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点と点を繋げていく

12月。もう2021年の時間も残り少なくなってきた。

最近の話題といえばもっぱら走ること。「マラソンで3時間切りを目指す」と決めた7月から数えて6ヶ月目に突入した。123km、88km、208km、200km、163km。これが7月以降の月間走行距離の推移。

2020年のGW明けに体調を崩してから1年以上100kmを超えていなかった。習慣を取り戻すきっかけになったのが大森さんのサブ3チャレンジ(7月)と横須賀への引っ越し(9月)だった。近くに頑張る人がいることと走りやすい場所に環境を変えたのは大きかった。

鶴見に住んでいた5ヶ月半は、外へ出るのが億劫になるほど周りがごちゃごちゃしていて近所の鶴見川沿いも正直景観が良いとは言えなかった。鶴見のなかでも横浜寄りであれば普通だったのかもしれないけど、川崎寄りに住んだため“社会勉強”になった。宮城から引っ越した初日に宅配便の人に言われた「ここら辺にはいろんな人が居るからな」という言葉には震えた(今でこそネタで言えるけど、実際いろんな人を見た)。

助けを得て横須賀に引っ越した9月。走りやすい気候、ロケーションも後押しして2年ぶりに月間200km走ることができた。

それまで走りきれなかった20km走も走れるようになった。11月に箱根で激坂最速王決定戦の撮影をしてきたが、撮影スタッフとして一緒に走ることが決まった時(まだ夏だったと思う)自分が一番最初に遅れるだろうという予想だった。

「水を得た魚のよう」とはまさにこのこと(自画自賛)。

10月、マラソンレースペースの15km走、21km走を2週連続で走り切る。自分のなかで「いけるかもしれない」という淡い期待が確信へ変わったのが、この2週間だった。特に10月17日に行った21km走は風雨のなかペースを乱すことなく他のメンバーを引っ張ったことが大きかった。

その翌週5km17分58秒で走り、自分が思っている以上に走力が戻ってきていることを実感した。

11月は激坂最速王決定戦で27km走った翌日に30km走を行い4分11秒ペースで走り切った。さらに5km17分18秒を出して、12月は5000m16分台を狙っている。

8月頭に利賀で須河さんたちと合宿に行った頃は、こんなにスピードが戻ることは想像できなかった。走力が落ちすぎていて、1kmのインターバルもまともにこなせず来たのが場違いだったのではないかと不安になるほどだった。

本番の湘南国際マラソンまで3ヶ月を切ったいま。ここまで、チャレンジする過程で「点と点を線にしていく」感覚が少し掴めた。

2017年、高校生以来にランニングを再開してからトラックレースや10km以内の大会を走ってきた。2019年6月のOTT(オトナのタイムトライアル)5000mで16分40秒の自己ベストを出すまでの自分はストイックになりすぎて、一回ごとの消耗が激しくて「点」を作ることはできても、「線」にしていくことができなかった。

当時はそれしか方法がないと思っていたのだけど、例えば月間300km走らないと強くなれない、ジョグは4分20秒ペースで60分走る。ポイント練習は水曜に必ずやる、などなど。

もう少しメンタル的に強ければ超えられたかもしれないが、休学してフルタイムで働き始めた2019年、OTTを最後にバーンアウトした。それまでも2018年11月に1000m2分51秒、5km16分41秒を出した直後に足の怪我をしてしばらく走れなくなった。

レース用に購入したアシックスMETASPEED Sky

マラソンにチャレンジしてみて、案外ジョグが遅いペースでも走力は維持できるし、毎日60分ジョグをして月間300km走らなくても走れるものだなと感じた。月間200km、距離走がほとんどでポイント練習も毎週行っているわけではない。

「息切れせず」にトレーニングを積み上げることの方が大事なようだ。

おかげで今年は毎月、ひと月前に想像できなかった姿に辿り着くことができている。

ランニングを記しているこのnoteも同じで、点を残し続けて振り返ったら線になるよう、記録し続けていけたら良い。

2021年も残り少ない。5000m16分台を出して、年を越せるように。願いながら走る。

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