走ること。「マラソンで3時間切りを目指す」と決めた7月から数えて6ヶ月目に突入した。123km、88km、208km、200km、163km。これが7月以降の月間走行距離の推移。

2020年のGW明けに体調を崩してから1年以上100kmを超えていなかった。習慣を取り戻すきっかけになったのが大森さんのサブ3チャレンジ

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人はなぜ走るのか【11月8日〜11月14日】

人はなぜ走るのか【11月8日〜11月14日】

11月8日(月)キロ3分50秒で3km走る。いろんな感情が溢れ出してきた朝。元から怒ることや哀しむことを表に出すのが苦手で、温厚な表情なのに内心は辛いということがよくある。だからこそ、自分にとって走ることがあってよかった。辛いときやもやもやした時に感情を発散させるきっかけになるから。

ノーアップで11分30秒。振り返ると、高校1年生の頃貧血が治ったタイミングではこのくらいのタイムがベスト記録だっ

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3ヶ月半後、自分はどう変わるのだろう【11月1日〜11月7日】

3ヶ月半後、自分はどう変わるのだろう【11月1日〜11月7日】

11月1日(月)休養
前日のランニングが8kmだったので少し走ろうと思ったが、体調が思わしくない。微熱で身体が怠くてランニングどころではなかった。季節の変わり目をひしひしと感じる日だった。

11月2日(火)休養
この日も微熱が続いて、ランニングはお休み。仕事をしながら午後になってようやく楽になってきて、この日は早めに寝ることに。こういう時に「健康が大事なんだな」と思い知らされる。

11月3日(

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次は自分だ、と思って走る

次は自分だ、と思って走る

10月も終わり。今日は気仙沼のNPO底上げ代表の矢部さんがウルトラマラソンを完走したのを見て感動した。山形へ行くことはできないけど、応援に行ってる人々からメッセンジャーグループで知らせてもらい状況を眺めていた。

レース後半は足が痙攣していたというが、それを押して完走したのは本当にすごい。矢部さんのウルトラマラソン初挑戦を見届け、大森さんのサブ3チャレンジを間近で追って。チャレンジしている人に魅せ

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走る文筆家

走る文筆家

ラントリップでの数多ある仕事の一つに、毎週配信してるメルマガ(Runtrip News)の一番最後にコラムを書くという仕事がある。インターン生時代の2019年4月からメルマガ担当になり、いつだったか覚えていないがこのコラム『今週のチームラントリップ』も時々書くようになった。頻度はその時々によって変わってきたが、今は上司の冨田さんと隔週交代で担当している。

2週間という時間はあっという間で毎回「何

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社会の矢印とかミュートとか走ることとか

社会の矢印とかミュートとか走ることとか

ちょっと前のこと。小説家の西加奈子さんがPodcastで「社会の矢印が太くて鋭くて、自分の矢印を出せなくなっている。そりゃ10代は生きるのしんどいわ。」とリスナーからのお悩みに答えていた。

西さんは「SNSが教えてくれすぎる。美しい話とか楽しみとか、良い話、怒るべきこと。それが教えてくれすぎると、向こうからの矢印をただただ受け止めるだけになると自分が何を好きなのかという矢印が入り込む隙間がなくな

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