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走る自分の背中を押したもの

12月19日。久しぶりにオトナのタイムトライアル(OTT)5000mを走り、16分49秒を出した。

実に2年半ぶりの16分台。1ヶ月前に17分18秒を出して壁を破れそうな勢いがあったとはいえ、最後の最後までどっちに転ぶか分からない状況。そんな不安が渦巻く自分の背中を押したのは、レース直前、陸上競技場に偶然流れたBGM。YOASOBI「群青」だった。

美大を目指す高校生たちの姿を描いた漫画「ブルーピリオド」を基に作られたこの曲。好きなことと向き合うことの怖さと乗り越えていく描写が歌詞に散りばめられている。その歌詞への共感は過去のnoteにも綴った。

さんざめく夜越え今日も
渋谷の街に朝が降る

YOASOBI|群青

2021年、幾度となく、朝に渋谷駅を降りてから神南にあるオフィスに着くまでこの曲を聴いた。その度に渋谷の街を歩く自分を「ブルーピリオド」の主人公である矢口八虎に姿を重ね合わせ、奮い立たせた。

好きなものを好きだということ、全てを懸けて取り組むこと。それで否定されてしまったら、結果がダメだったとしたら。その不安を超えて向き合うこと。

自信があるから走るのではない。たとえ、自信がなくても、怖くても、走ってみればいい。

自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光

YOASOBI|群青

キミの走りをすればいい。偶然流れたこのタイミングで、言われてる気がした。

BGMで流れていた「群青」が終わり、競技場は静寂に包まれた。きっと、大丈夫。背中を押されて、スタートラインに立った。

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